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開催終了8月28日(木)学習会「荒瀬ダムの歴史と功罪」

詳細

2008年08月27日 22:25 更新

二見@荒瀬ダム撤去を願う市民の会です。

7月20日の学習会のパワーアップ版です。

荒瀬ダムだけでなく、日本のダム問題を語るときの基礎的知識として必須の情報
です。ダムが出来てからのBefore-Afterが良くわかります。
超オススメです。


■荒瀬ダム撤去凍結についての学習会

主催:荒瀬ダム撤去を願う市民の会
日時:8月28日(木) 19:00〜
場所:八代ハーモニーホール大会議室A
内容:荒瀬ダムの歴史と功罪
講師:つる詳子


荒瀬ダムができる前とできた後を見つめることは、荒瀬ダムを撤去した場合の環
境復元と、川辺川ダムが出来たあとの環境悪化を推測するのに大変有効です。

熊本県企業局はダム存続、撤去を総合的視座で決定する必要があるにもかかわら
ず、自分たちの財布の都合という狭い視野での議論に終始しています。


8月1日の荒瀬ダム撤去の住民説明会で、私が質問したことへの県の回答が哀れ
でした。

二見の質問要旨:

「荒瀬ダムが出来てから、環境の悪化や漁業資源の減少など、流域では多くの環
境・経済資産を失った。荒瀬ダムを撤去することで、失われた環境資産や経済資
産が復活してくる可能性が高い。荒瀬ダムの存続・撤去は、これらの環境・経済
的価値を試算し、総合的に判断すべきではないか?。荒瀬ダムを存続させるとい
うのなら、熊本県はこれらの経済的効果を試算して総合的に判断すべき。」


熊本県企業局上野氏の回答:

「そのような試算は県としてはやらない。」


確かに正確な試算は難しいでしょう。
しかし、一番の問題は、総合的判断を行なうにあたって絶対に必要になる試算を
放棄し、単に撤去費用がいくらかになるかだけの単眼的視野でしか、その効果を
見ていない知事や県の企業局の視野の狭さにあります。

日本の政策が精彩を欠くのも、こういう狭い視野での対処療法が多いからです。
政治家、行政職員の方々、もう少し勉強して政策センスを磨いてください。いま
のままではダメですよ。

私のような一般市民にここまで言われて悔しいのなら、それを見返すような、市
民から喝采が起こるような政策や政治的判断をしてくださいよ。
頼みますよ、もうホントに。

あ、愚痴になっちゃいましたが、皆さん学習会でお会いしましょう。


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二見孝一@みどりのテーブル
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コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2008年08月29日 12:17

    二見です。

    昨日の学習会レポートです。

    つるさんの講演は、荒瀬ダムが建設されてからの53年間の下流域の変化が良くわ
    かるものでした。

    昔の河口の写真が紹介されましたが、丸い砂利や小石が敷き詰められていました
    。大量の土砂がダムでせき止められることで、干潟がやせ細って泥干潟化してき
    たことがわかります。

    荒瀬ダムの水を抜いた時のダム湖の川底の写真がありました。その写真には川底
    に頭を出した小さな岩が写っていました。地元の人に聞くと、その岩は昔は川面
    から5メートルほど頭を出していた大きな岩だったということです。つまり、ダ
    ム湖の底に数メートルの厚さで土砂が溜まっているということです。

    球磨川にダムが出来てから、下流の八代海(不知火海)では、1000haもの干潟が
    消失しました。ダムを撤去し、土砂を下流域へ供給することで干潟も少しづつ復
    元してくると思われます。

    昔の漁師さんの証言がすごくて、サラリーマンの10日分の給料を一日で稼いでい
    たとか、200万円をポケットに入れて豪遊したとか、干潟には砂利のようにアサリ
    がいたからスコップですくってたとか、アサリが採れ過ぎるので船が沈みそうに
    なっていたとか、とにかくダムができる前の海を知っている漁師さんは「魚や海
    老やカニ、貝が湧いて出てくるようにいた」とみんなおっしゃるようです。

    今は魚も採れなくなって生活も苦しくなり、漁師さんの数も3分の1に減りまし
    た。「昔それだけ儲けていたなら、なぜ貯金しておかなかったのですか?」とい
    う質問には「海に貯金していた。海に行けば魚がいるから、お金で貯金するなん
    か考えてもいなかった」というのは、なるほどなあとうなずいたことでした。

    荒瀬ダムが出来てからの経済的損失や干潟の価値は、数千億円にも上るという試
    算結果も紹介されました。

    熊本県知事は「ダム撤去を撤去する62億円の費用がもったいない。」という非常
    に視野の狭い政策判断をしています。しかし、ここでダムを撤去することで豊か
    な海が戻り、膨大な経済的効果を産み出すと共に、これからの食料危機に備えた
    地域の安全保障に大きく貢献するという視点を持って欲しいものです。

    潮谷前熊本県知事は、上記のようなことまで勘案して、荒瀬ダム撤去を決めたの
    ではないかと思いますし、流域住民も豊かな海が戻ることを期待してダム撤去を
    歓迎しました。

    東京大学の教授から熊本県知事になった蒲島さんは、就任早々唐突に「荒瀬ダム
    の撤去を凍結する」というトンチンカンな発言をして地元から呆れられています


    「川辺川ダムは作らない。荒瀬ダムは撤去する。」

    首長として、この決定をすることこそ、民意と経済的効果、安全保障(治水・食
    料)を考えて最善と思います。

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