生態系を破壊する外来種の駆除に市民も参加してもらおうと、神戸市須磨区若宮町１、須磨海浜水族園が28日から外来種のミシシッピアカミミガメを持参すると入園料が無料になる企画「アカミミガメ・パスポート」をスタートさせる。
持参者には、採取した日や場所、方法などを聞き取り、今後の研究に役立てる。
昨年、一昨年も実施しており、約１週間で各600匹ほどが持ち込まれた。
集められた亀は、同園の研究施設に収容している。
今年は産卵期前に合わせ、5月31日まで受け付ける。
ミシシッピアカミミガメは、頭側部が赤いのが特徴。
北米に生息するが、ペットとして「ミドリガメ」とも呼ばれる子ガメが大量に日本に輸入されている。
生命力が強く、川や池に捨てられた個体がニホンイシガメなどの淡水生物に与える悪影響が懸念されており、同園でも駆除と研究に力を入れている。

１匹持参するごとに、入園券が１枚もらえる。（当日のみ有効）
須磨海浜水族園
078-731-7301