開催終了『10 Years Letter 〜１０年後のあなたへ〜』
詳細
2013年10月15日 22:49 更新
１０年前。
ある新規参入の通信業者が会社創立を記念して、ある企画を立ち上げた。
それは、限定２０名の日本人を対象にした企画。
『１０年後のあなたへ、手紙を送ってみませんか？』
というものだった。
むろん、１０年も経てば、人はその人生を大きく様変わりさせていることがおおく、同じ場所に住んでいる可能性も低い。
通信業者はそれを踏まえたうえで、
『１０年間対象者の住所を把握し、確実に１０年後に対象者のもとに手紙を送る』
ことを約束したのである。
応募の仕方は非常に簡単。
手紙を同封した封書を、所定の送付先に郵送するだけだった。
この企画に応募をした日本人は、およそ１０万人。
その中から抽選で２０名が選ばれ、新聞各紙においてその氏名が公表されることとなった。
それから１０年後の今年。
選ばれた２０名のもとに、それぞれが出した手紙が届く。
海外に転居したもの。
結婚し家庭を持ったもの。
事故などによって他界したもの。
同じ所にいまだ住み続けているもの。
これは、それぞれにそれぞれの人生を送っていた２０名の日本人が、自らの手紙を通して体験した物語である。
※
上記のあらすじにある通り、今回はシチュエーション企画となります。
企画において指定させていただくのは、以下のとおりです。
�ー膺邑�は『１０年前に自分（もしくは近親者）が書いた手紙』を受け取ってください。
決して『１０年後の自分に手紙を送る話』は書かないようにご注意ください。
�⊆膺邑�は日本人でおねがいします。
生死は問いません。
��『手紙』の形式にこだらなくても良いです。
今回は『手紙』を募集しているわけではありませんので、手紙の内容に無理に言及する必要はありません。
手紙はあくまで物語における『小道具』として使っていただければよいです。
以上の指定をクリアしていただければ、後は公序良俗に反しない程度であれば、
長さやジャンルはお好きにしていただいてOKです。
もちろん小説だけではなく、脚本や漫画でも参戦OKとします。
なお、参加者は２０名に限定します。
書いてみよう、と思われた方は、こちらに参戦表明だけ先にしておいてください。
先着順で20名に達した時には、21番目以降の方は残念ながら参加不可となります。ご了承ください。
また、もし20名に満たさなかった場合は、参加者が複数の作品を公開することもOKといたします。
さらに、今回は、〆切後に公開作品をまとめてアンソロジースタイルで電子書籍化し、ブクログのパブーで公開させていただきます。
もし公開を希望されていない方は、今回の参加を見送っていただけますと幸いです。
またその際の作品の体裁についてはこちらで編集をいたしますので、その点も併せてご了承ください。
追記。
今回の締切日、１２月９日は、いわゆる『漱石忌』です。
夏目漱石の『手紙』（私が読んだのは『文鳥・夢十夜』だったかな？）をふと思い出しまして、丁度良いとばかりにこの日にしてみました（笑）
もっとも、これより早く２０作品に到達した場合はそれで終了といたしますので、よろしくお願い致します（ぺこり）
ある新規参入の通信業者が会社創立を記念して、ある企画を立ち上げた。
それは、限定２０名の日本人を対象にした企画。
『１０年後のあなたへ、手紙を送ってみませんか？』
というものだった。
むろん、１０年も経てば、人はその人生を大きく様変わりさせていることがおおく、同じ場所に住んでいる可能性も低い。
通信業者はそれを踏まえたうえで、
『１０年間対象者の住所を把握し、確実に１０年後に対象者のもとに手紙を送る』
ことを約束したのである。
応募の仕方は非常に簡単。
手紙を同封した封書を、所定の送付先に郵送するだけだった。
この企画に応募をした日本人は、およそ１０万人。
その中から抽選で２０名が選ばれ、新聞各紙においてその氏名が公表されることとなった。
それから１０年後の今年。
選ばれた２０名のもとに、それぞれが出した手紙が届く。
海外に転居したもの。
結婚し家庭を持ったもの。
事故などによって他界したもの。
同じ所にいまだ住み続けているもの。
これは、それぞれにそれぞれの人生を送っていた２０名の日本人が、自らの手紙を通して体験した物語である。
※
上記のあらすじにある通り、今回はシチュエーション企画となります。
企画において指定させていただくのは、以下のとおりです。
�ー膺邑�は『１０年前に自分（もしくは近親者）が書いた手紙』を受け取ってください。
決して『１０年後の自分に手紙を送る話』は書かないようにご注意ください。
�⊆膺邑�は日本人でおねがいします。
生死は問いません。
��『手紙』の形式にこだらなくても良いです。
今回は『手紙』を募集しているわけではありませんので、手紙の内容に無理に言及する必要はありません。
手紙はあくまで物語における『小道具』として使っていただければよいです。
以上の指定をクリアしていただければ、後は公序良俗に反しない程度であれば、
長さやジャンルはお好きにしていただいてOKです。
もちろん小説だけではなく、脚本や漫画でも参戦OKとします。
なお、参加者は２０名に限定します。
書いてみよう、と思われた方は、こちらに参戦表明だけ先にしておいてください。
先着順で20名に達した時には、21番目以降の方は残念ながら参加不可となります。ご了承ください。
また、もし20名に満たさなかった場合は、参加者が複数の作品を公開することもOKといたします。
さらに、今回は、〆切後に公開作品をまとめてアンソロジースタイルで電子書籍化し、ブクログのパブーで公開させていただきます。
もし公開を希望されていない方は、今回の参加を見送っていただけますと幸いです。
またその際の作品の体裁についてはこちらで編集をいたしますので、その点も併せてご了承ください。
追記。
今回の締切日、１２月９日は、いわゆる『漱石忌』です。
夏目漱石の『手紙』（私が読んだのは『文鳥・夢十夜』だったかな？）をふと思い出しまして、丁度良いとばかりにこの日にしてみました（笑）
もっとも、これより早く２０作品に到達した場合はそれで終了といたしますので、よろしくお願い致します（ぺこり）
コメント(177)
2013年12月09日 20:04
ええと。
とりあえず、12月9日になりましたので、
この企画への作品提出はこれで締め切らせてもらいますです。
参加者数7名、作品数11作品。
現在のところ、文庫サイズの電子書籍にして、250ページ位のものができそうな感じです。
この後の予定ですが、流民さんのあとがきを戴いたのち、ルビ振りなどを行ってから、
まずブクログのパブーで無料公開したのち、
pixivで19日からスタートする『Booth』というサービスでepub形式のものを無料公開しようと思ってます。
今回、初めて『ChinLP』という、青空文庫形式のテキストを自動的に電子書籍にしてくれるソフトを使用してますので、体裁とかちょっとアレなところが出てくるかもです。
いちおうスマホとパソコンからは見れるようにしておこうと思いますので、
公開した際には各人ご確認いただいて、変なところは指摘くださると助かります(^_^;)
まあ、ともあれ、まずは流民さん待ち、ってことで(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
2013年12月10日 22:05
後書：
特に後書と言う物でもないですが……最近はＳＦ脳になっていて、久しぶりにこういった文章を書きました。
元の人間といれ変わってしまった人に手紙を送り届ける。
ほかの方の作品では本人に手紙を渡す事に成功していますが、唯一この文章だけは手紙を本人に渡す事を失敗させてしまいました。
特にそれを意図して書いたわけではないですが、入れ替わった人間が１０年前からの『自分』の手紙に『自分』で無い事をばらされる、そんな物語を書いてみたくなりこんな感じの文章に仕上がりました。
お読み頂いた方、本当にありがとうございます。
遅くなりました。
こんな感じでいいですか？
長いですかね？
また何かあれば書き直します。
2013年12月11日 21:48
>>[170]
「博士の愛した数式」など、記憶障害を取り扱った作品は、すでにかなりあります。
私が新しいことを付け加える余地など、正直言って、ないだろうとは思います。
それでも自分流に書いてみました。
今、読み返すと、急いで書いたので、言葉の足りない部分がいっぱいですが、
もう、このまま完成ということにしたいと思います。
多くの方に、すでに見ていただきました。
「この先どうなるのか」をそれぞれ予想されての感想を多くいただきましたが、
作品としては、これで結末です。
読者にこの続きを想像してもらうのが目的ではありますが、
「隠されたラスト」はありません。
生きているうちに、手紙を届けられるのかどうか？
それは、すでに作品の外の世界です。
もちろん、ハッピーエンドがわたし的には好みなんですけどね。(^_^)
でも、それは、もう私自身が読者のひとりになっての話です。
ていねいな感想をいただき、ありがとうございました。<(_ _)>
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