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開催終了《5月の月ヶ瀬まなぶ学習会案内》

詳細

2017年04月26日 23:42 更新

奈良市斎場移転
と き 5月16日(火)19:00〜
場 所 月ヶ瀬公民館2階 研修室
参加費 100円 
報告者 小川正一さん(奈良市市議会議員)

“Not in my back yard” 必要なものであることはわかるが、うちの近くには来てほしくない。英語圏の“忌避施設”を上手く表している言葉だ。
そんな忌避施設のひとつに、今回のテーマである“斎場”がある。神道では死を嫌うためイメージが悪く、斎場付近は地価も下がる。また、直接自分が使わない公共施設は近くにあってほしくない。そんな理由で嫌われる施設なのかも知れない。
現在の斎場である“奈良市立東山霊苑火葬場”は白毫寺町にある。県道80号線沿い、白毫寺から南へ直線距離で200mほどの場所だ。
昨年の市内の死亡者数3492人に対し、斎場利用者は2554体。奈良市ウェブサイトには1週間程度の予約状況が掲載されており、8基の炉を備え、土日はフル稼働、平日は3〜5基利用されているようだ。
今回は、建設候補地の地元住民の意見を中心に問題点を探り、政治的判断がどのように下されるのか、現役市議会議員から報告を聞き、忌避施設とそれを必要とする私たちの生活や価値観についても考えてみたい。

コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2017年10月13日 22:26


    第53回学習会報告
    今回は、奈良市の斎苑移転について、現役市議会議員(当時)の小川正一さんから話を聴いた。
    現在の斎苑である「奈良市東山霊苑火葬場(以下、「東山霊苑」という)」は、白毫寺町にある。1916年(大正5年)に開設されたというから、なんと100年前の斎苑だ。もちろん、何度も改修を行ってはいる。しかし、施設自体が狭いことに加え、老朽化も著しく進んでいるそうだ。炉は8基を備えているが、旧式のもので火葬に3時間かかり(しかも、ベテラン職員の方がつきっきりでご遺体を管理しなければならず)、1基につき1日1体しか火葬できない。フル稼働しても、正月明けは7日間待ち、通常でも1〜2日待ちだという。また、遺体保管用冷蔵庫は2体分しかなく、予約できなければ自宅で保管することになる。こうしたなか、2016年の市内の死亡者数3,492人に対し、東山霊苑で火葬したのは2,554体。つまり、938人は費用が高くても他市の火葬場を利用せざるを得ない状況となっており、斎苑の新設は急務と言える。もうひとつ、斎苑の移転新設が急務となっている理由がある。それは、東山霊苑が建っている土地の地権者と奈良市との間で、「2021年3月末までに移転する」との覚書が交わされていることと、新斎苑建設に活用しようとしている合併特例債の期限が同じく2021年3月末までであることだ。
    では、「奈良市新斎苑基本計画」はどのようなものだろうか。新斎苑の計画地は、東山霊苑から東南へ約1.2km離れた横井町の山林に位置している。藤原前市長の時に候補地となり、仲川市長になってから一旦はドリームランド跡地が候補地となったものの地元の反対により撤回され、現在の計画地に戻ってきた経過がある。250m以内に民家がないこと、地権者が1人で、売ってもいいと言っていることなども、計画地とされる所以のようだ。この計画地について小川議員は、「最適地ではないと思う」と、きっぱり。そのうえで、「でも作れないことはない。だが、お金がかかる」と言う。それは、新斎苑に行くためには岩井川を渡る全長94mの橋を架けなければならないこと、斜面なので盛り土をしなければならず、湧水点もあり、地滑りや土石流の危険性もあることが理由だそうだ。
    参加者からは「他に候補地はないのか」「平地に建てる案はないのか」との質問や「奈良警察署跡地はどうか」という意見が出されたが、現在の候補地は市内の数十箇所を検討した結果であるとのこと。小川議員も、「最適地ではない」という思いから「他にないのか?」という疑問が拭えず、こんなに東寄りの場所に大規模のものを作るのではなく、東と西に小規模のものを1つずつ作るのはどうかと語られた。しかし、市民が早く作って欲しいと願うなら、現在の移転計画の賛成に回るしかないのかとも感じているそうだ。
    最後に、これも忌避施設のひとつと言われるゴミ焼却処理施設について話が及んだ。奈良市環境清美工場は炉が古く、大規模改修または建て替えが必要となっているが、移転先は未定だ。単純に現在の処理能力やゴミの量に照らして考えるのではなく、ゴミの量をどれだけ減らすかを踏まえて、その規模やどんなものを建てるのかの議論が必要だと言う。
    火葬場も清掃工場も、どうも人里離れた場所に建てられるイメージがあるが、技術の進歩により排出される煙や臭い等も改善され、大都市等では市街地に「普通に」存在しているそうだ。「“Not in my back yard”必要なものであることはわかるがうちの近くには来てほしくない」から脱却するための学習が、私たち市民にも求められているのかもしれない。 (佐野万里子)
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  • 2017年05月16日 (火)
  • 奈良県 奈良市尾山 月ヶ瀬公民館
  • 2017年05月16日 (火) 締切
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