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開催終了社会教育とは? -私の活動するフィールド-

詳細

2016年03月31日 11:42 更新


と き 4月27日(水)19:30〜
場 所 月ヶ瀬公民館2F 研修室
参加費 100円 
報告者 佐野万里子さん
((公財)奈良市生涯学習財団 事務局統括主任)

今年3月で終了したが、月ヶ瀬公民館主催の地域活性化プロジェクト「ちかよろ(名称は近者説遠者来に由来)」に、コーディネーターとして参加してくれていたのが今回話をしてくれる佐野さんである。
地域の良いところ悪いところを簡単な言葉で住民が出し合い、これを外部コーディネーターがまとめて目標や行動指針を作るという手法は良く使われる。支離滅裂とも感じる意見を素材に、自らの理想や立場を押し付けることなく、一本の軸にまとめたコミュニケーション能力の高さに驚いた2年前の感動は鮮明だ。
彼女は現在37歳。富士宮市に生まれ、雪の降る場所に住んでみたいと福島大学へ入り「社会教育」を学んだ。法律から見れば公民館を定める社会教育法というものがあり、青年団やPTA、婦人会なども社会教育と呼ばれるそうだ。
非常に大きく曖昧な括りのようで、まずは彼女の職場や仕事内容を中心にお話を伺い、社会教育とはどのようなものなのか学んでみたい。

コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2016年06月07日 20:43

    第 48回学習会 報告
    今回の報告者は、公益財団法人奈良市生涯学習財団事務局統括主任の、佐野万里子さん(通称:まりりん)。この財団は2001年の財団設立から、奈良市内の24の公民館を運営しており、2006年の指定管理者制度導入後も非公募で3期受託している。佐野さんは福島大学で社会教育を学び、「公民館のおばちゃんになりたい」と、全国でも稀有な財団運営の奈良市まで来た。公的な社会教育の実践地である公民館の就職先は少ないためだそうだ。
    奈良市には、大型館と呼ばれる3館と中学校区単位の地区公民館21館、そして自治会等で運営される「分館」と呼ばれる27館がある(参考までに、全国の公民館数は14,681館/全国の小学校21,721校/中学校10,751校)。月ヶ瀬に於いての公民館は、奈良市との合併前には各大字にある部屋貸しのための集会所であったが、奈良市と合併して月ヶ瀬地区に1館と定められ、旧文化センターが月ヶ瀬地区の公民館となった。
    先に財団運営が稀有と書いたが、法にも定められるとおり公民館設置者は自治体となる。奈良市は大川市長時代に行財政改革・人件費削減と公民館活性化を目的として財団を作り、委託した。専門職員の公募・採用を行う一方で、財団理事長は副市長、副理事長は教育総務部長。旧態依然とした外郭団体で、5年契約の不安定な職場の上、公務員ではないので定年まで勤められたとしても退職金は法外に低い。因って、現財団職員には女性が多いようだ。
    公民館は、社会教育法第五章で次のように定められている。【公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もつて住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする。】この「事業を行う」という点で、財団では設立当初、特技を持つ者を採用し職員主導の企画で進めたが、本来は「住民が学びたいことを形にする手助けをするのが公民館職員である」ことから、方針転換を図っているのだそうだ。
    また、公民館の事業にとどまらず、市長の公約である「奈良ひとまち大学」の企画運営もここで行われている。「キャンパスは奈良市まるごと全部」と謳い、農家や店主など地元住民が講師となりワークショップや講義が行われ、2010年9月の開校以来、2016年4月時点で授業数218回、参加者数延べ5,000人超(申込者数10,000人超)の活況を呈している。
    彼女の活動趣旨は、「人が減り、学校が減るなか、公民館を拠点に地域を立て直したい」。この一端が、上西前月ヶ瀬公民館館長が2年前に県の公民館連絡協議会からの助成金に手を挙げて始まり、今年3月に終わった「ちかよろ!月ヶ瀬プロジェクト」であり、佐野さんはこのプロジェクトで月ヶ瀬に関わることになった。「地域が滅びていくなら、公民館が栄えるはずがない。住民の生活そのものに関わる公民館でありたい」とは印象的な言葉だ。
    彼女は、業界で話題性のある財団運営の公民館職員で、現場7年・事務局7年の叩き上げであり、たびたび講演にも行かれているためか、感心に値するほど滔々と早口で話された。「焦りすぎた」と、ご本人も反省しておられたように、予備知識のない方には膨大な情報を把握しきれなかったかもしれない。しかしながら、公民館とは何のために存在するのか?が少しは理解できたのではないか。そして社会教育とは、誰もが、生きるために学ぶこと、学びたいことを学ぶこと。学ぶことの必要性と学ぶ場所があることの意味を、再認識した勉強会であったと思う。 (西浦武男)
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  • 2016年04月27日 (水)
  • 奈良県 奈良市月ヶ瀬尾山
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