開催終了人々を惹きつける山村の魅力
詳細
2014年02月05日 08:13 更新
と き ２月２６日（水）１９：３０〜
場 所 石打自治会館（石打集落センター）
参加費 １００円
報告者 里ロビンさん
旧田山小学校は以前から木工やガラス作家、自家製酵母で焼くパン屋などが入り再活用がされてきた。ここで隔週土曜日の夕方に開かれる「ホットビレッジフェスティバル」。主催するのは３年前に移住してきた里ロビンさんが所属するテクノバンド「Ａｐｏｔｈｅｋｅ（アポテケ）」である。彼は日本人の父とイギリス人の母を持ち、移住するまではベルリンに住んでいたそうだ。昨年末の今後の報告内容を決める折、誰が見ても外人であり日本語を不便なく話す彼の口から出た言葉は「月ヶ瀬の村おこしを聞きたい」。彼は期間も短い居住地にどのような思いを抱き、どのような魅力を感じ、どのように外部の人々に提供しているのだろう。観光資源を持ち、行政の予算を中心にイベントが開かれる事が多いように思う月ヶ瀬地域として、大いに参考にしたい話だ。
２月８日（土）１８：３０から「ホットビレッジフェスティバル」が開かれる。
旧田山小学校(京都府相楽郡南山城村田山)にて
場 所 石打自治会館（石打集落センター）
参加費 １００円
報告者 里ロビンさん
旧田山小学校は以前から木工やガラス作家、自家製酵母で焼くパン屋などが入り再活用がされてきた。ここで隔週土曜日の夕方に開かれる「ホットビレッジフェスティバル」。主催するのは３年前に移住してきた里ロビンさんが所属するテクノバンド「Ａｐｏｔｈｅｋｅ（アポテケ）」である。彼は日本人の父とイギリス人の母を持ち、移住するまではベルリンに住んでいたそうだ。昨年末の今後の報告内容を決める折、誰が見ても外人であり日本語を不便なく話す彼の口から出た言葉は「月ヶ瀬の村おこしを聞きたい」。彼は期間も短い居住地にどのような思いを抱き、どのような魅力を感じ、どのように外部の人々に提供しているのだろう。観光資源を持ち、行政の予算を中心にイベントが開かれる事が多いように思う月ヶ瀬地域として、大いに参考にしたい話だ。
２月８日（土）１８：３０から「ホットビレッジフェスティバル」が開かれる。
旧田山小学校(京都府相楽郡南山城村田山)にて
コメント(1)
2014年03月20日 19:00
第28回の報告[人々を惹きつける山村の魅力]
今回の報告者は南山城村田山在住の里ロビンさん。参加者は女性2名を含め計11名。
前回、次の内容を決める折に彼が言った「月ヶ瀬の村おこしを聞きたい」と言う意見に、彼が現在行っている「成功事例を聞きたい」と返した結果決まった内容だ。
里さんが来る前から南山城村は役所主導で外部の若者世代に住まいを斡旋し、田山では旧田山小学校をアトリエとして貸し出していた。そこに音楽に関わる里さんが加わり定期的なイベントが行われ現在に至る。観光資源を何も持たず交通の便も良いとはいえない南山城村および田山地区だと思うが、実際多くの人々を集めており近隣の村おこし成功事例の筆頭に上がる地域だと思う。
里さんはイギリスに生まれた後、大阪府高槻市で小学校まで過ごした。後、音楽の勉強でイギリスやドイツで学び数年前に帰国。日本人で絵描きの母とイギリス人で写真家の父のアトリエを土地のあった田山に作ることになり、自身の音楽スペースも併設したことが移住のきっかけらしい。
隔週で行われるねこパン(自家製酵母パンを出す喫茶店の名前)ライブをはじめた3年前は知り合いばかり10名の小さなイベントだったが、今となっては小気味良いテクノポップのリズムに合わせ地元のおばさんたちが踊る100名弱のイベントになっている。こつこつ続けてきた結果と彼は言っていた。このほか年4回、hot villege festivalfree、villege festivalなど大型の企画も立てている彼は、イベントの動機と目的に“若い子が職と遊びを求めて村を出て行く”“住まいを聞かれて「南山城村」と言いたくない劣等感”そんなものを払拭できる価値観と、この地域だからこそこんな遊びができるんだと提案したいと言っていた。
また彼は旧田山小学校のイベント以外にも、国道163号線沿いの旧月ヶ瀬レストラン付近に建設予定の道の駅を協議する“これええなあ会議”の会長も勤めている。先日放映された「ちちんぷいぷい」で会議の模様を見せてもらったが、地元のおばちゃんたちが活発に発言している。なんて開かれた会なんだろうと自分の周りを思い起こしながら見ていた。
「月ヶ瀬の村おこしを聞きたい」と期待交じりに言ったであろう彼には申し訳ないが、生え抜きである私が話をすれば愚痴に始まり落胆に終わる話だったと思う。歴史ある月ヶ瀬のすばらしい観光資源は、大小あれどそれを元に生計を立てる人々があり利害がある。また補助金を受けるために制約もあるだろう。行政と民間の目的の一致が明らかな上でも、田山地区だからこそ何でも出来たのかもしれない。現在私が関わる地域イベントだけでも年間2〜3件ある。先日は梅林でライブイベントをしたばかりだが観光と地域振興は目的ひとつにすることは出来ないのか？また「活性化」とはお金が動くことを言うのだと思うが、外部の人を一時的に呼び込み地区にお金を落としてもらうことは地域の活性化と言えるのだろうか？
里さんが口にした「自分たちが楽しめる遊び」と言う言葉も今後の月ヶ瀬の地域振興に生かして、いつの日か月ヶ瀬の村おこしとして報告したい。 (報告者西浦武男)
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