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開催終了実験君

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2011年09月07日 12:14 更新

オプションは知識がお金になる市場といわれているところ。

本屋には株やFXの本はたっくさんあるけど、オプションの本はとても少ない。

ブログを書いている人もちらほらいるけど、他のジャンルに比べてとても少ない。

今まで自分なりに勉強してきた知識は本当にあってるのか?と疑問になるのも当然。

そこで、実際にポジションを立ててみて、自分の頭の中のイメージとあっているかどうか?を実験してみることにした。

それを記録に残しておき、あとになって読んでみる。

自分の知識が増えてくると、「あの頃はこんなふうに理解してたのか?」とか、自分の成長を実感できるんじゃないかと・・


今回は プットの売りと先物を売る「カバードプット」を実験。

カバードプットとは?

オプションの売買法にもいろんな種類があるけど、カバードプット(コール)はIV売買の基本と言えそうな取引手法。

高いと思われるIVのプットを売る。そのヘッジとして先物を売っておく。

一番嫌なのが急騰。 この急騰に対するヘッジはコールを買うことで中和することができる。

先物を買うのもコールを買うのもすべてヘッジ。

ヘッジを入れるということは、損失を限定させる行為なので、ヘッジをきつく掛けると絶対的に利益も減る。

IVを取引する方法として、ショートストラドルやストラングルがあるが、これはリスクが高い分、リターンも高い。

今回はもっと控えめは「カバードプット」略して「カバプ」といわれる。


9月5日(月)

今週はSQ週。 特にIVが高いというわけではなかったが、今夜は米市場が休場だったため、大きな値動きはないだろうという思いと、SQが近いのでセータが大きい。ATMに近づくとセータも大きくなるので、動きがなければセータとIV低になるだろうという予想で仕掛け。

先物価格8820円のときに09P8500を@42で2枚売り。

この時のデルタが0.141 ガンマ0.05 セータ6.9 ベガ2.77

そこで先物miniを3枚売ってデルタをヘッジ。デルター0、02へ。

日本時間は予想通り値動きはあまりなく、8790円で大引け。

ナイトセッションが始まってジリジリとさげ続け
この日のヨーロッパがー4%ぐらいの下げ。
スイスが為替の無限介入!?を発表。スイスのフランはリスクヘッジとしていつも買われる。今回も有事のフラン買いでずーっと高い水準が続いていた。
そのに今回の声明。日本の円にでもしておきたいけど、日本の円も高いし、最近は円高対策も話し合われてるし、もっと円高になると日銀砲(介入)が炸裂しちゃうからなぁ〜で仕方なく米ドルを買ってるんでしょうかね?ドル円も77円半ばで安心感があります。(スイスフラン/ユーロのチャートをみると凄いことになってます。政府が発表した介入レートまで一気に買われていますが、そこで見事なビタとまり。とても不自然なチャートになってます)

これを書いてるときに12CHの経済ニュースで、「円高円高といわれてますが、世界的に見るとそうでもないですね?」と女のMCが言っていた。
そんなの当たり前じゃん?今は世界の3大通過の米ドル ユーロ 円はみんな弱い。弱いなかでも円がましかな?というだけのチキンレースみたいなもの。
どう考えても日本経済も弱いでしょう? ヨーロッパやアメリカみたいに直近の問題に直面していないだけというか・・・勘違い具合が笑えたという話です。



8月22日につけた震災以降の安値8610円に近いところまで下げてしまう。

「3日間で先物が300円ぐらいのマイナスだったら最高なんだけどなぁ〜」SQ決済でMAX利益という甘い理想は1日で破られる。


翌日の9月6日(火)

ナイトセッションの終値付近でもみ合っていたけど、午後からまた下げはじめる。

14時過ぎに先物が8610円までさげた後の戻りが弱かったので、ここで新たに先物mini2枚ヘッジを追加。(デルタを調整した)

そこからさらに下げて8580円をつける。最大の我慢価格は8500円。ここから先はITM(イン・ザ・マネー)になってしまうので、8500円に来る前にロスカットは必要。

そこから少し戻すが、戻りが弱い(8620円まで) 次の下げがまた8580円に来てしまったので、想定外の早すぎる撤退。42円→80円で買い戻しx2枚。この時点で7万6千円のマイナス。 オプションの良いところ?は単純なロスカットだけはあまりやらずにロールするという行動を取ることがほとんど。すぐに09P8000円に逃がす@14円X5枚。 ヘッジで入れてる先物の利益が8万ぐらい(弱そうだったから1枚多く立てた)

P8500円のロスは、P8000円の利益でほぼ回収できる(SQまで2日しかなくて、その時に先物が8000円以下でなければ+7万なので。さすがにあと2日で600円はさげないだろうと。この水準(前日比ー2%以上)で翌日を迎えると日銀砲(PKO)が炸裂して株式相場を押し上げてくれるだろうという考えもあり、安心してロールした。 プットのIVも盛ってきたので、明日の相場によっては(株式上げのIV低)利確でいいか?と思っていた。

9月7日(水)昨日は夜中の2時には寝てしまった。 その後のナイトセッションは大きく上げて引けたようで、先物価格は8680円 米のISM非製造業景況指数が予想より良かったことで買われたらしい・・

さらに今日の寄り付き予想が高い 

8750円というムカツクぐらいのギャップアップの寄り付きで、まさかのダブルパンチ。というかやってきたことがすべて裏目に出てしまうというトリプルパンチをくらってしまった

仕方ないので、まずは先物3枚を8745円の同値撤退。(上積みしたので、入れ値が8745円に下がってる)もう2枚は8730円で降りた。結果として、先物の利益は3000円 

寝るときは8万もあったのにさ。朝起きたら利益なしとは?まったく先物ってやつは・・

これでP8500円の7万6千円の損をひっくり返すことができなくなった。

P7500円をSQにぶっこんで7万円の利益で、差し引き3000円の損。手数料の合計が1500円ぐらいだから、今回の取引はマイナス4500円 なんなんだよ〜とは思うけど、これを先物オンリーやFXなどでやってたら損が15万〜22万ぐらいの大失敗トレード。 オプションでヘッジをうまく効かせて、単純ロスカットじゃなくてロールして逃がしてやれば、大失敗トレードでも大きな損を出さずに処理できることが実感できた。だから良しとした。(完全な言い訳)

このブログを書いてる時点での先物価格は8720円。P8500の価格は29円

見事にはげはげで、取引を開始した時より先物が100円下げで、先物の利益が19000円、オプションもしっかり減価されてて、オプションの利益が26000円。しっかりとセータの恩恵を受けることができてる状況。

すげー悲しい。。しかもあさってのSQでもしかすると計算上の最大利益の14万2千円に近い数字が狙える状況。ますます悲しい。。


実験結果

カバードプットは単純なコール売りと同じ。カバードコールは単純なプット売りと同じで意味がない、という解説をしている人もけっこういますが、損益グラフはかなり違ってきます。

そのような解説をしている人は、IVの性質を理解していないのではないか?という結論です。


相場下落で、市場参加者が下方向を意識しはじめると現物やオプションポジションのヘッジでプットが買われる。その結果IVが上がりやすい。相場が下落するとコールオプションはデルタ・ガンマ分だけプレミアが減りますが、このときにIVが下がるとは限りません。IVが上がることがあります。そうするとデルタで減価されてもベガで増価されるので割り高に。

IVは基本的に相場上昇で下がります。だからコールはローリスクローリターンでプットはハイリスクな傾向になります。コールを売っている状態で先物価格があがってきた場合、デルタ・ガンマで損がでますがIVが下落するのでベガの分で軽減される。プットを売っているときに先物急落などがあるとデルタ・ガンマ・ベガが合わさって襲ってくる。

このことを理解しないでカバードプットは単純なコール売りと同じと思っていると、コールを売って先物が下がったのになんで儲けがでないんだ?という状況になることがあります。

その理由は、先物価格が下がってプットのIVが上がる時はコールのIVも上がることがある。だから単純にコールを売っていると先物が下がっているのにコールのプレミアが下がらない。ということです。

カバードプットで怖いのは先物の急騰です。先物急騰のヘッジでコールが買われたりするので、コールのIVが上昇し、そうするとコールが割高になります。 これはある意味で異常値なのでアービトラージ(裁定取引)を仕掛けるのに絶好のチャンスにもなります。 急落のあとにはカバードコールという意味がわかります。 カバプ・カバコ共にIVを取引するということで、余分なデルタは先物で消してしまい、リスクを取り出して取引するということです。単純な片張りとは違うということです。

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