三次元の映像パフォーマンス
　　　映像作家、飯村隆彦の新しい展開ーNY, マイクロスコープ画廊

　５０年以上にわたって映像作家として,　国際的に第１線で活動してきた飯村隆彦が、
AR(拡張現実）の三次元による新しい映像パフォーマンス(以下の写真を参照）を、今年３月の新宿のM2ギャラリーにひきつずいて、ニューヨークの映像専門のマイクロスコープ画廊で５月2日（金）午後７時から行います。
1990年代以来、母音「あいうえお」と「ん」を自身の顔を使って、カリカチュア化した
キャラクターを、今回はトランプサイズのカードにはめこんで、手持 ちのIPODで読み解きつつ行うパフォーマンス。東京のPlexusの技術的な協力もあって、実現したものです。
　また、飯村隆彦の「映像パフォーマンス」を「ひとつの発明」として、いち早く評価したイギリスの映像学者、ジュリアン・ロスはアムステルダムから駆けつけて、「映像パフォーマンス」を紹介します。
　同時にこれまで制作したパフォーマンス映像、土方巽の舞踏『あんま』（1963年）、草間弥生のボディぺインてイング『フラワーズ・オージイ』（1968年）、オノ・ヨーコなどによる『フルクサス・リプレイ ド』（1991年）、足立智美のライブ音楽での『ホワイトカリグラフィー・パフォームド』（2014)，自身のフィルムに穴を空ける『サークルとスクエア』(2012年)等も上映されます。

飯村隆彦はこれまで、NYの近代美術館、ホイットニイ美術館、パリのポンピドウセンター、東京の写真美術館などで映像個展を開いています。また、５月２３日にはニューヨークの映像専門の劇場、ミレニアムでもパフォーマンスを含む新しいプログラムの上映も予定されています。

５月２日（金）午後７時、MICROSCOPE Gallery
4 Charles Place, Brooklyn, NY 11211
地下鉄：M J,Z 線でMyltle Avenue駅　 徒歩５分　電話：1-347-925-1433