THE MARTINEZ BROTHERS(Objektivity / New York City) ディープハウスを独自のスタイルでヒップでワイルドなダンスミュージックへと再生させた90年代生まれの2人組、ザ・マルティネス・ブラザーズ(TMB)をご存知だろうか? YouTubeでMartinez Brothersと入力すれば目の当たりにできるだろう。これまでの「ディープハウスDJ」の概念を覆す映像がそこにあるのだ。 ブロンクス出身らしいヒップホップ的アティテュードと、シェルター仕込みのソウルフルハウスの逞しさを併せ持ち、ターンテーブル、エフェクターやアイソレーター、CDJ等のギミックをアグレッシブに使い倒す。玩具で遊ぶ子供のように、片時も彼らの手がフェーダーやミキサーのツマミから離れることは無い。兄がトラックをフロアに落とせば、弟はアイソレーターでクラウドに攻撃を仕掛ける。ヘッドホンを渡し合い、体をシンクロさせ、息の合った派手なアクションでフロアを沸かす。ハウスDJとしては規格外、だがそれ故にハウスミュージックをエレクトロやヒップホップにも対抗し得る現代的なブロック・パーティー・ミュージックに仕立て直すことに成功した。そのプレイはもちろん、ヒップスター然としたビジュアルも相まってTMBのネクスト・スクール・ハウスの衝撃は世界伝染し、ほどなくイビザ、パリ、サンパウロ、 ミラノ、ベルリン、東京、アムステルダム等、あらゆる都市から求められるトップDJとなる。 DJと平行してスタートさせた楽曲プロデュースでも、デニス・フェラー主宰のObjektivity Recordsから「My Rendition」「Debbie Downer」「Where’sMr. Brown」等、次々と新作を発表。予想を覆す硬質なサウンドには、ハウスはもちろん、ヨーロッパのテクノ/ミニマルDJからも賛辞が浴びせられた。 「DJでは色々な音楽をかける。ソウルフルなものも、クラシックなR&Bも、テクノもミニマルも、なんでもだ」。これは兄・スティーブのコメントだ。 その言葉通り、10月8日は何が飛び出すか予測不可能。テッキーなサウンドが飛び出すのか、伝統のNYハウスやダンスクラシックスが飛び出すのか、ヒップホップでブレイクダウンさせるのか…。TMBが用意した名古屋だけのジャック・イン・ザ・ボックス、ぜひその目に焼き付けて欲しい。 Text by AGO & Wasada_Makoto
KABAMIX(LMD) 音の魔術師。いま最も現場から支持の熱いPA。空間の雰囲気を一発で変える出音を作る男。アドリブにも強い。Flower Of Life、FUTURE TERROR、バクトOSAKAなどのアンダーグラウンドパーティーや多種多様な野外イベントのPAをこなしつつ、ALTZの専属ライヴPAとしても知られ、あの細野晴臣氏からも愛されている。マスタリングエンジニアとしても多様なアーティストの作品に関わり、最近ではボアダムスのALTZ REMIX"VOALTZ"や赤塚不二夫トリビュート盤のEYEとの共作などがある。