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開催終了水俣病の50年と「現在」

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2006年11月09日 00:43 更新

雑誌「通販生活」を発行しているカタログハウス(http://www.cataloghouse.co.jp/)の主宰する公開講座のご案内です。ご興味のある方はぜひご参加ください。
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水俣病公式確認から50年、
いま「水俣」をどうとらえていくか。

熊本県の不知火海で発生したチッソ水俣工場の有機水銀垂れ流しによる水俣病……被害者の多くは不知火海で漁業を営む漁民たちでした。胎児性の患者も発生し、悲惨さを極めたことは、みなさんもよくご存知だと思います。その水俣病が公式に確認されて今年で50年を迎えました。チッソや熊本県、国の責任を問う永い永い裁判闘争がつづけられてきましたが、95年の村山内閣のときに「政治決着」によって「解決金」として未認定患者に一人260万円が支払われることで「水俣病は終わった」かに見えました。いっぽう、あくまでも裁判による決着を目指して訴訟をつづけた関西訴訟において、最高裁は04年10月、国と県の責任を認め、これまでの認定基準より広く病状をとらえる判決を出し、450万円〜850万円という賠償額も示されました。その結果新たな認定申請者が急増し、国家賠償訴訟も相次ぎ、水俣病運動は新しい局面を迎えつつあります。

そこで、今回は講師にノンフィクション作家の吉田司さんをお迎えしました。

吉田さんは、近作『王道楽土の戦争』や姜尚中さんとの対談集『そして、憲法九条は。』などを発表して問題提起をつづけるとともに吉岡忍さんらと非戦を掲げる「主権在民!共同アピールの会」を結成して「反テロ戦争」にひた走る世界に異議をとなえつづけていらっしゃいます。

そんな吉田さんの作家としての出発点は水俣病でした。
吉田さんは監督の小川紳介さんらと小川プロを結成して映画『三里塚』を製作したのち、1970年から水俣に移り住み、胎児性水俣病の若者たちと「若者宿」を組織して運動を展開しました。そして、その経験をまとめた衝撃ルポ『下下戦記』で88年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞されました(残念ながら現在は絶版です)。吉田さんは「水俣病には戦後日本の病巣が集約されている」と考えていらっしゃいます。
また「水俣病には<公害型>の水俣病とは別に、村八分的差別=<奇病型>の水俣病がある。それは戦前の日本によるアジア支配から今日の拉致や核にまでつながる問題を孕んでいる」とも。50年たった今、「水俣」をどうとらえていくべきか、吉田さんの熱く鋭い問題提起にぜひ耳を傾けてください。皆さんのご来場を心よりお待ちしています。
吉田さんのお話に先立って、復習の意味で、ドキュメンタリー映画「水俣病Q&A」(上映時間30分、構成・佐藤真)を上映します。

詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.cataloghouse.co.jp/study/index.html

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