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開催終了7月9日、「化学物質過敏症知ってね☆映画祭」開催;放射能汚染社会と共生するために

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2011年07月06日 17:07 更新

今週の7月9日、土曜日に東京都代々木で「化学物質過敏症知ってね☆映画祭」が開催されるそうです。

化学物質過敏症の映画祭は、全国でも初の取り組みなのではないでしょうか?

放射能汚染で東関東の人たちが不安な毎日を過ごす中、「化学物質過敏症なんて放射能汚染に比べたら死ぬ病気でもないし、たいしたことないじゃない?」なんて思う人もいるかもしれません。

でも、私は今だからこそ化学物質過敏症の問題をもっと社会の人が認知する必要があると思えてなりません。




なぜならば、今東関東では、風で放射性物質が飛来して家のなかに入らないよう「換気扇をあけないように」「窓をできるだけ閉め切るように」「外出を控えるように」との勧告が自治体や専門家からなされていますが、この行為は実は化学物質過敏症発症のリスクを多いに高めるのではと危惧するからです。



化学物質過敏症は、極微量の有害化学物質に長期にわたって曝され続け、それが体の解毒能力の限界を超えたとき、ある日突然発症すると言われています。

化学物質過敏症発症原因は、農薬散布や受動喫煙、歯科治療など人によって様々ですが、そのなかでも発症原因の7割を占めるのがシックハウスとも言われています。



日本は2003年に「シックハウス法」が施行され、一見安全対策がとられているように思えます。

しかしこの法律は、実はそれまで指針値として化学物質メーカーに努力義務として課していた13種類の化学物質の使用をとりはらい、かわりにホルムアルデヒドと、シロアリ駆除剤のクロルビリホスという2種類の化学物質についてだけ使用を法律で厳しく規制するかわりに、残りの化学物質の使用について免罪符を与えたような法律です。


結果的に、このシックハウス法が施行されて化学物質過敏症患者が減るどころか、増加の勢いは止まらないのが現状です。
現在、全国で推定100万人いるといわれています。



家のなかには、家の建材はもとより、家具からもたくさんのホルムアルデヒドをはじめとする有害化学物質が揮発しています。
何より怖いのは、この家具にはシックハウス法が適用されず、事実上の放任状態なのです。



これから暑い夏にかけて、化学物質の揮発量は確実に増えるでしょう。
その家のなかで換気を控えた生活をするということは、化学物質過敏症発症のリスクを最大限に高めることになるのです。


平成12年に国土交通省が主導して全国で住宅約4500戸を対象に実施した実態調査によれば、住宅の3割近くでホルムアルデヒドの室内濃度が厚労省の設定する指針値を越えているという調査結果が出ています。


化学物質過敏症は一度発症しても、日々の生活に気をつければまた必ず軽快する病気だと信じていますが、やはり発症しないに越したことはありません。


今後、放射能汚染社会と共生するにあたっては、この化学物質過敏症問題にも目を向けないと、この先たくさんの発症者が生まれるでしょう。




私は11年前、歯科治療で使われた歯科材料をきっかけに発症しました。
今では、普通の人と同じような生活を続けられるまでに回復しましたが、それでもタバコの煙や香水を長くかぐと頭痛やめまいが起きます。
化学物質過敏症になったために、たくさんの夢もあきらめました。




一人でも多くの人が化学物質過敏症という病気を知ってもらいたいと願っています。

そして締め切った室内で生活せざるを得ない状況のなかで、一人でも多くの子供たちがこの病気を発症しないよう、大人が責任を持って締め切った室内での化学物質の使用を最大限控える努力をしてほしいと願っています。


発症者だけでなく、たくさんの方たちがこの映画祭に足を運んでくれることを願ってやみません。



映画祭を企画した実行委員の方たちは、2008年、政府が化学物質過敏症を正式な病気と認定する1年前の2008年に、全国初の取り組みである化学物質過敏症のデモを主催した方たちでもあります。

化学物質過敏症発症者にとっては、周囲の人たちからの理解が何よりの励みになります。

企画をたててくださったことに一患者として心から感謝しています。




*参考サイト;

1、「化学物質過敏症知ってね☆映画祭」公式ホームページ

http://mcscinema2011.blog41.fc2.com/blog-entry-1.html

(映画祭の入場料は当日払いでも可能ですが、会場の利用規約によりなるべく事前申し込みが必要なようです。詳細はホームページ掲載の実行委員へお願いします)




2、映画祭が読売新聞で紹介されました!

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20110705ddlk13040159000c.html

化学物質過敏症について知ってもらおうと「化学物質過敏症知ってね☆映画祭」が9日午前10時から渋谷区代々木神園町の国立オリンピック記念青少年センターで開かれる。主催は化学物質過敏症知ってね☆うぉーく(村田知章代表)。

 上映作品は、青森県の木村秋則さんの無農薬リンゴに命を助けられた化学物質過敏症の母子を描いた「いのちの林檎」、米国の電磁波過敏症映画「フル・シグナル」、ネオニコチノイド農薬の危険性を追求した「ミツバチからのメッセージ」、映画祭オリジナル作品「ビデオレター」。

 入場料は1500円。事前の申し込みが必要。村田さんのファクス電話0465・68・4696かメールmcscinema@gmail.com。





3、家具のホルムアルデヒト使用状況

http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2011/04/60l4c100.htm

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