ヴァンパイア：ザ・レクイエムは現代を舞台に、人間社会の陰に潜む吸血鬼を演じるモダンゴシックRPGです。
作品のイメージとしては、吸血鬼モノの映画はまま当てはまりますし、マフィア映画も雰囲気が似ています。
陰謀権術を張り巡らせながら、血族(吸血鬼)社会ひいては人間社会を操っていくという暗部を深く抉るドラマをしていくためのシステムでもあります。
今回は日本の「粗入市（そいるし）」という架空な都市を舞台にします。


【クイックスタートガイド】
http://cityofdaze.net/download/VtR-fir.zip
※解凍パスワードが必要です。AHCのロビーでThinkに話しかけてください。

【システムサマリー】
http://cityofdaze.net/download/vtr_ss.txt




参加人数：1〜3人
参加：ルルブ無し、未経験者参加もOKです。
R&Rで掲載されたリプレイのキャラクターを出来合として使用してもらいます。
ルルブを持っている方は、キャラクターを自作していただければと思います。

まずはルールや雰囲気に慣れるため(GMが……)に、ショートショートストーリーを積み重ねる予定です。
ルルブ無くても大丈夫です。

萌え子の首筋をちゅーちゅー吸うプレイしたい人はおいでませ……てことで。


【参考になるかも作品】
高野真之「BLOOD ALONE」（http://ja.wikipedia.org/wiki/BLOOD_ALONE）
成田良悟「バッカーノ」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8E)
Witch Hunter ROBIN(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%B3)


『ヴァンパイア：ザ・レクイエム(V:tR)』は、アメリカのゲーム会社「ホワイトウルフ」から発売されたプレイヤーが吸血鬼を演じるという独自性やゴス文化、モダンゴシックといった要素を取り込んだシステムです。

■ゴールデンルール
ストーリー　＞　キャラクター性　＞　ルール
GMが用意するストーリーと、ストーリーに沿ったキャラクターのロールプレイを重要とし、ルール判定が枷となったら世界観に合っているストーリーやロールプレイが優先されます。
判定にこだわることなく、キャラクターになりきってロールプレイを楽しんでください。
ただし、「ルール無視」ではなく「優先」である事を忘れないでください。

■判定方法
能力値＋技能＋装備修正＋GMの修正の値だけ10面体を振り、8、9、10の目が1つでも出たら判定成功です。
10の目が出たら振り足すことができます。
成功数が5つ以上になると、絶対成功となります。

■ヴァンパイア？
　プレイヤーが演じる事になるヴァンパイアとは、様々な生物の生血を啜ることでしかその存在を維持できない化け物です。そして、超常的な力を持ち、他の生物を餌として夜の世界に君臨している……かつては人間だった者達です。その身は呪われ、太陽の光を浴びれば焼けただれて死を迎え、その存在が明らかになれば恐慌した人間達によって容赦なく狩られてしまいます。生物、特に人間の血を好む彼らは自分たちの存在を維持するためにも、人間社会の影にもう一つの社会を作り上げて影から人間やヴァンパイアが潜む都市を支配しています。
　都市の縄張り（版図）ごとに「公子(プリンス)」と呼ばれる強力なヴァンパイアが支配し、その版図の中で様々な勢力が権力の座を狙って暗躍しています。
[吸血]
動物の血でも良いが、そのうち人間の血を求めることを我慢できなくなる。血を吸われた者は地上に存在するありとあらゆる快感を一度に味わうようなエクスタシーを感じる。
吸血されただけではヴァンパイアに変貌しない。
[不死]
人間としてのありとあらゆる機能が働いていない死体を血の力で動かしているため、見た目が老いることはない。人間らしく振る舞う（体温があるように見せかける、食べ物を食べる）には努力が必要。
数十年周期で休眠する必要がある。
[弱点]
・太陽の光
・真の信仰心
・魔法の武器
・心臓を一突きされる事
・火

木杭や紫外線やニンニク、流れる水、聖水や十字架や教典はまったく効きません。

■キャラクターの造形
キャラクターたるヴァンパイアは
・同一の祖を持つ者達が集う『氏族』
・政治的・宗教的信条を同じくして集う『盟約』
・動物を操ったり、目にも留まらぬスピードで動いたり、他人を支配したりできる超常的な力『訓え』
によって特徴付けられます。

[氏族の特徴]
・ディーヴァ：耽美で退廃的、かつ官能的でカリスマ性あふれるヴァンパイア
・ギャンレル；原始的で頑健、野蛮で血気盛んなヴァンパイア
・メケト；暗殺者のように鋭敏で、科学者のように思慮深く賢明なヴァンパイア
・ノスフェラトゥ：隠微で強靱、かつ化け物のような外見をもつヴァンパイア
・ヴェントルー：威厳を備え堂々とし、自分の出自に誇りをもつ貴族的なヴァンパイア

[盟約の概要]
・カルシアン：ヴァンパイア世界の民主派で、吸血鬼の社会も現代化しなければならないと主張する者達
・老魔女の環：忘れ去られたり忌避された文化の血に関連のある儀式や知恵を復活させようとする者達
・インヴィクタス：現在の封建制度を維持し、その制度の中で出世を目指す者達
・ランケア・サンクタム：キリストを刺し殺したロンギヌスやヤハウェを信じ、教えを広めようとする者達
・オルド・ドラクル：ドラキュラ伯爵の衣鉢を継ぎ、ヴァンパイアを超越した存在になる事を目指す者達


こんな感じです。