朝鮮半島に平和を!! 大討論会


NPO法人三千里鐵道は、2000年の6.15共同宣言を受けて、毎年その記念集会を開催してきました。南北に分断された祖国がいかなる状況にあれ、6.15共同宣言の趣旨を海外同胞の立場から具体的に実行してきました。
そして今年の6.15記念集会では、韓国からゲストを招くのではなく、在日同胞の各界各層の方々と、『朝鮮半島に平和を!!』と題して、大討論会を開催しようと思います。


　在日同胞は、祖国と関係ないのか?
日本という国家は、朝鮮半島の分断と平和のいずれを望むのか?
　朝鮮半島の平和を脅かしているものの正体は何か?
在日同胞は、いつまで南北分断祖国の従属変数であり続けるのか?
海外同胞は、朝鮮半島の平和にどのようにしたら寄与できるのか?
海外同胞として……　日本人として……

この大討論会は、従来の教室型ではなく、席の配置を円卓型とし、参加者が互いの顔を見ながら積極的に自由に討論することができるようにします。
一人でも多くの同胞が、そして日本人がご参集くださいますよう、お願い申し上げます。

日時：　6月12日(日) 午後2時半開場　3時開演
場所： 名進研ビル　３階大ホール
(名古屋市西区名駅2−34−19 　名古屋駅より北へ徒歩5分　サンルートホテル北側)
参加費：500円 (学生無料)
主催：NPO法人 三千里鐵道 問合せ　0532-53-6999


6.15共同宣言‐それは、最後の冷戦の地である朝鮮半島に和解と平和、対話と協商の時代を切り開いた。
以来、南北は朝鮮戦争の時に分断された京義線をはじめとした鐵道の復元に取り掛かり、開城工団の建設が始まり、離散家族の再会が果たされた。
2002年9月、日本の小泉首相が朝鮮民主主義人民共和国の平壌に飛び朝日平壌宣言が発表された。2003年8月には、朝鮮半島の非核化と平和を求めた六か国協議が開始された。
何より、在日同胞社会においては、南のみを祖国とする在日本大韓民国民団と北のみを祖国とする在日本朝鮮人総聯合会の間で和解が始まり、各地で和合の行事が開催された。
私たちは、この和解の時代の到来を心から喜んだ。
朝鮮の平和と統一につながるこの一本道を、海外同胞としてともに歩いてきた。
しかし昨年、私たちは落胆と失望の１年を経験した。
３月の天安艦沈没事件、11月の延坪島砲撃事件は、南北が軍事対決の時代に逆戻りしたことを意味した。
両事件が起こった西海は、2007年の10.4共同宣言の時に『平和の海』にしようと南北が誓い合った海であった。それが、『戦争の海』と化してしまったのである。
在日同胞社会においても、民団と総聯の関係は完全に閉ざされ、日本社会の朝鮮民主主義人民共和国に対する視線はますます厳しくなってしまった…

さて、来年2012年は、朝鮮半島の平和を求める私たちにとって、とりわけ大切な年になります。
2009年2月、韓国国会は2007年の憲法裁判所の憲法不合致の判断を受け、『海外に居住する韓国人に本国の選挙権を付与する公職選挙法等の改正法案』を可決しました。
これにより2012年4月11日の国会議員比例区選挙、12月19日の大統領選挙に海外からも投票することができるようになったのです。
私たちの、朝鮮半島の平和と統一を求める思いを、韓国政府に直接届けることができるようになったのです。



都相太随想集「非武装地帯に立つ」
出版記念会のご案内

都相太理事長の古希を記念して、随想集『非武装地帯に立つ』が発刊されます。
集会終了後、この出版記念会を開催いたしますので、こちらにも是非ご参加いただきますようお願いいたします。

日時：　6月12日(日) 午後6時半開場　
場所： サンルートホテル
　　　　( 名古屋市中村区名駅2-35-24　052-571-2221　名古屋駅より北へ徒歩5分)
参加費：5000円 (学生無料)
主催：NPO法人 三千里鐵道 問合せ　0532-53-6999



なお、その前日には、２０１２年の韓国国政選挙に向けた団体結成のための準備会を開催します。



『投票2012』（仮称）結成の呼びかけ
　
在日同胞各位

　すでにご承知の方も多いと思いますが、来年2012年から海外同胞も国政選挙に参加できるようになりました。
　この権利は、1995年に在日同胞の在外韓国人本国参政権連絡会議が、在外同胞に国政参政権を求めて裁判を提起したことから勝ち取られたものです。
　2009年2月、韓国国会は2007年の憲法裁判所の憲法不合致の判断を受け、『海外に居住する韓国人に本国の選挙権を付与する公職選挙法等の改正法案』を可決しました。
これにより2012年4月11日の国会議員比例区選挙、12月19日の大統領選挙に海外からも投票することができるようになったのです。
そして、初めてのことでもあり、昨年11月には、試験的に東京及び大阪の領事館で模擬投票も実施されました。
　私はこの国政参政権が、海外同胞が国政に自らの意見を直接反映できる権利であると同時に、海外同胞としての私たち自身の在り様を問い直すよい機会になるとも考えています。
　それで、一人でも多くの在日同胞に、この国政参政権付与の意義を伝え、投票参加を呼び掛けたいと思います。
　つきましては、ぜひこの運動を多くの同胞の賛同を得て共にしていくための団体が必要と思い、このように呼びかける次第です。

現在、計画していることは下記の通りです。
１． 団体名称　『投票2012』（仮称）

２．結成時期　2011年8月15日前後　　東京で
３．活動課題　国政参政権の意義及び投票制度の周知広報活動
　　　　　　　　　　　　　　※特定政党を応援するための団体ではありません。
４．賛同人呼びかけ　『投票2012』(仮称) の賛同人を在日同胞各界各層から募集


この団体結成のための予備会議を開催したいと思います。
１．日時　　6月11日（土）　午後5時　
２．場所　　名進研ビル　５階会議室５０１
　　　　　　(名古屋市西区名駅2−34−19 　名古屋駅より北へ徒歩5分　サンルートホテル北側)

2012年4月吉日
　　　　　　　　　　　　　　　　特定非営利活動法人　三千里鐵道
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理事長　都相太

※参考　中央選挙管理委員会在外選挙ホームページ
http://ok.nec.go.kr/nec/servlet/Index.do?target=front.index