きみです。
今回は、中村文則さんの芥川賞受賞作「土の中の子供」（新潮文庫）をお題本としました。新潮文庫には本作と「蜘蛛の声」という短編が入っていますが、取り上げるのは本作のみとしたいと思います。
暴力を受けた子供がその後どうやって生きていくか、という重いテーマではありますが、100ページ程度ですので、読むのにそれほど苦労しないのではないかと思います(私もまだ読んでいないのですが)以前にも一度、読書会で中村さんを取り上げましたが、人間の本性を描きつつも意外にエンタメ性がある作風だなと感じました。本作はどうでしょうか。皆さんのご意見を聞くのが楽しみです。
コロナが沈静化していることを願いつつ、興味のある方の多数の参加をお待ちしております。