■中村健吾(ベーシスト、コンポーザー) 1965年3月29日 大阪生まれ。 12才の時にクラシックギターを学び、その後エレクトリックベースを始める。 1988年に渡米、バークリー音楽大学に入学。卒業後、NYへ移り、池田篤と研鑽を共にする。 1994年、椎名豊の推薦により、「Jazz Networks」に参加、「In the Movie」(BMG)をレコーディング。 1997年、ウイントン・マルサリスが音楽監督であるリンカーンセンター・ジャズ・オーケストラに参加。同年ウイントン・マルサリスカルテットのメンバーとして、クリントン前大統領主催のプレジデントサミットにて演奏する。 1998年、サイラス・チェスナット トリオに加入。翌年ウイントン・マルサリスのカルテットでハーレム野外コンサート、リンカーンセンター・ジャズ・オーケストラとチェンバー・ソサエティとのコラボレーションコンサートに出演。 2000年、渡辺貞夫カルテットツアーに参加。 2001年、ニューヨークにて小曽根真プロデュースによる、デビューアルバム「Divine」(Verve)を発表、小曽根真とデュオでの全国ツアーを行った。 同年10月、ウイントン・マルサリス・セプテットのメンバーで、東海岸のツアーに参加。12月、中村健吾バンドで初の日本公演を行う。2002年、2作目のリーダーアルバム「Say Hello to Say Goodbye」(Verve)を発表。2005年、3作目のアルバム「ROOTS」(55 Records)を発表し、2006年、4作目のアルバム「Re: Standards」(55 Records)をリリース。
第48回グラミー賞にノミネートされたウイントン・マルサリスのアルバム「 Live at the House of Tribes」(Blue Note) では、クインテットのメンバーとして参加している。小曽根真のビックバンド「No Name Horses」メンバーでもある。2008年10月22日、5作目のアルバム「Generations」(55Records)をリリース。
■片倉真由子 (piano) 1980年、宮城県仙台市出身。 幼少よりクラシックピアノを始める。 洗足学園短期大学入学と同時にジャズピアノに転向、ピアノを今泉正明氏に師事。 首席で卒業後、2002年、Berklee College Of Musicより奨学金を受け、入学する。 在学中より、ボストン市内のライブハウスで、Christian Scott, Dave Santoroと演奏を重ねる。2004年、piano achievement awardを受理し、卒業。 卒業後は、Dick Oatts, Jerry Bergonziらと演奏を重ね、同年8月に行われたLitchfield Jazz Festivalに、Dave Santoro trioのピアニストとして出演する。 2005年9月、The Juilliard School入学。ピアノをKenny Barronに、アンサンブルをCarl Allen, Ben Wolfeに師事。在学中より、Hank Jones, Donald Harrison, Carl Allen, Ben Wolfe, Eddie Henderson, Victor Goines ,Dominick Farrinacciと共演。 2006年、Mary Lou Williams Women In Jazz Piano Competitionで優勝し、 翌年5月に、同ジャズフェスティバルに自己のトリオを率いて出演する。 また、2006年9月に開催されたThelonious Monk International Jazz Piano Competitionのセミファイナリストに選ばれる。