12.08 tue open/start20:00 → 1:00終演予定 P.O.D. -page of documents-
エレクトロニカ, 音響 Live: The Long Lost(デイデラス&ローラ・ダーリントン from US, Ninja Tune) / Daedelus(from US, Plug Research, Eastern Developments, Laboratory Instinct, Ninja Tune) / glim (from austria, Karate Joe, HEADZ) / aus(flau) with 田中佑司(world standard)&cokiyu(flau) / OORUTAICHI (ウリチパン郡, ガールペイチ, オバケジャー) / basement plan[糸魚健一(pc, PsysEx)+荻野真也(Dr.)]+ ekran DJ: tatsuya (night cruising) / dj colaboy (HOMESICK) Shop(food): SUBetw Shop(music goods): transit records kyoto
-------------------------------------------------------------------------------- エレガントでストレンジな音像、奇抜で儚げな電子音の揺らめき、エレクトロニカのニュービート・ジェネレーション達による幻想的な一夜!もみあげと、ビクトリア朝の奇妙なコスチューム、そして奇妙な楽器(Monome)。そこから繰り出される自由奔放な音楽が多くの聴衆を魅了してやまない「デイダラス」。フライング・ロータスやサーラー、LOW END THEORY一派らを中心に続々とアツいサウンドが輩出されるLAシーンの中心となっているのは間違いなくこの"モミアゲ貴公子"である!その独特のモンドでドリーミーなブレイクビーツ、光が走る奇妙な機材"Monome"で繰り広げられるラブリーなパフォーマンスは、一度体感したら虜になる事必至。更に今回の王子は、自身の作品ではもちろん、フライング・ロータスの作品でもたびたびフィーチャーされている愛妻ローラ・ダーリントンとのユニット「The Long Lost」でのライブも披露![ニンジャ・チューン]よりのデビュー・アルバムは、まるでヴァルヴェット・アンダーグラウンドを離れたニコが、カエターノ・ヴェローゾと共にカリフォルニアに移り、白昼夢の中で生み出しかのような奇妙なラブ・ソング。スコット・ヘレンのプロジェクト、サヴァス&サヴァラスやバシュティ・バニヤンなど様々な音楽を想起させながらも、そのどれでも無い唯一無二なサイケデリック・ラヴバラードが響き渡る。そしてオーストリアからは、アンドレアス・バーガーのソロプロジェクト「glim」も来日。Fennesz以降を感じさせる美しい電子音の重層とフィールドレコーディングを絶妙に同居させ、デジタルミュージックの持つポップミュージックとしての可能性を拡げている。さらに、10月に新作をリリース、今回が待望の京都初公演となる「aus」が、今回はflauより人気ボーカリストcokiyu、world standardの敏腕ドラマー田中佑司も参加するスペシャル・ライブセットとして参戦。更に!キャラクターと独特の音楽性ではデイダラスとどっこいの関西の誇る新世界民族音楽家「OORUTAICHI」、そして[p.o.d]主催、関西電子音楽シーンの顔役「PsysEx」がまたまた新たにバンド形態でスタートした「plan」などなど、エレクトロニカの枠に留まらない先鋭的な音響と、叙情的ハーモニーと、そしてダンスが融合した今宵、ご堪能あれ!
●Daedelus デイデラス <http://www.myspace.com/daedelusdarling> <http://www.ninjatune.net/ninja/artist.php?id=116> デイデラス ことアルフレッド・ダーリングトンは決して典型的なアーティストではない。彼の身なり(ビクトリア調ダンディズム)から、音楽制作方法、自己表現方法から世界観まで、どれをとっても型破りだ。若い頃はノイズ・ミュージックを作ることに興味を持っていたが、USCでジャズを学び、それからすぐにミュージック・ビジネスの世界へと飛び込んで行った。世界中の音楽評論家が、デイデラスの音楽的才能に対して賞賛し始めるのにそう長くはかからなかった。彼の個人的な興味(ビクトリア朝のダンディズム、発明、ウェールズ、武道、チャンス・オペレーション)と彼の音楽的影響(映画音楽、オールドスクールなレイヴ、テクノ、さえないポップス)の組み合わせが、自由奔放で、実験的、時に激しく、ユーモアがあり、シンフォニックな、ぶっ壊れたエレクトロニック・ダンス・ミュージックとも呼べる、独自のサウンド・スタイルを作り上げている。デイデラス名義で、この何年もの間に5枚のフル・アルバムをリリースしている。更に他のアルバム、シングル、リミックス、サイド・プロジェクトなど多数の作品がある。2007年にはミニ・アルバム『Throw A Fit』を、2008年にはライヴ・アルバム『Live At Low End Theory』とフル・アルバム『Love to Make Music To』をリリースしている。他のプロジェクトでは、昔からの友人であり、Dublab.comの創設者でもあるフロスティとのユニット[アドヴェンチャー・タイム]があり、アルバム『The Dreams Of Water Themes』をリリース。また、妻であるローラ・ダーリングとのアコースティック・ユニット、ザ・ロング・ロストとしてもアルバム『The Long Lost』をリリースした。
●The Long Lost <http://www.myspace.com/findthelonglost> デイデラスと、彼自身の作品ではもちろんのこと、フライング・ロータスの作品でもたびたびフィーチャーされている愛妻ローラ・ダーリントンによるユニット。Ninja Tuneよりのデビュー・アルバム『The Long Lost』は、高校生時代に出会った2人がかねてより温めてきたイメージを具現化。デイデラスは実験的エレクトロニクスとヒップホップ的手法で知られているが、ロング・ロストは二人のソングライターとプロデューサーによって生み出される悲しげで、デリケートなエレクトロ・アコースティック・サウンドだ。誰もが共感できる「愛」という題材を、ありふれた表現で描くのではなく、抑えられない感情がそのまま描かれたような音世界。エレクトロ・ミュージック・ファンはもちろん、アコースティック〜ボサノヴァ・ファンまで幅広く楽しめる美しいサウンドはスコットヘレンによるプロジェクト、サヴァス&サヴァラスにも通じています!LA 出身のロマンティック・マエストロことデイデラスが愛妻ローラと奏でるサイケデリック・ラヴバラード。心の揺らぎが切ないほど正直に映し出され、美しいメロディに潜む激しい感情が聴く者を圧倒します!!
●aus <http://www.ausmusik.com/> エレクトロニカ・シーンから彗星のように現れた若きアーティスト、Yasuhiko Fukuzonoによるプロジェクト。国内外のレーベルよりこれまでに7枚のフルアルバムを発表、日常の音を巧みに取り入れた繊細なサウンドプロダクションと美しい旋律に彩られた作品の数々は世界中に熱狂的なファンを持つ。昨年末リリースされた新作「After All」にはラルトラのLindsay Andersonやフランスの音楽家Sylvain Chauveauなど世界各国から多彩なゲストが参加し、エレクトロニック・ミュージックの枠に留まらない先鋭的な音響世界とソングライティングの才能が結実した作品として、大きな話題を呼んだ。今夏にはSUMMER SONIC 2009に出演、自身初のオーストラリア・ツアーを経て、秋には待望のニュー・アルバム『Light In August, Later』のリリース、細野晴臣ら出演のDe La Fantasiaでのパフォーマンスなど、積極的な活動を展開している。京都でのライブではflauより人気ボーカリストcokiyu、world standardの敏腕ドラマー田中佑司が参加。
●OORUTAICHI <http://www.okimirecords.com/> 至る、マインドフォークロア。 ウリチパン郡をはじめとする数々のユニットやセッションで活動するモリグチタイチのソロ名義。1999年ドアーズ、レジデンツなどより受けた幾多の煌めきを濃縮するべく、ワンマンインプロビゼーションによって4trMTRを駆使して多重録音されたカセットアルバム『?』を皮切りに活動をスタート。その後脈々と無意識下で錬られていた破天荒なメロディーセンス、即興突発的な非言語による歌がダンスホールレゲエのパトスに誘発され爆発。打ち込みのトラックに"歌"をのせるスタイルへ変化した。2007年最新アルバム「Drifting my folklore」をリリース。未だ未聴の超個的全大陸音楽を求めて日々精進中。幻聴?幻音?