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開催終了(京都)「みやこの意匠と技 京焼」

詳細

2006年10月01日 22:37 更新

このコミュにぴったりな内容なのでアップさせていただきます。

開催概要
 日本にやきもの生産地は少なからずありますが、その中で京都は一種独特の位置を占めています。富裕層の需要に即した強い高級品志向と装飾性の高さ、さまざまな嗜好を反映した驚くべき多様性は、多くの人口を抱えると共に多数の富裕層を擁し、文化の発信基地でもあった都市・京都の工芸品ならではの性格と言えるでしょう。 

 京都国立博物館では、既に四半世紀以上にわたって京都を中心とする社寺の文化財調査を実施してきていますが、特にこの十年ほどの調査を通して極めて多数の京焼作品の存在を確認しました(千五百点以上)。その多くは、近・現代になってから製作されたものですが、江戸時代にまで遡る作品も決して少なくありません。本展覧会では、野々村仁清や尾形乾山に代表される著名陶工たちのさまざまな作品や、この社寺調査の過程で見いだされた作品群を通して、都市・京都の工芸品である京焼の粋を紹介します。

 あわせて、本展覧会では京焼に関する調査・研究が現在どこまで進んでいるのか、その最前線の情況を紹介します。江戸時代に窯のあった場所が既に市街地化されているため、窯跡の発掘調査に困難の伴う京焼については、他地域のやきもの研究と較べると、考古学的な実証研究が著しく立ち遅れてきました。しかし、近年の京都市街地の再開発に伴う事前発掘調査は、次々と新たな事実を明らかにしてきています。たと えば、これまで対応する実作品が特定できなかったことから、わずかな古文献上の記述から推定されているに過ぎなかった野々村仁清登場以前の京焼についても、実物の提示が可能となりましたし、江戸時代を通して京焼がどのような変遷をたどったのかも跡付けることができるようになりました。 

 本展覧会では、こうした最新の調査・研究を踏まえて、近年飛躍的に実体が解明されてきつつある黎明期の京焼から、アールヌーボーなどの影響を受けて劇的に変化する近代京焼までの流れを

 1 京焼誕生 黎明期
 2 仁清登場 御室焼
 3 伝統と革新 乾山焼
 4 京焼の展開 出土品
 5 京焼の諸相 伝世品
 6 名工輩出
 7 広がる京焼 技術伝播
 8 大輸出時代 明治
 9 京焼の新世紀 二十世紀

という九章構成でご覧いただく予定です。展示品総数は約二八十件。やきもの生産地としては比較的後発であるにもかかわらず、他地域のやきものに強い影響を与えた京焼、その世界を心ゆくまでご堪能ください。

会期 2006年10月17日(火)〜11月26日(日)
会場 京都国立博物館 特別展示館
交通 JR、近鉄、京阪電車、阪急電車、市バス  地図
休館日 毎週月曜日
開館時間 午前9時30分から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
※ただし会期中の毎週金曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)

観覧料 一般 1,200円(1000/900円)、大学・高校生 800円(600/500円)、中学・小学生 400円(300/200円)( )内の料金は前売り/団体20名以上
障害者の方と介護者(一名)は無料となります。博物館入り口にて、障害者手帳をご 提示ください

http://www.kyohaku.go.jp/jp/index_top.html

コメント(7)

  • [1] mixiユーザー

    2006年10月01日 22:36

    国際シンポジウム

    テーマ「京焼へのまなざし」

    会 場 京都会館 会議場
    (京都市左京区岡崎最勝時町13番地 平安神宮南西)
    JR京都駅より市バスA1のりば5号系統にて「京都会館美術館前」下車徒歩1分
    地下鉄東西線「東山」駅下車、北へ徒歩8分

    日 時 11月11日(土) 午後1時より、聴講無料

    〈第一部〉 研究発表
    ルイズ・アリソン・コート氏 フリア美術館・サックラー   
    美術館キュレーター (陶磁史)、ルパート・フォークナー
    氏 ビクトリア&アルバート美術館シニアキュレーター (工芸史)、岡 佳子氏 大手前大学史学科助教授(文化史)

    〈第二部〉 パネル・ディスカッション
    ルイズ・アリソン・コート氏、ルパート・フォークナー氏、岡 佳子氏、尾野善裕 京都国立博物館主任研究員(考古学・陶磁史)、(司会)伊藤嘉章氏 東京国立博物館文化財部展示課平常展室長(陶磁史)

    <申込方法> 往復はがきに住所・氏名・年齢・職業・電話番号を明記の上、京都国立博物館「国際シンポジウム」係(〒605-0931 京都市東山区茶屋町527)まで お申し込みください。10月1日より受け付けます(定員になり次第締め切らせていただきます)。


    関連土曜講座

    10月21日 尾形乾山の絵画について 乾山焼との関係をめぐって 
         大和文華館学芸部次長 中部義隆氏

    10月28日 京焼の茶陶 
         三井記念美術館参事 赤沼多佳氏

    11月4日 京焼の萌芽 軟質施釉陶器について 
         京都市考古資料館前館長 永田信一氏

    11月18日 光琳・乾山のデザイン 
         MOA美術館学芸部長 内田篤呉氏

    11月25日 尾形乾山著『陶工必用』を読む 
         当館主任研究員 尾野善裕

    ※午後1時30分から、平常展示館 講堂にて開催。聴講無料(当日の入館料が必要)。定員176人。当日12時45分より講堂前渡り廊下にて入場整理券を配布します。

    京焼のテーマでありながら、国際的で、興味津々です!
  • [4] mixiユーザー

    2006年11月15日 01:18

    行ってきました!
    見応えありましたね。

    今日は仁清の雉の香炉が雄雌一双で出ていて感激!

    仁清の双耳水指の胴の張りと耳の配置の絶妙のバランスに天才の由縁を感じました。
  • [7] mixiユーザー

    2006年11月25日 15:42

    先日見てきました。
    出土品を年代別に展示するなど
    けっこう目で見て
    わかるための工夫がされていて
    初心者としては
    わかりやすかったです。
mixiユーザー
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  • 2006年10月17日 (火) 11月26日
  • 京都府 展示に関連したシンポジウムを開催
  • 2006年10月17日 (火) 締切
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