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開催終了精神医療の問題点の展示会

詳細

2006年09月05日 12:54 更新

前略、
 さて、今日新聞やテレビなどの報道機関には、犯罪やその被害者、自殺や児童虐待など暗いニュースが飛び交っています。地味でありますが、一人一人が互いを大切に思い、助け合う心を取り戻していくことが解決の糸口に繋がるように思われます。しかし、このような事件や社会問題の原因が報道機関によって「心の闇」と報じられ、心の専門家が論評し、その解決には「心の対する治療」が必要といわれています。

 不登校や非行、リストカットなどを行う青少年、会社や家族などと人間関係に悩み自殺していく20代や30代の若者、精神的に追い詰められ犯罪に走る人など、何かの歯車が狂ったために問題行動や事件を起こす人が目 につきます。緊張した心を持つ人やその家族、周囲の人は、どのように対処していいか分からず、「心に対する治療」に光明や救いを求め、心の専門家の門を叩きます。そして、心の平安を求め、病院や施 設に入ったり、精神薬に頼り、心の危機を回避しようとしたりしています。

 しかし、精神医療で定義されているように、うつや不安障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、統合失調症などは、脳内化学物質のアンバランスによって引き起こされるのでしょうか? そして、こころのあり方、それ自体を解決するのではなく、拘束やショック療法、脳に直接 作用する薬物によって、本 当に心の平安が取り戻されるのでしょうか?

 一般に心に関する専門病院や施 設でどのような治療や処遇がなされているか知らされておらず、精神薬の本 当の副作用について市民はほとんど知らされてきませんでした。1997年の安田系列病院(大阪府 )を契機に、閉鎖的空間であった精神病院や高齢者施 設の問題が大きく取り上げられるようになり、精神医療に関してさまざまな改革が進む一方、精神医療の現場で起きる事件や問題は減少しておらず、不祥事や人権侵害が次々と摘発されています。

 また、当会を含めた多くの市民団体などの活動が実を結び、今年になりようやく、厚生労働省も精神薬による自殺の副作用や子どもの突然死を認め、製薬会社に医薬品添付文書の改訂を指示しています。しかし、そのような改革や副作用問題について、多くの市民は未だに知らされておらず、被害や副作用に苦しむ人や突然の悲劇に嘆き悲しむ人が後を絶ちません。

 このような現状を解決するためには、より多くの市民に心に対する治療現場の実態や隔離拘束・薬物療法などの問題を知らせる啓発活動が重要と考えています。そこで、ロサンジェルスの国際本 部では、昨年暮れに精神医療の問題に関する啓発活動の拠点として、アウシュビッツ博物館や原爆ドームのようにさまざまな資料や記録フィルム、パネルを備え付けた博物館を開館しました。そしてこの度、この資料や記録映像をコンパクトにまとめ、世界各地、10数カ国で同時開催できるよう、移 動式「博物館」の展示ツアーを開催する運びになりました。

 ここのところ、自殺防止や発達障害者支援、心神喪失者の判定、社会復帰や退院支援など精神保健に関わる問題が次々と報じられ、その効果的な対策が叫ばれています。そこで急遽、日本 支部では、9月11日午後3時より憲政記念館(永田町1-1-1)にて日本 ツアーを開幕させていただきたく次第です。

 9月11日は、同時多発テロによって平和が脅かされ、世界中の人々が安全に関する意識を高める契機となった象徴的な日です。人の命や尊厳、権利が不当に奪われず、安全で安心して暮らせる社会の実現を目 指す活動が加速した日でもありました。そして、憲政記念館は、議会民主主義についての一般の認識を深めることを目 的として設立されています。民主主義は、人の基本 的人権の擁護や自由・幸福の獲得、圧制や不当な抑圧からの解放、そして良識ある社会の建設を目 指した人々によって、連綿と受け継がれてきました。

 関係者の多大の協力や支援によって、上記のような重要な日に、人の尊厳や存在を擁護する象徴的な場所で、日本 ツアーの開幕式を開催できることに感謝しています。

 より多くの方々にこの開幕式に出席していただき、心の問題を取り巻く情報を提供し、この問題に関する効果的な対策を講じていきたい次第です。関係者の方々には、ご家族や知人をお誘いの上、日本 ツアーの開幕式に参加していただければ幸いです。何卒よろしくお願いします。

草々

平成18年8月吉日

市民の人権擁護の会日本 支部
代表世話役 南 孝次


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市民の人権擁護の会・移動式「博物館」展示ツアー 開幕式 

場所:  憲政記念館(東京メトロ国会議事堂前駅徒歩7分。永田町駅徒歩5分)
時間:  午後3時開始(オープニング式典あり)
連絡先: 市民の人権擁護の会日本 支部 Tel&Fax03-3576-1741
        ※参加無料、どなたでも参加できます
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移動式「博物館」の展示ツアーの説明

目 的: 
一般に知らされていない精神医療の歴史やその治療実践の変遷、そして発達障害やうつ、統合失調症に対する薬物治療などの問題に関して、写真やグラフィック、その説明を13枚のパネルにまとめ、さらに精神医学や心理学の研究所・治療施 設で行われた実験や実践の記録フィルムや問題提起している専門家の方々のコメントを交えたDVDを8台のプラズマ画面で放映し、より多くの市民に短い間に、精神医療の歴史や変遷、そして精神保健を取り巻く現状や問題点を知っていただくこと。

展示物内容:
1、今回の展示会で使用される全パネルの全長は、約56.5メートル。
2、 写真やイメージ画像、説明文から成り立っている、約2.4m(縦)
×3m(横)のパネルは、全部で13枚。同サイズのパネル1枚が
入館の際に展示ツアーの始まりとして設置されます。
3、 ビデオ・モニターの背景として設置されるパネルは、全部で8枚。
その内、約2.4m(縦)×約1.5m(横)のパネルが、7枚。
約2.4m(縦)×3m(横)のCCHRのパネルが、1枚。
42インチ・プラズマ画面のモニターやDVDプレーヤー、
付属のタッチ・パッド(DVDスタート・ボ タン)が、各8台。


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