アメリカ先住民の母とウクライナ人の父を持つ彼女は、カナダ西海岸に渡り、教育学、民俗音楽学、人間発達学など学び、博士号を取得した後、ヒッピー大盛況時代にカナダの音楽療法確立の中心的存在の一人として活躍しました。家族の近くへという希望で、数年前にアメリカに帰国し、現在は、SantaBarbara(サンタ・バーバラ)に住み、Antioch University (アンテイオク大学) の人間発達と先住民族研究学部に所属し、博士課程「専門職におけるリーダーシップと変革」プログラムの教授をしながら、音楽心理療法の臨床活動を続けています。先住民族の血と知恵を引き継ぐ彼女の哲学と理論は、音楽療法という近代のまがいもの?!とも言える学問に価値ある貢献をしていると思います。音楽療法や、芸術活動と先住民族に関する研究、著書が多数あります。音楽療法の領域では、ベルリン芸術大学における音楽療法質的リサーチ世界シンポジウムのメンバーであり、電子ジャーナル「Voices:音楽療法世界フォーラム」の共編者です。