９月読書会の幹事をさせて頂くことになりました、秋です。
みなさま、宜しくお願いします。

課題本：飛浩隆『グラン・ヴァカンス』
http://www.amazon.co.jp/dp/4150308616/
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/20861.html


日時：9月28日（土曜日）　 15時開始（2時間ほどの予定）
　　　　その後、参加希望者のみで二次会
　　　　※詳細が決まりましたら、修正加筆・告知させていただきます。

場所：京都市内の喫茶店
　　　※開催場所は決定次第、参加者の方に連絡いたします。

「『グラン・ヴァカンス』は、天才作家飛浩隆の華麗なる再デビュー作であると同時に、鮮烈な詩的イメージとストイックかつエモーショナルな筆致、そして謎めいたガジェット／ディテールに覆われ尽くした、ゼロ年代日本SFが生んだ傑作中の傑作である。
　永遠に終わらない夏、時間からも空間からも取り残された仮想リゾート地「数値海岸」、人間どもに見捨てられたAI（アーティフィシャルインテリジェンス）たち。だが彼ら彼女らがいかに「人間」に似ていることか。そのデジタルな実存の生々しさは、確かに、われわれの生の或る極限を垣間見せる。」（以下ページより抜粋）
http://dancehardcore.com/topics_les_grandes_vacances.html

本作はゼロ年代SF1位『虐殺器官』に続き、2位に選ばれた傑作で、先日ダンス化も行われた作品です。自分が読んできた小説の中でも特に偏愛する小説の１冊なのですが、実のところ、結構エログロです。ただし、グロ耐性が少しでもある方には是非ともオススメしたい。残酷で美しく、そして読後感がこれほどまでに清々しい小説は本作以外に読んだことがありません。

今回の読書会は飛先生のお知り合いの方（何度か本読書会の幹事を担当されている方です）も参加してくださるということで、裏話もお聞きできそうです。

ちなみに、本作を読んだ方なら、続編の短編集『ラギッドガール』ももちろんですが、飛先生自身がベストに挙げ、解説を担当されている水見稜の『マインドイーター』を読まれると、より理解が深まるのですが、まぁそこまで求めるのは酷でしょう。それでは皆様の参加をお待ちしております。

（※繰り返しますが、結構エログロです。その点だけご注意ください。笑）