The Thrillseekers [Adjusted / Armada Music / from UK]こと Steve HelstripはUKを代表するDJ / プロデューサー。 1999年にイギリスのインディーズ”Neo Records”から発表された” Synaesthesia”が 瞬く間に10000枚以上のレコードを売り上げた。 後に同曲にUKの女性シンガーSheryl Deaneをフューチャーしたバージョン”Fly Away”は 世界10カ国以上のメジャーレーベルからシングルリリースを成し遂げ大ヒット。 発売から10年以上経過している現在でも世界各国の数え切れないほどのCD / コンピレーションに 収録され続けており、Paul van DykやFerry CorstenなどトップDJ達からのRemix提供やサポートもあって ”Synaesthesia”はSystem Fの”Out Of The Blue”やSolarstone “Seven Cities”らと並ぶ European Trance初期の Anthemに数えられている。 また、BT、Chicane、Armin van Buuren、Ferry Corsten、Reflekt、Blank & Jonesら トップDJ・Trance Legends達へのRemix提供も数多く行っており、特にアイルランドの国営TVプログラム ”Tourism Ireland”のテーマ曲に使われた”Saltwater”を含む3曲のRemixを提供したChicaneや 1st Album “Right Of Way”に収録の共同プロデュース”Sublime”がメガヒットしたFerry Corstenとの親交は深い。 伝説的な大ヒットから一躍シーンに躍り出たSteveは2002年にMinistry Of Soundと契約、 この頃にはUK Tranceの第一人者としてMOSやワーナー、Sony、EMIなどを中心とする 多数のメジャー系コンピレーションにも楽曲が収録。 ポップ化しつつあったダンスミュージックシーンにおいても成功を収めていたが、 Tranceシーンの分岐点であった2004年にSteve自身によるセレクトレーベル Adjusted Musicを立ち上げると、 よりストイックで洗練された楽曲の製作、配信を手がけ”Safe To Dream”、”New Life”、“Waiting Here For You”、 “The Last Time”といった新たなヒット作を世に送り出した。 また同レーベルからは自身のDJ Mixシリーズ ”Nightmusic volume 1〜3”を発表。 このCDはUKを中心にアメリカ、ロシア、アジアなど各国でライセンスリリースされ、 DJとしても多忙を極める現在のワールドツアーの礎となった。 2009年には彼の最大の理解者でTranceシーン最大のディストリビューションを持つ Armin van BuurenのArmada Musicと契約を交わし、彼の持つヒット曲の数々を再リリース、 またArminのA State Of Trance 2010に収録された新曲”Savanna”や M.I.K.E.(a.k.a. Push)とのコラボレーション曲 ” Effectual”が発表されるなど新たな活動場となっている。 更に2010年からはLive Extremeと呼ばれる自身のヒット曲を中心にPC、デジタルドラム、シンセサイザー、サンプラーを 一人で駆使して演奏する独自のLive Systemを設計。 研ぎ澄まされたサウンドを極限まで追求する過激なパフォーマンスは Ministry Of Soundが運営するThe Galleryのワールドツアーやビッグフェスを中心に多くのクラウド達を巻き込み、 世界中を熱狂の渦に巻き込んでいる。