β版【ケンチク資料鑑賞会】コルビュジェ 全作品集を全部「見る」会
今回見る範囲：第1巻　1910-1929　202ページ　

昨年、世界遺産に登録された、東京上野にある「国立西洋美術館　本館と前庭」は、近代建築の巨匠と称されるフランスの建築家ル・コルビュジェ Le Corbusier 1887-1965 によって設計されました。

そのコルビュジェ自身が編集に関わったと言われる「全作品集（8巻本）」は、コルビュジェの建築の考え方を知る最良の資料と言われています。多くの建築家たちも座右の書として手元置いているようです。

コンテンツとしては、写真、ドローイング、図面、テキストなど様々なイメージによってコルビュジェの思想が表現されています。しかしながら、8巻本というボリュームもあり、全てを読むというのは至難の業です。特に専門的な研究者ではない一般のケンチク愛好家には特に敷居が高いと考えられます。

そこで、この8巻をOHPなどでスクリーンに投射しながら「読む」のではなく全ページを「見る」という鑑賞会を企画しました。コルビュジェの手が入った「アミテラス版作品集」日本語版をスクリーンに拡大して、簡単な解説を付けながら「鑑賞」します。

スライドで流れていくイメージは一般のコルビュジェファンの方にも楽しめるでしょう。また、設計関係の方にも、気軽にコルビュジェの思想を確認する有益な機会となるはずです。

飲み物（アルコール類は除く）や軽食などは常識の範囲内で持込可とします。

【場所】IDL会議室（JR代々木駅から徒歩30秒）
【時間】約60分
【料金】β版なので無料ですが、アンケートにご協力お願いします。
【参加方法】以下のフォームよりお申込みください。このFacebookpage上の「参加予定」にクリックしても参加者リストに乗りませんのでご注意ください。
https://goo.gl/PPZATC
【申込期限】催行日前日09:00まで
【ご注意】諸般の事情により中止になる場合はご容赦ください。

◎出張レクチャーも受け付けています
希望の日時に「会社や自宅で鑑賞したい」という方のために出張レクチャーにも対応致します。メッセンジャーよりお問い合わせください。

◎基本情報
【書名】ル・コルビュジエ全作品集 全8巻　日本語版
【編者・訳者】ウィリ・ボジガー，オスカル・ストノロフ，マックス・ビル編，吉阪隆正訳
【出版社・出版年】ADA Edita Tokyo, 1978

【各巻の目次】
第1巻　1910-1929　202ページ　
メゾン・ドミノ、＜シトロアン＞型住宅、ラ・ロッシュ・ジャンヌレ邸、ぺサックの集合住宅、エスプリ・ヌーヴォー館、パリのヴォワザン計画、ガルシュの家、ヴァイセンホフ・ジードルンク、国際連盟会館計画ほか

第2巻　1929-1934　182ページ
サヴォア邸、セントロソユース、サロン・ドートンヌ、ジュネーヴの共同住宅＜クラルテ＞、パリ国際大学都市スイス館、パリ救世軍本部＜シテ・ド・レフュージュ＞、モスクワのソヴィエト館ほか

第3巻　1934-1938　156ページ
北アフリカ都市計画（ヌムール、ヘロクール、ツリン）、パリ郊外の週末住宅、リオデジャネイロ計画、パリ計画1937、マンハッタンへの提案、カルテジアン超高層、組合村計画、マテの家ほか

第4巻　1938-1946　202ページ
無限成長美術館計画、アルジェ計画、リオデジャネイロの教育保健省、ブリーズ・ソレイユ、サン・ディエの都市計画、ラ・ロシェル、パリの都市計画、マルセセイユのユニテ工事報告、国連本部計画ほか

第5巻　1946-1952　234ページ
ラ・サント・ボーム、ボゴダの都市計画、＜ロク＞と＜ロブ＞（カプ・マルタン）、ロンシャン、マルセイユ計画、7V（交通路）の法則と都市計画、チャンディガール、モデュロール、マルセイユのユニテほか

第6巻　1952-1957　218ページ
ロンシャンの教会、チャンディガール、サラバイ邸、ショーダン邸、アメーダバードの錦糸会館・文化センター・美術館、ユニテ（ナント、ベルリン、他）、フィリップス館、パリ国際大学都市ブラジル館、ジャウル邸ほか

第7巻　1957-1965　238ページ
チューリッヒの展示館、ラ・トゥーレット、ケンブリッジの視覚芸術センター、チャンディガール、オリヴェッティ電子計算センター、ベニスの新病院、東京国立西洋美術館、パリ国際大学都市ブラジル館ほか

第8巻　The Last Works　202ページ
フィルミニ・ヴェール（ユニテ、文化センター、教会）、チャンディガール（知識の博物館、美術館、美術・建築学校、議事堂と高等法院のタピストリー、他）、ベニスの新病院計画、チューリッヒの展示館ほか