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開催終了オペラハイライト  ドンジョヴァンニ 演出家より

詳細

2006年03月06日 13:42 更新

オペラハイライト第4弾  ドン・ジョヴァンニ

モーツァルト生誕250年を祝って!
オペラハイライト第4弾は、予てからの予告通り、ドン・ジョヴァンニをお送りいたします。
チラシも完成いたしました。
チケットの発売は公演6月3日の、3ヶ月前からです。
つまり、もうどっしどし受け付けいたしますよ!
お申し込みは
板橋区文化会館  電話03 3559 2222
もしくは
板橋区演奏家協会まで
板橋区演奏家協会のホームページ
http://ipaipa.com/
電話09048341223

ドン・ジョヴァンニ、舞台はスペインです。
登場人物の名前の頭に、「ドン」とか「ドンナ」とか付いているのは、前者が男性の、後者が女性の貴族の称号になります。
付いていな人物、ツェルリーナ、マゼットなどは
平民と云う訳ですね。

演出家、水島よりの予告といたしまして、チラシの赤い薔薇に象徴されるように、思いきりエロチックな
味付けで迫りたいと思います、御期待下さい!
しかし、演出家兼出演者としては、自分のラヴシーンにも言及しなければならない訳で、
「ドン・ジョヴァンニくん、
 私の腰をもっと強く抱く!」
なんて指示も・・・あわわわ

前回に引き続き、オーストリア直輸入、チョコレートつき、
今度は、「モーツァルト・ターラー(金貨)」です。ミラベル社製。
演奏家協会一同、自信を持ってお届けします。どうぞ、お楽しみに!

あらすじ
ジョヴァンニの従者レポレロのぼやきのシーンから始まります。
そして、始まって数分後、ジョヴァンニは、
ドンナアンナの寝室から、
(既にいけない事をしたと云う設定でいきます!)
アンナにしがみつかれ、逃げ出してきます。
助けに現れた父親の騎士長を、あっという間に殺害。
極めて美しく、整然としたモーツァルトの音楽で
さらりとここまで語られますが、
ショッキングな幕開けです。
復讐を誓うアンナの助太刀、
婚約者のドン・オッターヴィオは
思いきって腑抜けでいきます。
モーツァルト自身も、当時のテノール歌手に反感でもあったのか、結構ばかにした書き方をしていますし。

場面変わって第2の女ドンナ・エルヴィーラ登場です。
ドンナ・エルヴィーラは、3日間、ジョヴァンニの妻として過ごしたあと捨てられた女で、
執拗にジョヴァンニを追い続けています。
しつこい女です。
しつこい女は、大抵優しい人が多いみたいですね、
私の統計によれば。
エルヴィーラも最後まで本当にジョヴァンニを愛し、気遣う、唯一の女です。
しかし、可哀想にも、やっと再会したジョヴァンニがとんでもない女たらしだと
名曲「カタログの歌」で、レポレロから告げられます。

第3の女は、村娘ツェルリーナ。
何と婚礼の最中に、花婿マゼットの目の前から、
かどわかされかけててしまいます。
よく考えると、まったく凄い台本です。
とんでもない事だ。

この3人の女を巡って、物語は壮絶な地獄落ちのラストへ。
裁定を下すのは、アンナの父、騎士長です。
娘の復讐とは云いながら、最後にジョヴァンニに、悔い改めの機会を与えようとします。
この慈悲のこころ、考えさせられます。
血の気の多い演出家は日頃、
悪いやつは即刻八つ裂きじゃー!
とすぐエキサイトしがちですから。
騎士長の与えた悔い改めの機会をきっぱり拒む
ドン・ジョヴァンニも、
でも、とても何だかかっこいい・・・
悪人名利に尽きる、タイトルロールの見せ場です。

ここで終わりにしたいとおっしゃる方もおられます。
ジョヴァンニが地獄に飲み込まれて行く、
音楽も最高の緊張を極める、
そのあとに、登場人物全員再登場する、間抜けなフィナーレはいらないと云う訳です。
しかし、私はこれあってこそ、「モーツァルト」だと申し上げたい、
前述の騎士長の、慈悲のこころと共に、省かないで行こうと思います。
それに、最後の最後、ユニゾンで歌われる
questo e fin
の旋律、何と美しいことか、
きいて戴きたいですから!

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  • 東京都 板橋区立文化会館大ホール
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