１１月も大きな企画が２つ揃いました。

１つは第２回筥崎千年現代音楽祭でもう一つは九州大学ミュージアムカフェ「九州大学百年の宝物語り」の連続開催です。

今年の２月に開催され大きな反響を呼んだ筥崎現代音楽祭ですが、この１１月に新たに「千年」を加え「筥崎千年現代音楽祭」として第２回が開催されます。

今回は「エリック・サティと夢みる機械」とタイトルが付き、質・量とも前回を上回る内容です。

箱崎水族舘喫茶室では３つの公演が開催されますが、特に２６日（土）開催のエリック・サティ「ヴェクサシオン」８４０回のマラソンコンサートは、演奏されることがめったにないにもかかわらず曲の特徴（演奏時間がほぼ一昼夜かかる）によって有名な曲を数十人の弾き手によるリレー演奏で完成させようとする、イベント性が非常に高いコンサートです。ぜひ、当日はお店にお越しになりご自身で「ヴェクサシオン」を体験してください。

２３日の「家具の音楽」ではエリック・サティの他、ブライアン・イーノの「ミュージック・フォー・エアポート」が演奏されます。
２５日にはなんとジョン・ケージの「チープ・イミテーション」が演奏されるなどすべておすすめの内容です。

もうひとつの大きな企画は１１月１５日〜１２月１８日まで九州国立博物館にて開催される「九州大学百年の宝物」展に連動したもので、九州大学がミュージアムカフェ「九州大学百年の宝物語り」を１１月から１２月にかけて連続して開催（全７話）します。
収蔵点数日本一を誇る九大の学術資料をもとに毎回違ったテーマについて専門分野の先生方から面白いお話が聞けます。
それもセミナーのような硬い形式ではなく、喫茶しながらのリラックスしたものなので実に楽しそうな企画です。この機会に足をお運びください。

上記の他、２０日（日）にはついにデ・クアトロ・オハス（DE CUATRO HOJAS) が箱水初登場します。ラテン音楽を中心に素晴らしい演奏を繰り広げます。これはおすすめです。

その他の企画もそれぞれ文化・芸術の町、箱崎にふさわしい楽しいものばかりです。みなさんお気軽にお店へお越しください。

◎美和子のおんがくかい?
３日（祝）　１６：００〜
大人も子供も楽しくクラシックを中心に歌曲、器楽演奏をします。肩がこらない演奏会です。

出演者：岩田明子、岩田耕作、岩田悠花、大井このか、樫原典子、神谷二郎、白濱茂樹、白濱美佐子、田中美和子、中野真澄、中村英敏、野田よう子、藤原佐保子、細川美津子、宮園智子

料金：無料（ただし別途、喫茶料金が必要です）

◎金曜日の夜はジャズ・ライブ
４日(金)　 １９：３０〜
金曜日の夜はジャズ・ライブ。週末はジャズでリラックスしましょう。
スタンダードナンバーを中心に演奏します。

演奏：三好カルテット（テナー・サックスを中心とした４人編成のグループです）

料金：無料（ただし、喫茶料金が必要です）

◎ＪＡＺＺ　Ｔ．Ｔカルテットwith　Ｍｏｒｌｙ　ジャズライブ
５日（土）　１９：３０〜
グッドオールドジャズ！しかも、アダルトな男性ボーカルで！くつろぐのに最高〜。
出演
ヴォーカル（とトロンボーン）：Ｍｏｒｌｙ　
アルトサックス：副島広巳　
ピアノ：武井栄　
ウッドベース：川上俊彦　
ドラム：武井庸郎

料金：１５００円（ワンドリンク付き）

◎れいら　「青色の風景」
６日(日)１５：００〜１６：００
出演：れいら（ピアノ弾き語り）

毎回大好評の企画。フレンチポップス、ボサノヴァ、オリジナルなど演奏します
くつろぎのひとときをお過ごしください

料金：無料（ただし喫茶料金が必要です）

◎Telephony　ライブ
６日(日)１９：００〜
出演：Telephony（インストゥルメンタル・アコースティックギターデュオ）
ゲスト：和太郎さん（大角太郎　（ヴォーカル、ギター）、わいち（カフォン、コーラス）、西村直（ギター））

料金：１５００円（１ドリンク付き）

ご予約・お問い合わせはこちらまでどうぞ
Telephony_live@yahoo.co.jp

◎九州大学ミュージアムカフェ「九州大学百年の宝物語り」
第１話　７日(月) １８：３０〜１９：３０
第２話　１０日（木）１８：３０〜１９：３０
第３話　２１日（月）１８：３０〜１９：３０

１１月１５日〜１２月１８日まで九州国立博物館にて開催される「九州大学百年の宝物」展に連動した企画です。全７話で毎回違ったテーマについて専門分野の先生方から面白いお話が聞けます。

第１話　写真集で見る九大百年―箱崎馬出物語　お話：折田悦郎（大学文書館：教授）
第２話　山師の秘伝書―江戸時代の採鉱冶金学　お話：中西哲也（総合研究博物館：准教授）
第３話　九大百年の宝物展―みどころとうら話　お話：岩永省三（総合研究博物館：教授）

定員：３０名程度（先着順）
参加費：５００円（ワンドリンク付き）
予約方法：Ｅメール（qcafe@museum.kyushu-u.ac.jp）または電話（０９２−６４２−４２５２）まで。?氏名?年齢?メールアドレスまたは電話番号?あればコメントを添えてお申し込みください。（各回前日まで。電話受付は土日祝なし）
問い合わせ先：九州大学総合研究博物館事務室　ＴＥＬ＆ＦＡＸ　０９２−６４２−４２５２

〜チラシより内容抜粋〜今回展示している資料や、それにまつわる研究史などを、裏話や昔話もまじえつつ、九大の研究者が語ります。講演会でもなくセミナーでもない、くつろいだ雰囲気の中、お茶屋お食事をとりながら、九大創立百周年の今だから聞けるお話をどうぞゆったりとお楽しみください。

◎金曜日の夜はジャズ・ライブ
１１日(金)　 １９：３０〜
金曜日の夜はジャズ・ライブ。週末はジャズでリラックスしましょう。この日は２バンドのライブです。スタンダードナンバーを中心に演奏します。

白石カルテット（テナーサックスを中心とした４人編成）
暴れ馬（ピアノトリオ）

料金：無料（ただし、喫茶料金が必要です）

◎あまのゆうじ　「トリオ・コンサート」
１２日（土）１５：００〜１６：００
フルート音楽の愉しみシリーズ２０１１　ｖｏｌ３

出演：あまのゆうじ（フルート）、浅井雅子（クラリネット）、羽田野美穂（ピアノ）

曲目：ドニゼッティ「トリオ」、ベルリオーズ「キリストの幼少時代」ほか

料金：１５００円（別途、１ドリンク要オーダー）

◎箱崎ブルースナイト
１２日(土) １９：００〜２１：３０
ロック、ブルース　のライブ。２バンド出演します

１．Takayama band
２．Yasu Band（with Kabachan(harp))

料金：１０００円（１ドリンク付き）

◎コドモtoサイエンスカフェ第２回「虫博士に聞いてみよう！」
１３日 （日）１７：００〜１８：３０
コドモtoサイエンスカフェ2011 第2回
（子ども夢基金助成事業）

子どもと科学をむすぶプロジェクトconnetが主催する「コドモtoサイエンスカフェ」。第二回目のゲストは，総合研究博物館の虫博士，丸山宗利先生です！
子どもたち，身の回りにいる虫のことどれくらい知っていますか？
大人の方は，子どもに戻って，科学のわくわくドキドキを体感してみましょうか♪
身近な虫のことはもちろん，見たこともないような虫のこと，博士の子ども時代のことなどなど，虫博士とお話しながら，虫のヒミツを探ってみよう！

定員20名程度，
料金　無料，但し別途カフェでお一人様500円の１ドリンクオーダーが必要です。

お問い合わせ先
九州大学大学院統合新領域学府内コネット
担当／坂倉
E-mail：connet03@@gmail.com（@をひとつ外して送信）

◎作元龍二　昭和フォークを歌う
１６日（水）１５：００〜１６：００
歌と演奏：作元龍二（ウクレレ）　

昭和に流行ったフォークソング、歌謡曲、ＧＳを中心に歌って演奏します。
（吉田拓郎、シューベルツ、荒木一郎、タイガース他）

料金：無料（ただし、喫茶料金が必要です）

◎ハコザキボイス「音楽祭、ここが聴きどころ」
１６日（水）１９：００〜
第２回筥崎千年現代音楽祭のプレイベント

１１月１９日（土）から２６日まで開催される筥崎千年現代音楽祭の見どころ、聴きどころを紹介、解説します。
出演：藤枝守（音楽祭：音楽監督）その他
料金：８００円（１ドリンク付き）
先着３０名（事前申込不要）

◎デ・クアトロ・オハス（DE CUATRO HOJAS) コンサート
２０日 (日)１６：００ 〜 １７：３０

DE CUATRO HOJAS　紹介
2007年夏、タンゴ・ラテン音楽コンサートのため結成。 同年10月、アクロス福岡シンフォニーホールにてデビュー。 国内外で活躍中のピアニスト岩崎大輔を中心に、ウ゛ィオラ、コントラバス、パーカッションによるユニット。 演奏のほとんどが、岩崎による書き下ろしの編曲で、ラテン音楽のほかにもクラシック、ジャズ等あらゆるジャンルを熱演中！ またゲストミュージシャンとの共演（歌手、ギタリストなど）にも積極的に取り組んでいる。

メンバー
岩崎大輔（ピアノ）、森下香蘭（ヴィオラ）、森しのぶ（コントラバス）、村岡慈子（パーカッション）
ゲスト：れいら（ヴォーカル）

料金：予約２５００円（当日３０００円）　１ドリンク付き

お問い合わせ・ご予約
morishino@softbank.ne.jp
または０９０−８７６５−７１８３（もり）

プロフィール
岩崎大輔 (Piano）：幼い頃よりクラシック、ポピュラー等ジャンルの問わずピアノに親しむ 。１９７４年１５歳でピアニストとしてデビュー、その後2度にわたりヤマハエルモーショングランプリ 。ベストキーボード賞を受賞。1981年ボストン・バークリー音楽院へ留学。ピアノ、作曲、編曲、和声学等を学ぶ。 帰国後、東京を拠点にジャズを中心とした内外のトップミュージシャンとのライブ活動から、テレビドラマの音楽「もう誰も愛さない」(フジテレビ)など多方面に活躍。１９９１年より故郷の福岡に拠点を移し、NHKテレビドラマ「愛情旅行」、プレイステーションのゲームソフト「リフレイン・ラブ」の音楽を担当。オーケストラとの共演や、邦楽・ジャズ・クラシックの融合したコンサート、 CD製作のプロデュース、などの活動を国内各地でまたドイツ、韓国、中国など海外演奏の機会も増やしている。
森下香蘭(Viola)：東京音楽大学付属高校、同大学器楽科ヴィオラ専攻卒業。 故 浅妻文樹、兎束俊之、豊嶋泰嗣の各氏に師事。１９９５年、ピアノトリオ（ポップス）のユニットでキングレコードからCDをリリース。２００１年、ヴィオラリサイタルを行う。２００６年３月、福岡県・江蘇省友好交流事業で福岡県音楽交流団として南京芸術学院にて演奏。１０月、響ホール室内合奏団のメンバーとして韓国公演に参加。２００７年１１月、福岡県・江蘇省友好交流事業で福岡県音楽交流団として南京紫金大劇院にて演奏。現在、フリーでオーケストラや室内楽、ソロ等あらゆるジャンルで活躍。九州室内管弦楽団では首席を務める。 九州室内管弦楽団、ムジカ・エスカルゴ、Bloomメンバー。H.P　http://karan-morishita.com/
森しのぶ (Bass) ：作陽音楽大学卒業。深澤功、渡辺彰考、井戸田善之の各氏に師事。 第３９回西日本新人紹介演奏会出演。２００５年、コントラバスリサイタルを行う。 西日本中心にオーケストラ、室内楽等あらゆるジャンルで演奏活動を行う。 また、後進の指導にもあたる。 出雲芸術アカデミー音楽院本科オーケストラコース客員教授、北九州市ジュニアオーケストラ講師。日本演奏連盟、九州ベースクラブ会員。
村岡慈子(Percussion)：くらしき作陽大学卒業。第２３回中国新人演奏会出演。 フリーの打楽器奏者として、オーケストラやアンサンブル活動の他、劇団四季ミュージカル 「ライオンキング」等のも出演。作、編曲も手がけ様々なアーティストへの曲の提供や、 後進の指導も行っている。 パーカッションアンサンブル「パルスV」、「スーパープリズム」、「P-Rhythm」、 お話と音楽のユニット「語音（かたりね）メンバー、九州管楽合奏団団員、西日本打楽器協会会員、北九州ジュニアオーケストラ運営委員。

◎‘ｍｉｍｅｉ’ピアノひきがたり会
２０日（日）１９：００〜１９：３０
演奏：原井みめい（ピアノ、歌）
オリジナル曲を中心にピアノの弾き語りします。
料金：無料（ただし、喫茶料金が必要です）

◎第７回博Ｍｏｎｏ塾　テーマ「館長学について考える（仮称）」
２２日（火）１９：００〜２１：００
テーマ「館長学について考える（仮称）
　　　　　　これまで、日本の博物館学の中では、「館長学」という専門性が
　　　　　　すっぽり抜け落ちていた気がします。皆さんで日頃の館での館長
　　　　　　への希望、要望、あるべき姿などの「愚痴話」を元に、博物館の
　　　　　　館長のあるべき姿を議論しましょう。
その他　講師は未定。おそらく、全員参加のＷＳになる予定。
詳細は別途またお知らせします。

◎サティ・リアルタイム?〜筥崎千年現代音楽祭
２３日（祝）１６：００〜
サティ・リアルタイム?「日常の中に〜家具の音楽・居間の音楽

家具という事物を通じて日常への意識を目覚めさせたサティの実践は、のちにジョン・ケージやブライアン・イーノによって拡張されていく。今回は、水族館喫茶室の空間全体を使って「家具の音楽」の楽曲の演奏を点在させ、居間にある事物を打楽器に見立てたケージの居間の音楽やイーノ、ハロルド・バッド、芦川聡などのアンビエントを指向する音楽を忍び込ませるという。あらたな演出で日常の時間を作っていく。
また、博多仁和加仕立ての語りがつく「スポーツと気晴らし」は本邦初演。

出演：棚町幸則（クラリネット）、大場秀毅、山下友子（バイオリン）、長谷部愛香（打楽器）、Megumi Shibata（ピアノ、声）、幸松えみ（ピアノ）、梅木繁良（語り）ほか

料金：２０００円（１ドリンク付き）

◎河崎純　自在即興演奏ライブ?
２４日(木) ２０：００〜２１：３０
４月に引き続き今年２度目の登場。多彩な音色と響きをお楽しみ下さい。

出演：
河崎純（コントラバス）
庄子勝治（アルトサックスetc.）
武井庸郎（ドラム、パーカッション）
花田コウキ（ギター）
大内田早穂（オドリ）
新部健太郎（舞踏）

料金：２０００円（別途、１ドリンク要オーダー）

河崎純プロフィール：コントラバス、作曲、即興。１９７５年生まれ。早稲田大学文学部卒業。コントラバスを齋藤徹、吉澤元治に師事。自作、即興、編曲による無伴奏ソロ、舞台作品の音楽監督、構成、委嘱作品の作曲のほか主宰、参加アンサンブル多数。ライブ活動は、主に東京のほか日本各地、海外での演奏は、ポーランド、アメリカ、台湾、リトアニア、スコットランド、ロシア、フランス、スイス、ウクライナ、エジプト、トルコ、ハンガリーで行う。

◎サティ・リアルタイム?〜筥崎千年現代音楽祭
２５日（金）昼の部１７：００〜１８：３０
サティ・リアルタイム?・・・時間の発見〜サティからケージヘ

演奏：岩田明子（ソプラノ）、岩田耕作（ピアノ）

三部構成からなる交響的ドラマ「ソクラテス」は、いっさいの劇的な盛り上がりがなく、たんたんとソクラテスの死が語るように唱えられていく。この音楽の歌のパートを易経によって組み替えて作られたのがケージの「チープ・イミテーション」。ケージは、サティの音楽の中に退屈で偶有に満ちた時間を見出した。サティとケージが仕掛ける退屈な時間に浸ってみる。

曲目：サティ「ソクラテス（１９１８年）、ジョン・ケージ「チープイミテーション（１９６９年）

◎サティ・リアルタイム?「ヴェクサシオン〜８４０回のマラソンコンサート」
２６日（土）早朝０６：００〜深夜２４：００（予定）

料金：演奏者以外―喫茶料金のみ、演奏者―５００円（１ドリンク付き）

エリック・サティのピアノ曲「ヴェクサシオン」はよく世界最長の曲として紹介されます。わずか１分程度の長さの曲ですが８４０回繰り返すようにと作曲家の指示が楽譜に書き込んであるので演奏時間は１６時間を超えていきます。
北部九州ではおそらく二十数年振りの演奏です。おそらく、今後２０年は演奏されないと思うので皆さんぜひ当日、お店にお越しください。（一生の記念になりますよ）
２６日は午前６時にお店は喫茶営業を開始します！一応、深夜２４時までの営業を予定しています。

◎Setz　コンサート
２７日（日）１４：３０〜１５：３０
女性コーラスのミニ・コンサートです

曲：
Fair Phllis I saw(John Farmer)
Il bianco e dolce cigno(Jacob Arcadel+)
Ave verum Corpus(Ariel Quintana)
Loch Lomond(David Overton)

料金：喫茶料金のみです