このたび第22回映画祭TAMA CINEMA FORUMにおいて、今年の第25回東京国際映画祭の日本映画・ある視点部門で初公開された『あれから』（篠崎誠監督）を先行上映致します。

2011年3月11日、東日本を襲った大震災。被災地から遠く離れた東京の、静けさを取り戻して行く日常に反して、激しく揺れるヒロインの心情を確かな演出力で活写した作品です。

本作は、震災を背景として、被災地の風景やニュース映像を一切用いずに慎ましく「あれから」を描いています。平穏を取り戻したかのようでどこかおぼつかない日常を生きて行く私たちの「これから」の希望を感じる作品です。

上映後に篠崎誠監督をお迎えしてのトークを行います。

■「3.11」特別先行プレビューPART2
http://www.tamaeiga.org/2012/program/011.html

日時：11月17日（土）14:45開場　15:00開始
会場:ベルブホール（京王・小田急永山駅徒歩３分）
プログラム：
15:00-16:03　『あれから』
　　　　　　　　 [63分／監督：篠崎誠 主演：竹厚綾]
16:03-16:45　トーク
　　　　　　　　ゲスト：篠崎誠監督
チケット：
一般：前売1,200円 当日1,400円
子ども（４歳〜小学生）：前売800円　当日900円
Lコード：31671

【ストーリー】
2011年3月11日。東日本を襲った大震災。その夜、東京郊外の靴屋に勤める祥子（竹厚綾）は被災地に暮らす恋人、正志（磯部泰宏）と連絡がつかずにいた。余震が続く中、ようやく通じた電話で、正志が大震災をきっかけに心のバランスを崩して入院したことを家族から知らされる。すぐに駆けつけたいとの申し出も、「これを機に別れた方があなたのためでもある」と断られてしまう。母亡きあと、祥子を気にかけてくれている叔母の直子（伊沢磨紀）も、「今は行かない方がいい」との意見だった。 容赦なく戻ってくる日常生活。同僚の真実（太田美恵）の結婚式も予定通り行なわれるという。
一見、いつもどおりの日々を送りながらも、彼への想いに"揺れる"祥子。そんなとき、いるはずのない正志が目の前に現れる…。

『あれから』
公式HP：http://arekara311.com/index.html

第22回映画祭　TAMA CINEMA FORUM
HP：http://www.tamaeiga.org/2012/