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開催終了第17回読書会リベンジ(J・D・サリンジャー)

詳細

2012年01月13日 00:09 更新

延期された第17回読書会のご案内です。

▼課題本
J・D・サリンジャー著、村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(白水社刊行のペーパーバック)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4-%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-J-D-%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC/dp/4560090009/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1321022493&sr=1-3

2012年最初の開催になります。
第17回読書会では、サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を取り上げます。
翻訳が異なると全く違った小説になってしまうのが、外国文学を日本語で読むときのおもしろさのひとつですが、今回は野崎孝訳ではなく、村上春樹訳に統一しましょう。
文庫ではなく、新書サイズのペーパーバックとして出版されているようなので、アメリカ小説を読んでいる気分を存分に満喫できるかも?
新しい年をホールデン少年とともに駆け抜けましょう。

(ほとんどやっちんさんが書かれた文章を変えただけ…オリジナリティゼロ)

▼日時・場所
1月28日(土) 14時開始
@ビラブリガーデン
http://www.2kaku.com/villabli/index.html

☆ ★ ☆ ★ ☆

参加をご希望される方は、参加ボタンをクリックしてください。
初参加の方も大歓迎です!

延期されたイベント上で日時の検討をいたしましたので、この日程で開催したいと思います。
時間については変更可能ですので、ご希望等ありましたら、コメントに書いてください。

今回、やっちんさんに変わりまして、不肖みつきが幹事をつとめさせていただきます。
不手際等もあろうことかと思いますので、どうか皆さま助けてください。

また、今までどおりその次の読書会の課題本の検討もした方がいいと思いますので、おすすめ本とかありましたら、ご持参いただいてもいいですし、その場で推薦してくださっても結構です。
こちらもあわせてよろしくお願いいたします。

コメント(34)

  • [1] mixiユーザー

    2012年01月13日 02:17

    初参加です。
    よろしくお願い致します。
  • [2] mixiユーザー

    2012年01月13日 15:08

    2回目です。どうぞよろしく!
  • [3] mixiユーザー

    2012年01月13日 22:37

    よろしくお願いします ヾ(^ω^*)
  • [4] mixiユーザー

    2012年01月13日 22:42

    ロバート空間さん、なごさん、一紗(こけし)さん、参加ありがとうございますわーい(嬉しい顔)
    ところで集合どうしましょう?
    現地集合にしたいなあ、と思うのですけど、元町駅集合がいい方いらっしゃいますか?
  • [6] mixiユーザー

    2012年01月13日 23:32

    現地集合で大丈夫ですよ!
  • [7] mixiユーザー

    2012年01月14日 01:24

    現地集合でOKです。よろしくお願いします。
    土日に課題本入手してきます〜ダッシュ(走り出す様)
  • [8] mixiユーザー

    2012年01月14日 09:05

    私は現地集合で大丈夫です。
  • [9] mixiユーザー

    2012年01月14日 22:33

    一紗(こけし)さん、リラさん、ロバート空間さん、ありがとうございます。
    駅も寒いですし、とりあえず現地集合ということにさせていただきます。
    大人ですし、大丈夫ですよねわーい(嬉しい顔)
    それと、あまり人数が増えすぎても大変なので一応8名定員にしようかと思います。4名がけテーブル2つが適当かなあ、と。
    すぎなみさんはまだ参加表明されていませんが、前イベントの流れでカウント済みです。
  • [10] mixiユーザー

    2012年01月15日 14:07

    すぎなみです〜、こんにちは。
    1月29日に試験があるので、今回は参加できません。
    次回の課題、また決まったら教えてください〜。
    とにかくライ麦畑が読み直せてうれしかったですよん。
  • [11] mixiユーザー

    2012年01月15日 16:10

    すぎなみさん、了解でーすわーい(嬉しい顔)またね。

    いま、ビラブリガーデン来ています。大丸の東側でおしゃれな場所。
    広い店内のなかで落ち着いたスペースを予約し、1人100円オフのフライヤーをゲットハート達(複数ハート)
    ベトナム料理のランチプレートが美味しそう。
    わたしは、早めにきて食べるかもです。
    「ワタナベ」で予約しています。
    よろしくお願いします。楽しみです。
  • [12] mixiユーザー

    2012年01月28日 18:02

    今日は、ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした。
    いつものことですが、とっても濃い楽しい時間を過ごすことができました。

    ビラブリガーデンの図書室のような一角に座らせてもらって、時間を気にせず、周りの喧騒も気にならず、わいわいと自分たちだけの空間にいるようでした。

    ホールデンくんの内面のことや、村上春樹の訳や、細かいエピソードについての皆さんの感想などなど、細部にわたって、話し込むことができて嬉しかったです。

    やっちんさん、残念でした。
    もし、やっちんさんが参加されていたら、話はまた違う方向に進んでしまったかもしれません。
    拙い幹事で、なんだか自分ばっかり話していたみたいになって、司会なのにごめんなさい。

    一応、これからの予定についても話しました。

    以前やった芥川賞受賞作の読書会が楽しかったのでまたやろう、ということになりました。
    これは、次々回です。
    参加なさりたい方は、受賞作が掲載された文芸春秋を用意しておいてください。

    そして、次回は、1971年に芥川賞を受賞した、古井由吉さんの『杳子』です。
    新潮文庫であります。

    やっちんさんが復帰されたら、幹事をお願いしたいですが、まだもう少し休養なさるということなら、わたしが幹事代行をさせていただくことも今日の参加メンバーで話し合いました。
    やっちんさん、気にせずゆっくり休養してくださいね。
    わたしも今日参加のメンバーもこの読書会が大好きです。

    ということで、ありがとうございました。
    そして、よろしくお願いいたします。
  • [13] mixiユーザー

    2012年01月28日 18:11

    いま、『杳子』の文庫をとりだして見ていて思いだしました。この文庫は、『杳子・妻隠』と2作品が掲載されています。
    せっかくですから、薄い本ですし、2作品ともやったらどうかと思うのですが、いかがでしょうか。

    『妻隠』を読めば、より古井由吉が描こうとしている世界観への理解が深まるような気がします。
  • [14] mixiユーザー

    2012年01月28日 18:57

    みつきさん 幹事ありがとうございました。お疲れ様でした。参加された皆さんもお疲れ様でした。

    いろいろ意見が交わせ、充実していてとても有意義でしした。こういう機会は貴重だとつくづく感じています。

    今回の文献は、今も以前も読み進めるのがつらい本で、自分にとって好きな作品とはいえないものでしたが、同様の否定的な意見を受けて、あえて擁護するような立場から考えてみて、作品としての価値が少し分かった気がしています。

    なかなか切ないな、というか(笑)

    次回文献は全く知らない作品ですが、予定が合うようなら是非また参加させてください。薄い本だということですから、2作品同時で結構です。
  • [15] mixiユーザー

    2012年01月28日 21:12

    みつきさん、幹事さんありがとうございました。

    パーテーションのおかげで周りが見えず読書会に集中できました。
    いやー楽しかった。

    読書会が終わった後にあれこれ考えていると、あれも言いたかったこれも言いたかったとポロポロ出てくるので困ってしまいました。

    ちなみに芥川賞2作品の全文掲載は去年と同じ文藝春秋3月号(2月10日発売)みたいです。
  • [18] mixiユーザー

    2012年01月28日 21:52

    一紗(こけし)さん お疲れ様でした。チョコレートはゲットできましたか?(^o^)

    ---------------------------

    言いたかったことと言えば、自分にもありました。本質的でないしょうもないことなので言いそびれましたが・・・

    ・終わりのほうで、ホールデンが小学校にいたフィービーに宛てたお別れの手紙を、学校の人に渡すと、しばらくしてフィービーが「私も一緒に行く」って大きなスーツケースを引きずりながらニューヨーク中央駅だったかに姿を現すのだけど、あの荷造りはどうやってやってきたのだろう?

    ・ホールデンが最初のほうで話をするお年寄りの学校の先生の口癖が、野崎訳では「坊や」になっていて、村上訳では「あ〜む」ってなっていたのだけど、あれは原文ではどういう言葉だったのだろう・・・

    重箱の隅ネタですみませんあせあせ(飛び散る汗)
  • [19] mixiユーザー

    2012年01月28日 23:41

    次回文献について、早速購入しようとアマゾンを訪問したら、絶版で、古本でも文庫で1500円とか、「え゛〜!!(`д´)」みたいな値段がついてました。

    ただ『昭和文学全集〈23〉』 [単行本]というのだと、アマゾンで古本で数冊までなら300円から500円(送料別)であったので、自分はこれを注文しました。

    これだと他にもいろいろ作品が入っているし、お得感があります (^_^)

    そんなこんなで、次回文献は安価で入手するのは場合によってはちょっとややこしいかもしれません。

    図書館とかで借りるのが正解かもしれません。

    とりあえずお知らせだけ。
  • [20] mixiユーザー

    2012年01月28日 23:59

    みつきさん幹事ありがとうございました☆ 参加されたみなさまもありがとうございました。

    最初の数行で最後まではたして読めるのか!?という正直苦手な文体と語り手でしたウッシッシ
    (語りの文体自体嫌いとかいうわけではないのですがこれは苦手でした…。)

    でも読書会参加という力でなんとか最後までたどり着けましたあせあせ

    みなさんの感想やご意見を聞いていくうちになんとなーく
    長く読み継がれている作品ということがわかってきたような気がします。。。
    あと、読む時期がもっと若い時期ならまた違っていたかもしれないな〜とも。

    それと、この作品で自分のダメ系人物ウッシッシで受けいれられるタイプと苦手なタイプがあることがわかりました目
  • [21] mixiユーザー

    2012年01月29日 00:41

    なごさん、絶版ってマジですか。そんなに入手しにくいとなると問題ですね。わたしの持っている版は、平成18年の十九刷です。こんないい作家の、しかも芥川賞を受賞した作品を絶版にするとは。どうしましょう。困りましたね。
  • [22] mixiユーザー

    2012年01月29日 00:53

    一紗(こけし)さん、文藝春秋発売日情報ありがとうございます。文庫がないとなると、敷居が高くなりますから、次回の課題は、この芥川賞受賞作にしませんか? 2月後半か3月前半なら可能だと思います。(もしそうなったら、なごさん、せっかくご購入してくださったのに、申し訳ないです。いい作品ですからお読みになられたら、損はないと思いますけれど。)
  • [23] mixiユーザー

    2012年01月29日 00:54

    絶版やっぱりそうですよね〜。
    たぶん私も手に入らなかったので古本屋さんで見つけて手に入れました。

    昨年の芥川賞の回は文藝春秋2月10日発売で2月27日読書会を開催していたので
    2月後半か3月初旬開催も可能なのかなと思います。
  • [24] mixiユーザー

    2012年01月29日 05:37

    幹事のみつきさん、参加者の皆様、ありがとうございました。
    てても楽しく、刺激的(?)で、勉強になりました。

    また、参加させていただきたいと思います。
    よろしくお願い致します。
  • [25] mixiユーザー

    2012年01月29日 10:39

    芥川賞受賞作で結構だと思います。できれば3月に入ってからの方が助かります。

    『杳子』、みつきさんのおすすめなら無駄にならないだろうし、全然かまいません!
  • [26] mixiユーザー

    2012年01月30日 16:53

    >なごさん
    フィービーはいつもランチは自宅へ戻ってたんじゃなかったでしたっけ?
    学校から近ければ戻って食べるのもあるそうですよ。
    なんで、お昼に家へ戻ったときに荷造りをしたんだと思います。そして準備してたから遅刻したのかなーと。

    坊やとあ〜む、原文ではboyでした。
    春樹は先生がどの生徒に対しても使っているであろうboyをあえて訳さないことでより原文に近い雰囲気にしたかったんでしょうかねー。
    坊やにしちゃうと日本人にとっては聞きなれない言い回しで、しかもまずいことに題材を強調しすぎて小説の世界が壊れてしまうような気もしるし・・・。

    >みつきさん
    次回、芥川賞作品に賛成です!
    遅読なので助かります。

    でも杳子はなんだか気になっちゃったんで読んでみます(・ェ・o)
  • [27] mixiユーザー

    2012年01月30日 19:12

    皆さま、ありがとうございます。
    では、芥川賞でイベントアップしますので、よろしくお願いしますわーい(嬉しい顔)
  • [28] mixiユーザー

    2012年01月30日 21:27

    >一紗(こけし)さん

    なんとわざわざ調べていただき、ありがとうございます。原書お持ちなんですね!

    >フィービーはいつもランチは自宅へ戻ってたんじゃなかったでしたっけ?

    ああ、そんな記述がありましたね。

    だとすると、午前中に手紙を受け取り、多分その場で学校を飛び出して自宅に帰り、荷造り。自宅に親がいたりすると荷造りは無理なので、一人でやった。ってかんじでしょうか。

    ホールデンの実家は、ニューヨークの高層アパートメント(日本語で言う「マンション」)で、NYセントラル駅から徒歩圏内というど真ん中もど真ん中、って設定ですね。

    フィービーの学校と駅の間に自宅はある、って感じでしょうか・・・・  いろいろその辺想像できると、この本はさらに生き生きとした感じが伝わってくるのでしょう。

    >坊やとあ〜む、原文ではboyでした。

    野崎訳は直訳で、村上訳は意訳ということにとりあえずなる感じでしょうか。おじいちゃん先生がホールデンを子ども扱いして、それをホールデンが鬱陶しく感じている雰囲気を出すには、日本語としては村上訳みたいなわけのわからないオノマトペにしたほうがいいのかもしれませんね。「坊や」って語りかけるおじいちゃん先生、っていないだろうから(笑)

    重ねてありがとうございました!
  • [29] mixiユーザー

    2012年01月30日 22:45

    今気がついたのだけど、フィービーのこの最後の行動は、少し前の、サリーという女の子のふるまいと対応していますよね。

    サリーとデートしていてホールデンが「すぐここから離れて、どこか森の近くで一緒に暮らそうよ」とか語りかけるのだけど、サリーは「ちょっと待ってよ。そんなこと無理だわ」とかなんとか答えて、ホールデンを落ち込ませてました。

    読書会の場でも話が出たけど、ホールデンとしては、そんな無理な思いつきであれ何であれ、自分に寄り添う言葉が欲しかったんだと思う。実際に実現できるなんて自分でも思っていないのだけども。

    だから「西に旅立つよ」というフィービーへのお別れも、同じような思いつきだったわけで、それに対してフィービーが荷造りして「私も行く!」って全力でぶつかってくることで、ホールデンは救われて、この悪夢のような放浪をおしまいにして、あの結末を迎えることを受け入れる、ということなんだろうと思います。

    自分に寄り添ってくれるのが、まだ幼さを残した妹だけ、というあたり、なかなか哀しいなと思う。

    ま実際は、そんな妹さえいない、ってあたりが現実だったりするけど、それではあまりに痛すぎて救いがないので、フィービーという希望をかろうじて残した、という感じなのかもしれないな、などと思った。
  • [31] mixiユーザー

    2012年01月31日 00:37

    >なごさん
    そうそう、サリーのこともでかかってましたね。
    フィービーが救ってくれた。ああ、なるほど。
    わたしはなごさんのこの意見を読んで、なんとなく感じたのは、
    ホールデンの守ろうと必死になっていた“がむしゃら”さだったり、“無計画”だったり、自分の将来をしっかり計画してレールに乗っかって進むと見えなくなりそうなキレイで薄い玉みたいなもの。ずいぶん象徴的ですみません、うまく表現できないんです。そういうのをフィービーのがむしゃらさを止めるときに壊しちゃったんじゃないかなーと思いました。
    ホールデンの大事にしてた玉は自ら壊したんですが、メーリーゴーランドに乗るフィービーを見て泣きたくなるぐらい幸せを感じた。とあるので、ホールデンなりに違う形の大切なものをみつけたような気がします。
    これが大人になるということだ。とは、ホールデンに敬意を表す意味で使いたくないです。

    >いわし魚さん
    十分面白がっているように見えましたが・・・(笑)。
    好き/嫌い そうですよねー。わたしはイラっとさせられる未完成な本ほど読書会が楽しいです!
    今回はああなるほど!!という一致が少なくてモヤモヤしながら終わった印象でしたが、それはそれで楽しめたのは、いわしさんの僕モヤモヤしてます。そしてモヤモヤの原因がいまいちわかりませんって顔が面白かったのが大きな一因でもあります。
  • [32] mixiユーザー

    2012年01月31日 00:56

    なんか皆さんが書いておられるのを読んで、いろんなことが見えてきた感じです。特にホールデンにとってのフィービィーの存在。
    他の登場人物も意味のない人はいなくて、ホールデンのうつし絵になってるような気がしてきました。
    悪意、良心、憧れ、、など。ストレートに表現せず、ぶつかっていくだけなんだけど、その人物たちの有り様そのものが、ホールデンの内面なのかもしれません。
    だから、語りなのか、といま、わかりました。
    語りでしか描けない必然性があったのか、と。
    イワシさんの突っ込みは、読書会を深めてくれていますよわーい(嬉しい顔)
    愛すべき突っ込み。
    いやあ、文字による、アフター読書会最高です。
  • [33] mixiユーザー

    2012年01月31日 22:06

    >いわしさん

    いえいえ、いろいろ意義あるコメントをされていて考える糧になりました。後々まで考えて、それで理解が深まる本書は、一見平易に書かれていて、やはり純文学の名作なんだなと感じられました。

    >一紗(こけし)さん

    「キレイで薄い玉みたいなもの」を壊した、という感じ、わかるような感じがします。「一緒に行く!」と叫んだフィービーに、「黙れ。だめだ。」とホールデンらしくないきつい感じで返しているあたりに、そんな空気を感じます。

    成長物語ではないから、もちろん「大人になった」のではないと思う。多分、自分を真正面から受け止めるフィービーの姿に、「壊れてもいいや」って感じたんじゃないかな。

    それで絶望的な彷徨を終わりにして、今の自分(とまわりとの不調和)を受け入れて、結末のあそこに行くことに納得した、ということかな、と。

    >みつきさん

    他の登場人物も多くがホールデンの写し絵でありうることと、一人語りが持つ意味との関係、いわれてみれば説得的に感じます。

    あの先生たちも、まどから飛び降りて死んじゃった同級生も、将来の自分、あるいはあり得た別の自分だと想定されていると考えると、なかなか怖くて深い話かもしれません。

    ------------------

    久しぶりに読み返して、最初は閉口したけれど、こうして考えてみるとやはり優れた作品だと感じました。

    この読書会のおかげだと思います。皆様どうもありがとうございました!
  • [34] mixiユーザー

    2012年02月01日 21:06

    古井由吉『杳子・妻隠』を含む、『昭和文学全集〈23〉』 本日到着。分厚くて大きい!(笑)この人と含む5人の作家の全30作品以上を収録して、25年前に4000円で配管された本が、今や送料込みで500円ちょっと。日本文学の現状は、お寒い限りだなぁ、と感じました。

    この全集一冊だけで、同好の読書子さえいて読書会開催できるなら、1年くらい優にもちそうな気もします。

    ----------------------------------

    それはそうと、先のサリンジャーの『ライ麦畑で捕まえて』、小学生の課題図書に指定されていた、というお話、思い出すたびに笑えてしまう。(^_^;)

    選んだ方も、選書リストをOKした管理者も、まともに読んでなくて、「青春小説の名著」って評判だけで選んだとしか思えない・・・あせあせ(飛び散る汗)
mixiユーザー
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  • 2012年01月28日 (土) 14時
  • 兵庫県 旧居留地・ビラブリガーデン
  • 2012年01月26日 (木) 締切
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