6月7日　東京フィル演奏会
　大賀典雄氏指揮、前橋汀子氏演奏
　市教委は、東京フィルハーモニー交響楽団演奏会を六月七日、市民文化センター大ホールで開く。現在、チケットを販売している。
　大賀典雄氏の指揮で、前橋汀子さんがバイオリン演奏する。
　大賀氏は、千本で材木商を営む家に生まれ、旧制沼中(現・東高)を卒業後、東京芸大に進学。在学中にソニーのテープレコーダーにクレームをつけたのがきっかけで同社嘱託となる。ベルリン国立芸術大卒業後、井深大、盛田昭夫両氏に求められソニーに入社。社長、会長、名誉会長を経て相談役。現在、東フィル会長兼理事長。
　前橋氏は、五歳から小野アンナに師事し、桐朋学園子供のための音楽教室、同学園高校から旧ソ連国立レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルグ音楽院)の日本人初の留学生に。二〇〇四年にバイオリン奏者としての演奏活動で日本芸術院賞を受賞。現在、大阪音楽大学教授。
　演奏曲目(予定)はメンデルスゾーン序曲「フィンガルの洞窟」、バイオリン協奏曲ホ短調OP・64、交響曲第3番イ短調OP・56「スコットランド」。
　入場料はS席四千三百円、A席三千五百円、高校生以下二千円(全席指定・税込み)。チケットは同センターなどプレイガイドで。
　問い合わせは同センター(電話九三二ー六一一一）。
（沼朝平成20年4月24日(木)号）