今日は水俣環境大学セミナーについてのお知らせをさせてください。

　11/23(金、祝)〜27(火)にかけて、熊本県水俣市で環境セミナーが開催されます。直接ビオトープとは関係ありませんが、４大公害の一つである水俣病発祥の地での地域再生の取り組みや環境保全活動、環境ビジネス等幅広い内容のセミナーになっています。

開催趣旨と概要については以下の通りです。
◎ 開催趣旨 ◎
「みなまた環境大学」を開設します。この大学は通常の大学法人ではありません。公害の原点である水俣病の教訓を後世に伝えるとともに、これらの経験を教訓として環境モデル都市づくりを進めてきた“再生するみなまた”の現在を、現地で学ぶことで、環境との共生を最優先に、自ら考えて行動することができる人材の育成を図ります。
◎ セミナー概要 ◎
　・過去の経験を教訓として環境先進の手法でまちづくりを実践する“みなまた”を学びます。
　・水俣のフィールド全体がひとつの大学、それぞれの現場が教室、そして水俣の人材が講師となります。現場（教室）で接しながら五感すべてを使って学びます。
　・水俣を歩き、人と接し学ぶことで、水俣の環境のまちづくりとこれまでに至った歴史、これからの課題等（自然・文化・歴史・社会分野）を学びます。

最後に詳しい日程を載せておきます。
HPもありますので、興味のある方はご覧ください。
http://www.minamatacity.jp/related_group/kankyo-daigaku_group/

　１１月２３日（金）
　　開講式・オリエンテーション
　　講義 ?「もやい直しからの出発」　　 　　　　講師：吉井正澄（元水俣市長）
　　　　 ?　対談「語り部に聞く」　　　　 　　　講師：丸山定巳（水俣病資料館名誉館長）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 永本賢二（水俣病語り部）
　　　　 ?「チッソは私であった」 　　　 講師：緒方正人（漁師）
　
　１１月２４日（土）
　　地元学：講義・フィールドワーク・演習　　　 講師：吉本哲郎（地元学ネットワーク主宰・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 水俣病資料館館長）
　１１月２５日（日）
　　講義?フィールドワーク「水源の森づくり」 　 講師：沢畑　亨（愛林館館長）
　　演習?ごみ減量　?学校版環境ＩＳＯ 講師：ごみ減量女性連絡会議
　　現地見学：エコパーク・水俣病歴史考証館ほか 案内：㈶水俣病センター　相思社
　　講義?「環境に配慮した観光産業の確立」　　 講師：福田興次（国土交通省　観光カリスマ）
　
　１１月２６日（月）
　　講義?「水俣ブランドの環境ビジネス」　　　 講師：田中利和（エコタウン協議会会長）
　　フィールドワーク?「頭石ー村丸ごと生活博物館」
　　講義?・フィールドワーク
　　　　　「水俣の仕事づくり・物づくり」　　　 講師：金刺順平（水俣浮浪雲工房主宰）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　永野隆文（エコネットみなまた）
　　フィールドワーク?「住民のごみ分別」　　　 講師：地域住民
　　公開講座　　　　　　　　　　　　　　　　　 講師：未定
　１１月２７日（火）
　　フィールドワーク「自然を楽しむ」　　　　　 講師：小里アリサ（水俣自然学校）
演習?「魚のさばき方教室」 講師：杉本肇（不知火海漁業士会）
　　閉講式
　　エコツアー（オプション：参加費1,000円）「変わりゆく水俣を訪ねて」
　　　…ツアーコース（予定）：水俣病情報センター・チッソ水俣工場　ほか