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開催終了27歳前後の「そろそろ転職しなくちゃ症候群」に注意 それでも転職するなら、経験者からタブーを学べ

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2010年08月06日 02:13 更新

27歳前後の「そろそろ転職しなくちゃ症候群」に注意 それでも転職するなら、経験者からタブーを学べ

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1299088&media_id=106
(CAREERzine - 08月05日 09:03)

 リクルート出身、元大手メーカーのカリスマ採用担当者の人材コンサルタント常見陽平が、企業が頭を下げてでも欲しがる人材に成長するヒントをお伝えします。小手先のテクニックに頼るのではなく、流行に左右されずにビジネスパーソンとしての底力、生き抜く力を磨きましょう。

 みなさん、こんにちは。最近、20代半ばの若手社員から「そろそろ転職かなって思うんです」という相談をよく受けます。あたかも転職が目的化しているかのようです。ハッキリ言います。「ダメ、ゼッタイ」と。

■27歳前後に訪れる、「そろそろ転職しなくちゃ症候群」に要注意

 「別にやめることないのに…」

 若手社員から転職相談を受けるたびに、そう思う瞬間があります。彼らは「そろそろ転職かなと思うんです」と言うのですが、よくよく聞くと、今の企業に不満はないと言っていいくらい満足しているのです。しかも、結構な大手企業に勤めていて年収も悪くなく、福利厚生も充実しています。ただ、漠然とキャリアのことが気になり、転職しなければと思っています。別に社内の異動でも十分じゃないかと思うのですが。

 36歳の私の立場からすると「あぁ、今年もこの光景が展開されるのか」と、微笑ましくも複雑な心境になってしまいます。

 ふと「27歳症候群」という言葉を思い出しました。主に女性をターゲットとした転職情報誌『とらばーゆ』の編集部にいた頃に聞いた言葉です。当時の読者によくいるタイプでした。27歳は大卒で5年目、短大・専門卒だと7年目くらいになります。

 一応、20代ですが、「若手」でもなくなってきます。でも、「ベテラン」ではありません。仕事にはすっかり慣れているのですが、この先に対してぼんやりとした不安を抱えてしまいます。もっとスキルを磨きたいとも考えます。今の彼氏と結婚していいのかということも気になるポイントです。

 そして、転職するか、留学や専門学校通いをする、結婚し子供を産むなどにより人生をリセットしようとするのです。約9年前に聞いた話ですが、基本的にこの傾向は変わっていませんし、女性に限らず男性でも同じ傾向が見られるなと感じます。まぁ、約9年前よりも結婚のハードルは現在の方が上がっているなとは感じますが。

 20代半ば〜後半は「転職モテ期」でもあります。まだ、未経験の職種でも対応可能ではありますし、組織風土とも自分を合わせやすいと言えます。「不景気」などが伝えられていますが、求人も回復しつつあります。そして、人材紹介会社や転職情報サイトなど「キャリアアップ」をうたい、煽る方々もいます(それが仕事なので否定はしませんが)。かくして「そろそろ転職しなくちゃ症候群」が加速するのです。

■「転職をしたい」衝動が目的化しては本末転倒

 私が初めて、本格的に転職活動をしたのは26歳、社会人4年目の時でした。当時は空前の転職モテ期で、日本を代表する大手電機メーカー、その後上場することになるITベンチャー企業などから内定が出ました。思えば、私も「そろそろ転職しなくちゃ」症候群だったと思います。でも、「まだ、今の会社で成し遂げていないことがあるんじゃないか?」と思い、踏みとどまったのですが。

 「転職しなかったこと」は後悔していません。その後31歳で初めての転職をした際には風土の違い、新しい仕事に困惑した部分は正直あったので、もっと若いうちにした方が適応は楽だったろうなと思った瞬間はありましたが。

 さて、この年齢層で転職した人たちを見ると、「人生いろいろ」としか言えませんね。ただ、中にはこれを皮切りに転職を繰り返し、転職難民になっている人もよくいました。これまた、最近、元人材紹介会社の方と意見交換して同意した法則なのですが、有名大学を卒業していて、最初の企業が大企業・有名企業だったならば、転職できてしまうのですね。入った先に合わなくて辞めることを繰り返すのです。にもかかわらず、あたかも自分がキャリアアップしているかのような錯覚に陥っている方も。

 そして、意外によくあるパターンは20代半ば〜後半で初職を退職し、2社くらい転職してから、35歳までに最初の会社に戻るというパターンです。昔の同僚はこう言います。「会社を辞める、ということをやってみたかった」。わかります、この気持ち。大手広告代理店からベンチャー企業幹部などになり、2社渡り歩いた友人は、結局、元の会社に戻りました。「結局、会社員をやるなら、この会社以上のところはないと気づきました」そう語りました。

 「辞めること」が目的化しないように気をつけたいところです。

■それでも転職したい人へ 転職経験者に相談してタブーを知ろう

 ここまで読んでも、まだ転職したいという方は、経験者に相談しましょう。とくにはじめて転職するなら、経験者、特に年齢が上の人で信頼できる人、口がかたい人に経験談を聞くべきです。すると、「やっちゃいけないこと」がかなりわかることでしょう。

 私も最初の転職の際は、「やっちゃいけないこと」をほぼすべてやってしまいました。具体的には次のようなことです。

常見さんがはじめての転職でやってしまったタブー

条件面の確認を怠った
世の中の年収相場を知らなかった
キャリアパスを確認しなかった
採用活動に現れる「かっこいい人」だけを見て、現場の普通の社員に会って組織風土を確かめなかった
会社の置かれている状況を調べなかった
(ちなみに私はその企業が最高の業績を上げているときに入社したのですが、そこからは落ちるばかりなので、転職のタイミングとしては最悪です)
前職の経験を活かそうとするあまり、前職の事例ばかり取りあげて仕事を進め、その会社流を学ぼうとしなかった
最初の3ヵ月で小さな成功体験を出せなかった

 なにはなくとも、年収・役職など、待遇面はしっかり確認しましょう。もちろん、期待しすぎてもいけませんが。本人の実力がよっぽどあって期待されていることが大きい場合や、求人環境が売り手市場になっている場合など、いくつかの条件を満たさなければ年収は必ずしも上がりません。また、役職がついたとしても実は実態を伴わない「名ばかり役職」だということもあります。

 そして、3回以上転職すると年収は下がる傾向が顕著です。周りを見渡しても「キャリアアップ」という言葉に酔ったり、「自分はここじゃないかもしれない」「この職場では自分が活かしきれていない」と転職を繰り返している人がいます。

 そもそも、「キャリア」にはアップもダウンもありません。『エンゼルバンク』の有名なセリフですが、「転職は人生のチューニング」です。転職ですべてが解決すると思わないように。期待しすぎないようにしたいところです。

 というわけで、転職を目的化すること、不安に駆られての「そろそろ転職」はダメ、ゼッタイです。次回もお楽しみに!

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