〜デュオ 音の恵(Duo Otonoё)〜 桐朋学園大学在学中、当時モダン楽器を専攻していた七條恵子(ピアノ)と山口幸恵(ヴァイオリン) が古楽実習クラス(有田正広、本間正史、花岡和生各氏による)で出会い、互いの演奏に魅せられ結成。大学卒業後、共に歴史的楽器の演奏研究に力を注ぐ。2002年の七條の渡欧前に、音の恵コンサートを東京で開催。この時、デュオの名前を2 人の名前に共通する漢字の「恵」からとって《音の恵-おとのえ》とした。七條の留学にともない活動を一時中断。その間、2 人の拠点は日本とヨーロッパに分かれるが、それぞれのソロ、アンサンブル活動に専念する。2006年に再会し、同年夏に行なわれたブルージュ国際コンクール、モーツァルトアンサンブル部門で、デュオ音の恵は第1 位を受賞。これ以後、活動を再開し、Grachten Festival, Uitmarkt (オランダ)、Printemps des Arts (フランス)、Festival Musica Antiqua (ベルギー) の音楽祭に出演。今後もアムステルダムに拠点をおいて活動を続けていく予定。この演奏会がコンクール受賞後、初の東京公演となる。