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開催終了2/14 #86 クラリネットソナタの巻

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2011年02月07日 13:35 更新

事件ファイル#86

ブラームス クラリネットソナタ

コメント(3)

  • [1] mixiユーザー

    2011年02月15日 14:21

    ご存じとは思いますが、ブラームスのクラリネットソナタは2曲あります。新聞の予告では「ブラームス絶品の木管」としか載っていなかったので、2曲あるクラリネットソナタのどちらを取り上げるのか分からずにいましたが、1番のほうをとりあげていましたね。

    ブラームスの愛好家向けコミュなど見ると、1番と2番とでは、どちらかというと2番のほうが人気があるようです。2番のほうは親しみやすい柔和なメロディで始まりますからね。しかし私は比較的最近1番のほうに取り組みましたので、1番のほうの楽曲分析を見てみたかったのです。その希望がかなえられて良かったです。

    この曲の第1楽章は、メロディの構造が、盛り上がろうとするのだけれど、盛り上がりきらずに降りてきてしまうようにできているのがひとつの特徴だとしていました。この構造には、ブラームスの音楽への情熱と人生への諦念(あきらめ)との葛藤が表現されているといいます。

    また、この作品の成り立ちにはブラームスのミュールフェルトとの出会いが決定的な役割を果たしているようです。晩年になったブラームスは、創作意欲も体力も衰えたため、活発な作曲活動はもう終わりにしようと決意していました。しかしクラリネットの卓越した演奏技巧を持つクラリネット奏者、ミュールフェルトの演奏に出会い、彼のためにクラリネットの作品を書こうと決意したのでした。

    実際この作品はクラリネットのことが非常によく考慮されているようです。テレビで紹介されていたポイントのひとつは、この「ヘ短調」という調性。この調性は、作品の微妙な陰影を表現するのに適しており、またクラリネットが出すことのできる最低音をメロディの中に効果的に織り込んでいます。

    番組におけるこの曲のクラリネット奏者の人は、「ピアノもクラリネットもビブラートをかけないで弾く楽器であるため、相互に相性が良いのではないか」と言っていました。実際、ブラームス自身も、ピアノともっとも相性の良い楽器はクラリネットだと言っています。

    ところで、番組では、この作品にはクララのメロディが組み込まれていると紹介していました。クララのメロディとは「ドファミレド」の5音から成るメロディです。例えば有名な『トロイメライ』の2小節目にはこのメロディが組み込まれています。

    そして注意してみると、このクラリネットソナタ第1番第1楽章の出だしのメロディが、変音記号がついて雰囲気が変わっているものの、この「ドファミレド」のメロディで始まるのです。ブラームスは、この作品にクララのメロディを埋め込むことにより、クララへの哀悼の意とシューマンへの尊敬の念を込めたと分析しています。

    ところで、依頼人に宮崎美子がキャスティングされていましたが、まさにはまり役でしたね。依頼人として演じている役柄は彼女の実人生そのものですあっかんべー
  • [2] mixiユーザー

    2011年08月02日 12:29

    本日午後5時から放送予定の『名曲探偵』はこれですね。
  • [3] mixiユーザー

    2011年08月02日 12:35

    > tomtomさん
    そうで〜するんるん

    室内楽の名曲ですよウインクブラームスのクラリネットに対する愛を感じマス揺れるハート
mixiユーザー
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