開催終了《ﾈﾀﾊﾞﾚ有》第5回課題読書会『人魚と提琴(ｳﾞｧｲｵﾘﾝ)〜玩具館綺譚』(石神茉莉)
詳細
2009年12月27日 14:33 更新
課題図書を読んで意見交換する課題読書会の第5回目です。
新規参加随時受け付け中。初読・再読問わず、途中棄権も可。もちろんﾈﾀﾊﾞﾚ解禁後の参加も可。
感想・ﾈﾀﾊﾞﾚ解禁しています。
遠慮せずに書き込んでいきましょう。読んでない方は不用意にｺﾒﾝﾄ欄をみないようにしましょう。
ｲﾍﾞﾝﾄ終了と出ているとｺﾒﾝﾄし難いと思うので、ﾄﾋﾟｯｸ上は日付を延ばしました。
今回の課題図書は
『人魚と提琴〜玩具館綺譚』(著:石神茉莉/講談社ノベルズ/\903)
…ある日、玩具館｢三隣亡｣を訪れた少女、涼子は、幼い頃に三年も行方不明になり帰って来た経験の持ち主だった。
涼子の空白の三年間に刻まれた、業火の中で提琴を弾く少年と、それに合わせ踊る人魚の恐ろしくも美しい記憶。
思い出せないヴァイオリン旋律の記憶と人魚の歌を追い求め出合った、響と言うヴァイオリニストの少女。
二人が求める人魚の歌の先に待つ衝撃の結末とは？
感想・ﾈﾀﾊﾞﾚ解禁は12月15日の夜10時とします。
引き続き第1回〜第4回への書き込みもお願いします。
新規参加随時受け付け中。初読・再読問わず、途中棄権も可。もちろんﾈﾀﾊﾞﾚ解禁後の参加も可。
感想・ﾈﾀﾊﾞﾚ解禁しています。
遠慮せずに書き込んでいきましょう。読んでない方は不用意にｺﾒﾝﾄ欄をみないようにしましょう。
ｲﾍﾞﾝﾄ終了と出ているとｺﾒﾝﾄし難いと思うので、ﾄﾋﾟｯｸ上は日付を延ばしました。
今回の課題図書は
『人魚と提琴〜玩具館綺譚』(著:石神茉莉/講談社ノベルズ/\903)
…ある日、玩具館｢三隣亡｣を訪れた少女、涼子は、幼い頃に三年も行方不明になり帰って来た経験の持ち主だった。
涼子の空白の三年間に刻まれた、業火の中で提琴を弾く少年と、それに合わせ踊る人魚の恐ろしくも美しい記憶。
思い出せないヴァイオリン旋律の記憶と人魚の歌を追い求め出合った、響と言うヴァイオリニストの少女。
二人が求める人魚の歌の先に待つ衝撃の結末とは？
感想・ﾈﾀﾊﾞﾚ解禁は12月15日の夜10時とします。
引き続き第1回〜第4回への書き込みもお願いします。
コメント(19)
2008年12月18日 23:25
では、僭越ではございますが、トップに・・・
セーレンやローレライ伝説で語られるように人魚の歌声は不吉なものを連想させる。
その人魚の歌声と天才バイオリニストの奏でるバイオリンの音との組み合わせは、
なかなかユニークで興味深かった。
しかし、それを聴いたら死にまでいたるという音色の凄まじさ、恐ろしいまでの魅力、魔力を活字で現すのには限界があったのだろうか？？
また、崇や恭司が命をかけてまでその音色を聴きたがった訳や心理もいまひとつ伝わってこなかった。
バイオリンで人魚を操っていると思っていたのが、結局は声を奪われた人魚がバイオリンを通じて自分の出したい音を人間に出させていたということなのだろうか。
密かに人魚を飼う、閉鎖的な山村と奇妙な祭りや因習・・・
遠い惨事の記憶・・・とおどろおどろしい背景、舞台はそろっているのだが
最後まで盛り上がりに欠けたような気がする。
あと、２人の人間、涼子の父を含めれば３人の人間が死んでいるのに、登場人物たちの反応がたんたんとしているというか、
あっけらかんとした印象さへ受けるのはワタシだけだろうか。
涼子の父親の謎の死や、彼の蔵書の紛失についても、あれはなんだったのか説明不足のように思う。
異常なまでに涼子を溺愛する母とのその後の関係についても尻切れとんぼのようなきがする。
ただ、廃墟に立つ玩具館の美珠とゾンビマニアのＴはなかなか個性的で魅力があると思う。
ここを舞台にしてシリーズ化もいいんじゃないだろうか。
2009年01月11日 17:09
りんちゃんさん
「人魚の歌は人間の声帯では唄いきれないから、ヴァイオリンで試みる」というのは面白い考えだと思います。
他の楽器はいちおう音譜通り弾けば、それなりに聴けますが、
ヴァイオリンだけはそうはいかない。
弾く人によったらぜんぜん聴けたもんじゃなかったりしますからね。
音を出すことさへ難しい楽器、それを弾く人の技量が問われる楽器だと思います。
そのへんのヴァイオリンの特異性をもっと前面に出しても良かったかなと思いました。
あと、人間の声でも、例えばユーミンの声の中には、人の脳にアルファー波を出させる作用があるということを先日、テレビでやってました。
それからすると、ひょっとしたら、ユーミンは人魚の末裔なのかな？？？
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