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開催終了傾聴日本のリズム×プレイバックシアター・ワンデイワークショップのご案内

詳細

2011年04月04日 00:54 更新

みなさまへ。

4月24日の日曜日に「傾聴日本のリズム×プレイバックシアター」
ワンデイワークショップを行います。


以前、プレイバックシアターのクラスに参加したとき
俳句を身体表現するレッスンを受けた事があります。


たとえば、
「古池や」という言葉で最初のアクターが前へ出て表現し、
「カン」と何かの楽器の音を合図に、
「蛙飛び込む」と二の句が告げられ、それを聞いて第2のアクターが動き、
「カン」・「水の音」で第3のアクターが表現します。


アクターが俳句の言葉を聞いてから動き出すまでの時間は
2秒から5秒くらい。
「表現の流れやリズムを大事にして、観客を待たせたり退屈させないため」です。


このレッスンの経験は僕に、日本の、日本人のリズムとは何か、
という問いを投げかけ、以来何年も一つの無視できぬ心象として
胸の中で発酵し続けていました。


アメリカの人であるジョナサン・フォックスに親しく師事して
プレイバックシアターを学んだ事が、僕をして自分が身体の芯から
日本人であることに気づかせてくれたのでした。


そこで、今回のクラスではコアトレーニングとしてプレイバックシアターの
基礎的な要素をおさえつつ、西洋人のリズム感覚と日本人のそれとの
違いにフォーカスしたいと思います。


「古池や 蛙(かはづ)飛びこむ 水の音」


これは日本人の心を表現していると言われる芭蕉の句ですが、
我々日本人にとってはあまりにも有名ですね。


この句の心は何でしょうか?
何人かの日本人に聞いてみると、「うーん、静けさかな」と答えます。


学歴のあるなしに関わらず、この列島に生まれ育った我々日本人は
この句からある種の精神的な静けさを感得するようです。


古い苔むした池、緑の水面。近づくと驚いた蛙が飛び込む水の音。
しかしその姿は見えない・・


何故かこのような自然情景描写は我々日本人の心を落ち着かせます。


ところが面白いことに英語圏の人々はこの句の英語訳を読んで、
池にたくさんの蛙が元気にジャボジャボ飛び込む景色を思い浮かべるそうです。


確かに英語で読むと、そのイメージでいい感じもしてくるから不思議です。


日本語(=日本人の思考構造)にとって自然なリズム(対象を捉える姿勢・間合い)と英語で思考する民族の現象理解のリズムに基本的な違いがあるので
体験内容(生きる内容)も違ってくるのです。


日本人として生まれて親の声を聞いて以来、身体にしみこませてきた「日本語」という言語構造(=思考の形)は、感情をアクティブに外へ向かって表現し「私はここにいます(I AM HERE)」と強調する言語ではありません。


むしろ「私は」という自己主張を内面化し、主語を使わず言葉の背後に
ニュアンスとして織り込み、伝えたい意味やメッセージを自然の事物、
花や古池や山河の姿に託して表現することに適した言語、
すなわちヤマト言葉なのです。


地球上に住む人類の中で、極東の小さな列島に住むようになった民族。


「地震大国」と呼ばれるこの小さな島国の上で、
台風や河川の氾濫などでも一度に多くの命がはかなく散っていく
大自然の圧倒的な力の前に、先祖代々その身をさらし続けてきた
我々日本人にとって、


ヒステリックに叫ぶよりは、むしろ起こった出来事を従容として受け入れ
なすべき日常を生き抜いていくという存在の態度は、たとえ意識していなくてもお腹の底に刻まれている本質的な民族的心性であると思います。


僕は、そのような日本人の心性・内的態度の発露(表現・アクティング)
を目撃したときに深く心動かされる自分を感じています。


プレイバックシアターという芸術様式が、日本人である僕にとって、
自分自身が生まれ育ったこの列島の上で迎える最期の日まで
開催し続けられるような、やりがいのある祭儀であって欲しいと思います。


        プレイバックシアター・プロデュース  橋本久仁彦



日時 4月24日日曜日:11時〜17時15分まで。


 参加費 6、000円。


参加希望の方は、折り返しメールでお知らせくださいませ。

    e-mail ptproduce@bca.bai.ne.jp
Tel. 090-6066-7782     はしもとくにひこ


会場 フェンススタジオ

(大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線
「大阪ドーム前千代崎」駅?番出口左すぐの信号を
左へ50メートル西中学校真向かい喫茶リエ隣)徒歩2分。

阪神なんば線ドーム前駅2番出口を出てすぐ左の車道を左へ。
ローソンを過ぎると上記地下鉄2番出口(徒歩3分)




・・・メモ^^

【日本語で使われるひらがな】


鎌倉・平安の時代から昭和の初めまで
子供たちは「いろはうた」でひらがなを覚えました。


いろはにほへとちりぬるを
わかよたれそつねならぬ
ういのおくやまけふこえて
あさきゆめみしよいもせす


小学校高学年になると、ごく自然に
その深い意味を教わって身体化したのです。


色は匂えど 散りぬるを

我が世誰ぞ 常ならぬ

有為(憂い)の奥山今日越えて

浅き夢見し 酔いもせず





プレイバックシアタープロデュース
 ptproduce@bca.bai.ne.jp
http://ptproduce.com/
 
   橋本 久仁彦

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