本年の４月に開催された第５４回東大社式年銚子大神幸祭の密着ルポと、そのバックグランドを探った「第５４回東大社式年銚子大神幸祭−総（ふさの）国の原風景−」（野口　稔著　発行所・夢工房、出版予定日は８月１０日ごろ）出版報告会のご案内です。

　大神幸祭はわが故郷の千葉県東総地区最大級の例祭で、里の民と海の民が手を携えながら900年以上も守り続けてきた東総地区の大いなる文化遺産です。出版に当たっては北鎌倉在住のカメラマン、野口玲と島村国治の両氏、秦野市の夢工房の片桐務代表に全面的に協力していただきました。

　９月１２日（日）午後４時から建長寺応供堂で、ささやかに出版報告会を開催します。出版報告会は飲み放題、食べ放題です。料理を作るのは鎌倉美術連盟代表で、「男の料理教室」主宰者の蓼沼誠一さんです。

　料理のメニューには、建長寺がルーツとされるけんちん汁が入ります。建長寺のレシピに基づいて作ります。北鎌倉在住のマリンバ奏者の林美里さんが友情出演してくれます。楽しい集まりにしたいと思います。お時間とご興味がありましたら是非、お出かけください。　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　野口　稔（北鎌倉湧水ネットワーク代表）

<strong>「第５４回東大社式年銚子大神幸祭−総（ふさの）国の原風景−」出版報告会</strong>
日　時　９月１２日（日）１６：００〜１９：３０（開場１５：３０）
場　所　建長寺応供堂（北鎌倉駅から徒歩１５分）
参加料　６０００円（本代２０００円込み、カップルでの参加は１万円）
＊拝観料３００円を払って入場ください。
【プログラム】
第一部　１６：００〜１７：００　林美里マリンバコンサート　　
第二部　１７：２０〜１９：３０　出版報告会　　　　　　　　　　　
＊第一部の林美里マリンバコンサートのみ参加を希望される方の参加費は２０００円。本代は含まれておりません。

<strong>【申し込み先】</strong>　　　　　　　　　
野口　稔　メール　YHR00327@nifty.ne.jp

<strong>【林美里（はやし・みさと）プロフィール】</strong>
鎌倉出身 。幼少より岡田真理子氏のもとでマリンバを始める。東京音楽大学打楽器科を首席で卒業。その後留学・演奏活動をヨーロッパに移すにあたり渡仏、パリに居を構える。イタリアレーベル’Improvisatore Involontario'よりＣＤアルバム’Exces d'identite'(過剰なアイディア）をヨーロッパ全土でリリース。現在、独創的なアイディア、コラボレーションで日本及びフランス中心としたヨーロッパで音楽活動、音楽を通してのボランティア活動も行っている。



第５４回東大社式年銚子大神幸祭−総（ふさ）の国の原風景−
九百年の歴史の真実が今明らかに！
　里の民と海の民が紡ぐ東総地区最大級の伝説の例祭を完全密着ルポ！テーマは万物生成の源への敬虔な祈りと深い感謝。２泊３日、往復約６０キロの時空で展開された二十年に一度の厳かな神事と華やかな時代絵巻の供奉。オオジン、オタチアレ！『原郷』回帰への果てしなき夢とヤマトタケル東征伝説に彩られた『千古不変の世界』。そこからは地域と日本の成り立ち、再生への確かな道筋が見えてきた。

目次
推薦の言葉　第７７代東大社宮司　飯田　篤永
はじめに　
第一章【神事ルポ】海は遥かなる異界であり他界
−神を畏れ、敬う素朴で真摯な祭祀−
文　野口　稔　　写真　野口　玲
・往古は十二基の神輿が出御
・観客２１万人の総力戦
・火花散った関所のやり取り

第二章【芸能ルポ】里の民と海の民が出会う
―華やかな時代絵巻に酔いしれる―
文　片桐　務　　写真　島村　国治
・倉橋の弥勒三番叟（みろくさんばんそう）　
・羽計の雲助と大名行列
・今郡の源頼朝公富士の巻狩り
・東今泉の下座・手踊り
・宮原の下座・手踊り
・石出の下座・手踊り
・粟野・八重穂の大漁丸薬売り

第三章東大社は大和朝廷の前進基地
−東征伝説の舞台は陸奥国への最短路−

第四章　宮三部家のルーツは筑紫国の海神族
−親子２代、正統を追求した山口尚さんを偲んで−

第五章　「三社式年銚子大神幸祭」は歴史の改ざん
−「東大社式年銚子大神幸祭」に戻すべきだ−

おわりに