●PERE-FURU [鬼怒無月+勝井祐二] 1988年に出会い、1993年には自主レーベル「まぼろしの世界」を共同で立ち上げ、「Bondage Fruit」、「Deforme」、「Black Stage」、「Carmen Maki and Salamandre」、「KICKS」等のバンドでも活動を共にし、あらゆるジャンルの越境からポスト・ボーダーレス、そしてパン・イディオマティック・インプロビゼーションにまで体当たりをくり返して来た盟友、鬼怒無月と勝井祐二。その20年に渡る活動の集積と、つまり旅の記録が「PERE-FURU」である。
●勝井祐二(かつい ゆうじ) <http://www.katsuiyuji.com> ヴァイオリン演奏家。特にエレクトリック・ヴァイオリンの表現の可能性を追求し続ける第一人者。「1991-1992 JAPAN-UK FESTIVAL」の中心展示「VISIONS of JAPAN」(Victoria and Albert Museum)のサウンド・ディレクターを務め、渡英。帰国後、日本最初期のレイヴ・パーティー「WATER」をオーガナイズ。96年、山本精一と「ROVO」結成。フジロック・フェス、メタモルフォーゼ、ライジングサンロック・フェス、ドイツ・メールス・フェス等の国内外のフェスティヴァルに参加するなどして、90〜00年代の東京のジャンル越境(オルタナティヴ)のシーンを牽引する。アジア/ヨーロッパ/南北アメリカを中心に世界各国で演奏。近年は、02年に初来日したファナ・モリーナ、フェルナンド・カブサッキとの共演を機にアルゼンチンの新しい音楽シーンと交流を深めている。
●鬼怒無月(きど・なつき) <http://mabo-kido.hp.infoseek.co.jp/> '64年神奈川県出身。高校時代より音楽活動を始める。'90年に自己のグループ,ボンデージフルーツを結成、'94年にバイオリン奏者勝井祐二と共に発足したレーベル「まぼろしの世界」より現在までに最新作の「Bondagefruit6」(’05年2月発売)を含む6枚のアルバムを発表。ボンデージフルーツは'’98年、"ScandinavianProgressive Rock Festival"、'99年にはサンフランシスコの"Prog Fest '99"に招かれる。また2004に結成したコンテンポラリータンゴバンド "Salle Gaveau"でもRIO Festival2007,Mosaic Music Festival in Singapore等に出演するなど海外での活動も盛んである。。またEWEより3枚のアルバムをリリースしているチェンバーロックバンド,Ware house,ギターミュージックの極を追求する Coil、そしてCoil解散後新たに ナスノミツル、中山努、外山明と結成した“BadKnoid"勝井祐二とのPere_Furu、クラシックギタリスト鈴木大介とのコラボレーション、"The Duo"、壷井彰久とのERA,吉田達也の是巨人、カルメンマキのサラマンドラ、更に灰野敬ニ,常味裕司とのコラボレーション、ギターソロ等 日々自己のギタースタイルを進化させ続ける異才ギタリスト。