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開催終了卒業生対象セミナー2008年秋・文学コース

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2008年06月18日 14:33 更新

卒業生対象セミナー 2008年秋・文学コース

日 時:下記日程 土曜日3回 午後1時30分〜3時 
場 所:同志社女子大学今出川キャンパス J201(予定)
受講費:1コース 3000円(1回1000円)*在学生は1500円(1回500円) 

?10月11日
講師:小山 薫先生(本学英語英文学科教授)
テーマ:Paradise Lostにみるミルトンのフェミニズム

〔講師プロフィール〕1978年同志社女子大学大学院文学研究科修士課程修了。1986年より専任教員として同志社女子大学に勤務、現在に至る。1994年10月から2008年3月末まで日本ミルトン・センター事務局主任。訳書に、ニール・フォーサイス著『古代悪魔学――サタンと闘争神話』(共訳、法政大学出版局、2001年)、分担執筆書に『キリスト教文学を学ぶ人のために』(世界思想社、2002年)、『二〇世紀女性文学を学ぶ人のために』(世界思想社、2007年)がある。

〔講義内容〕中世キリスト教社会に蔓延した女性嫌悪(ミソジニー)によって、人類の始祖アダムの妻イヴには〈罪と結託した悪女〉というレッテルが張られ、長い女性抑圧の歴史につながった。この対極にあるのが〈聖母マリア(ヴァージン・メアリー)崇拝〉だが、共に現実と乖離した極端な女性像である。しかしミルトンはParadise Lost(1667)において、生身の人間としての弱さや煩悶をイヴに与え、なおかつ〈人類再生のきっかけ〉という重要な役割を担わせた。関連の図版も参照しつつ、その意味の重さを考察したい。

? 11月8日
講師:玉田 佳子先生(本学英語英文学科教授)
テーマ:女性作家の擬装という戦略 ―18世紀女性作家を読む
 
〔講師プロフィール〕三重県名張市生まれ。奈良県立畝傍高校卒業。同志社女子大学・大学院修了。同志社女子大学教授。18世紀イギリスの女性作家の研究。 〔講義内容〕
18世紀イギリスは男性が支配権をもつ父権制社会であったが、その網の目をくぐって、女性作家がどのように女の本音を作品の中に滑り込ませたか、その「擬装」の方法について述べたい。

?12月6日
講師: 風間 末起子先生(本学英語英文学科教授)
テーマ:『帰郷』における造形美−「黒檀のテーブルの上の二粒の真珠」

〔講師プロフィール〕1977年、同志社女子大学英文学科卒業後、同大学院修士課程修了、英国ヨーク大学大学院修士課程修了。研究課題の出発はイギリス人作家トマス・ハーディ。現在は19世紀のシャーロット・ブロンテや現代女性作家にも関心がある。イギリスのフェミニズム研究の論文多数。
〔講義内容〕
ハーディ(1840-1920)の『帰郷』(The Return of the Native,1878)と言えばまずはエグドン・ヒースでしょう。圧倒的な舞台設定によって、この小説では荘重な悲劇的な世界が創り出されていますが、『帰郷』の中の三一致の法則や五幕へのこだわりは多分に装飾的なものだとも言われています。そこで、私は特に時、空間、人物が相関的、重層的に結びつくことから生じる意図的な構造美に是非とも注目してみたいと思います。ハーディならではの筆致から生まれる造形美をテキストから掘り起こしてみましょう。

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  • 2008年10月11日 (土) 11月8日・12月6日
  • 京都府 同志社女子大学今出川キャンパス
  • 2008年10月11日 (土) 締切
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参加者
1人