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開催終了小説☆

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2007年07月10日 19:51 更新

詩に比べ書く人は少ないと思うんですがもし書く人が居たら書いてください☆感想もお待ちしておりまぁするんるん

コメント(22)

  • [3] mixiユーザー

    2007年07月11日 20:04

    私は菜恋(なこ)17歳高校3年生。私が好きな人は弥(わたる)18歳高校3年生。住んでいる所も高校も違う。
    私が彼と出会ったのは今年の夏キャンプへ行った時出会った。その時は、まだ予想
    にもしていなかった…。私が彼を好きになる事を。それ以来、彼とは時々会う。電車が
    一緒だったんだ。何度か会うようになって、私達は友達感覚で会うようになったのだ。
    私は、彼の優しさに甘えそして惹かれていたのかもしれない。でも彼には恋人がいる。
    私は彼と会う度に辛くなってしまう。叶わない恋だってわかっていてもやっぱり彼が
    好きだ…。
    「菜恋?どうした?最近お前よくぼっーとしてるけど何かあった?俺でよければ相談に
    乗るよ?」私は貴方の事で悩んでいるのに…。『ううん。なんでもない。ありがとね☆』
    いいたくても貴方の事だから言えない…。「そうか?何かあったら俺に話せよ?お前は
    何でも1人で抱え込むから心配だよ。」私は…私なんかの為に何でも気を配ってくれて
    優しい弥が好きだよ。やっぱり言えない…。怖い…。この関係が崩れるくらいなら言わ
    ないほうがいい…。
  • [4] mixiユーザー

    2007年07月11日 20:05

    1週間前の今日の私は弥に告っていた。そして、今日彼の返事を聞く。もう答えは解って
    いるから聞きたくない。『この前はごめんね。困ったよね。私あなたに恋人いるの知ってるから。でもこのまま別れて後悔するならって思った時には口にしていた。だからもぅ気にしないで?』……(沈黙)「俺…あいつと別れてきたよ。」えっ?何で?『どうして?私の
    せい?私が貴方に気持ち伝えたから?』……(沈黙)「違うよ。俺お前が好きだ。お前と
    会うようになってから彼女ほったらかしてもお前と会ってた。それは友情じゃない。一緒
    に居たかったから。お前が好きだからだ」またまた衝撃的な事を…。
    大好きだった弥と恋人になれて嬉しかった反面罪悪感があった…。私が問題で別れたかと
    思うと…。でも、告ってしまったものは元には戻らない。弥が選んだのは私だから楽しもうと思った。前の彼女の分まで愛してあげようと誓った。それから3年が過ぎ私達は21歳
    になった。偶然私達は大学の学部は違うものの同じ大学に通っていた。

  • [5] mixiユーザー

    2007年07月11日 20:06

    いつも一緒に帰っていた。その日はたまたま彼の用で一緒に帰らなかった。そして、その日の夜彼のお母さんから弥が、交通事故にあって今病院に運ばれたという連絡が来た。
    彼のお母さんから聞いた病院にすぐに駆けつけて、私は彼の姿を見て今日一緒に帰って
    いればこんな事にはならなかったのではないかと自分を責めた。今の彼は脳死だった。
    彼に向かって叫んだ。「どうして貴方なの!いや!私を1人にしないで!」泣いた。
    一晩中彼のベッドの横で泣き叫んだ。泣いても彼から返事はないってわかっていた…。
    解ってはいたけど、私には泣く他に何も出来なかった……。悲しい程に何もしてやれる事はなかった。彼の事故から1週間。気持ちが落ち着いた。彼は相変わらず目を覚ましてくれない…。けどいつかきっと目を覚ましてくれると信じることにした。毎日彼に1日の出来事を語りかける。それから半年、彼に話しかけたとき元気な声が返ってきたような気がした。「俺は大丈夫だから心配するなよ。」といわれた気がした。返事がくるわけもないのに…。私はまた自分の世界を作ってしまっていた。
  • [6] mixiユーザー

    2007年07月11日 20:07

    その日私は彼の手を握って「弥、大好きだよ。私はここにいるからね。元気になって私のトコに帰ってきて」といった。最後言葉になっていなかっただろう。弥は病と闘っているのに自分は泣いてばかりだと思った…。でもずっと傍に居てあげたい。私が今ここで離れたら駄目!弥を見守らなきゃと誓った。事故から3年が経った夏。弥の所に行ったら弥の両親がいた。「菜恋さん毎日病院に来て弥に話しかけてくれてありがとうね。弥も幸せ者だよ。」といわれた。その後、彼の父に「弥ももう24だ。事故から3年も病と闘ってくれた。そろそろ弥を楽にしてやろうと思うのだよ。君も弥の為によく頑張ってくれたね…。」私は彼の父が話している途中から泣いていた。胸が苦しかった。もっと彼と思い出を作りたかった。17から大好きだった彼ともっと沢山一緒に居たかった。けど私の我儘で彼をこれ以上苦しめられない…。両親もこの決断をするまで悩んだろう。私は彼の両親の意見に了承した。そして翌日の昼彼は違う世界へ旅立った弥よく頑張ったね。ゆっくりお休み…。
                   
            − 完 −
  • [7] mixiユーザー

    2007年07月11日 20:12

    自分だけで6件も入れてしまいました!!!ふらふらあせあせ読み飽きずに気長に読んでやってくださいあっかんべーお願いしますウインクコメントもお待ちしてますねぇるんるん  管理人でしたぁ☆
  • [8] mixiユーザー

    2007年07月13日 13:33

    なっちゃんるんるん

    読みましたわーい(嬉しい顔)

    学生時代の恋愛ってど〜だったかな…なんて考えちゃいましたたらーっ(汗)

    大好きな人との別れは、切ないです。悲しいです。

    何だか昔を思い出してしまいました(←突っ込みはナシでたらーっ(汗)

    次回も楽しみにしてますわーい(嬉しい顔)
  • [9] mixiユーザー

    2007年07月14日 08:57

    コメントありがとですWW小説については初心者なのでアドバイスなどありましたら是非お願いします目がハート
  • [12] mixiユーザー

    2007年07月17日 08:35

    なっちゃんさんへ

    読ませてもらいました。とてもいいと思いますよ? 僕が一人称を書いてもこんなに感情的になれないので、とても羨ましいです。


    と、いうことで(どういうことで?)以前書いたものをUPしてみようかなと思います。

    場面の説明を少し……。
    一人称で書かれている子は、その島のことをチャットのようなもので知っていると思っていただけると分かりやすいかと。

    ついでに、『あの人』=『ネット上の友達』みたいな感じです
    長。

    く書いている小説の外伝? のようなものなので多少分かりにくいかもしれませんが、読んでいただけると幸いです。
  • [13] mixiユーザー

    2007年07月17日 08:36


    〜1〜

     東京から、辺境の土地まで飛行機で1時間半。その後、高速バスで1時間。さらに大型の船で約3時間の後、ようやく私は目的地につこうとしています。単純に合計するだけなら約5時間半ですが、乗換えなどのタイムラグのせいで優に7時間は超えてしまっています。もうここまで来ると、かえって海外へ旅行した方が近いし、楽です。
     でも、今の私にとっては、そんな長い移動時間も大した苦痛ではありませんでした。もうすぐ、『あの人』の島に着く。本当に、ただそれだけのことで私の心は浮ついてしまって……。時間なんて少しも気になりませんでした。
    潮のために少し白っぽくなっている小さな窓に映る私自身の顔は、いつものように微笑んでいます。でも、やっぱり少しだけ硬くて。私にもこんなところがあったんですねって改めて実感しちゃいました。気が付くと、窓に映る私は肩にかかる亜麻色の髪を触っていましす。私のお母さんと同じ少しふわふわしている長い髪の毛を、指先で軽く梳くと、なんだか落ち着くきがするんです。

     窓にうつる長い亜麻色の髪をなでる女の子の背中側で、丸く切り取られている港の景色がだんだんと遅くなってゆきます。そろそろ到着のようです。だんだんと大きくなっていく重低音のエンジン音、それに船内のスピーカーから聞こえてくる船と陸との距離を知らせる男の人の声。
     なんだか、今まで以上にきゅうっと胸が苦しくなってきました。一度収まりかけていた鼓動が、また規則的なタップダンスを踊り始めてしまったようです。


    だんだん、マイク越しの声の間隔が短くなってきました。





    30M

    もうすぐです。もうすぐ、水平線の彼方に見えていた

    20M

    よく知っているけれど、全然知らない

    10M

    あの人の住む、島へ
  • [14] mixiユーザー

    2007年07月17日 08:38

     一週間前は、自分が長年親しんできた部屋にお別れするための作業で一生懸命でした。3日前は、ほとんど何もなくなった部屋で一人、これからのことを考えていました。1日前はあの人と同じ島に住むことができる、ということで頭と胸がいっぱいでした。つい15分前は、初めて上京する田舎の学生のように、自分でもどうかしているとしか思えないほどにドキドキしていました。

    あの人の島に降り立った私を迎えてくれたのは、透き通って底の石が宝石のように見える海でも、漁村の穏やかな雰囲気でも、少し寒い海風でもありませんでした。
    東京湾の工業地帯のように汚い緑色をした海、その海にぷかぷかと浮かんでいる木片や空き缶、ずっとそこにいると具合が悪くなってきそうな匂い。それと、目の前にそびえる、都心の駅ビルのような立派な建物。
     私は、自分の想像とのあまりの違いにさっきまでとは違った意味で胸が少し苦しくなりました。大きなフェリーから出てくる人が、立ち尽くしたままの私の隣を早足で歩いていきます。ここでずっと立っていても迷惑なのでとりあえず、その立派な建物に入ることにしました。


     大きな自動ドアが開くと、そこでは私が見慣れている光景がありました。たくさんの人のがやがやと言う声、人ごみ特有のむっとする感じ、映画のチケットを買う時のように窓口に並ぶ人の列、私と同じ年代の子達の多さ、いくつもの香水が混ざり合った私の嫌いな匂い、全部同じでした。
     私が苦手で、出来る限りは慣れたかったあの場所。その場所と、ここはあまりにも『同じ』だったんです。

     
     私がこの島に唯一存在する大学、通称『海農大学』に入学することを最終的に決定したのはもちろん自分です。決して、誰かに強制されたわけではなく、誰にも文句を言えない立場です。
    ……でも、私の心の中にできたもやもやとしたものが、それで納得して消えてくれるはずも無く、

    ――――――この島はでかいショッピングセンターと、都会の人にとっては綺麗らしい海と山しかないからなぁ
     
    あの人と、あの人が言った言葉が、私の中でどんどん悪いもののように思えてきます。確かに私は都会育ちですが、あのような緑色の海を綺麗だとは思えません。
    ……あの人は、私に対してずっと嘘を付いていたんでしょうか? 
    もちろんそれが違うことは分かっています。ですが、そうとでも思わないと私は苦しくて、辛くて、不安で……そう色々なことに対する不安で押しつぶされてしまいそうでした。
  • [15] mixiユーザー

    2007年07月17日 08:40

    〜3〜

     私と一緒の便で降りてきたのでしょう、大きな旅行用鞄を持った人たちの間を早足で通り抜けました。大勢の人が楽しそうにゆっくり歩いているのが眼に映ります。その方々の間を抜けようとして、何度かぶつかってしまいましたが、今の私にはなんとも思えないようでした。こんな私は、嫌いです。

    そうしながらしばらく進むと、円形のホールのような場所に出ました。両端の通路以外の場所ではこの島特産の御土産物がたくさん売っています。ここは、先ほどまでのショッピングセンター然とした井出たちとは少し、雰囲気が違ったようです。
     でも、私の頭の中は、あの人に対する不満が、心の中はもやもやとした私が嫌いな感情がどんどんと満ちてきます。そのせいで、そんな雰囲気の変化も、親しげに話しかけてくる売店のおばさんも、新商品を宣伝している元気の良いおじさんの声も、全てが嘘のように思えてしまいました。
     普段は心の片隅にしまっておいて、決して大きくなりすぎないよう抑えている感情が、今にも私自身をおおいつくしてしまいそうでした。

    私が思い描いていた理想と、あの人の言葉から早く遠ざかりたいと言う気持ちでいっぱいで、私は足を緩めることなく目の前の通路に飛び込みました。途中、降りる島を間違えてしまったのでは、そうも思いました。でも、間違えないようにと何度も確認したので、それはないはずです。やっと、長い通路に終わりが近づきました。外の明るい光を描く扉が、この通路の先に見えました。

    ふと、私の進路を邪魔するような位置に学生風の男性が立ち止まりました。いつも通り関わらないように、と少し右にずれて歩いていると、その男性は私の進路をふさぐように立ちふさがりました。それも無視して、そのままの速度で大きく横にそれるとそのまま私と同じペースで横についてきます。
    「ね、ね、君可愛いね? さっきこの島に来たの? 俺、この島にもう2年も住んでて結構詳しいんだ。案内してあげるよ、一緒に行こう」
     また、ナンパです。どこに行っても頭のあまりよろしくない、人の外見しか気にしないような人っているんですね……。
     私は、いつものように笑顔を顔に張り付かせたままやんわりとお断りを……
    「すみません。ですが私の機嫌が悪いのに気が付かずに、それを無視して話しかけるような、そんな空気の読めない方は好きでは無いんです。どうかお引取り願えませんか? 」
    できませんでした。
     どうやら、私が思っている以上にこのもやもやは大きなもののようです。私に話しかけた男性は、呆然として立ち止まり、少なからずショックを受けたようでした。それを見ても、私の胸に罪悪感が募ることはありませんでした。代わりに、私の外見だけを見て私に話しかける人なんて、みんないなくなってしまえば、消えてしまえばいいのに、という気持ちが浮き上がってきます。ここの人たちもみんな、結局はあっちの、地元の人達と変わらないのでしょうか? 

     私の外見ではなく、心を見てくれた人。その人のことを考えてしまったせいでまたもやもやが大きくなってしまいました。
     あの人の言った言葉が、リフレインしてくるような気がします。

    ――――――都会で育った人にとっては、海がすごく綺麗におもえるんじゃないかな?
     都会の子だからって、私を馬鹿にしていたんですか?

    ――――――ショッピングセンター以外は、めぼしい建物なんてほとんど無いからな〜
     この大きな港は、田舎で育ったあなたにとって、めぼしい建物では無いんですか?

    ――――――海の匂いを嗅いでいると、落ち着く気がするんだ
     あの、むっとした嫌なにおいを嗅いでいて、あなたは落ち着くんですか?

    ――――――ああ、そうそう。港に植えてある椿の木はすごいよ
     椿の木なんてどこにも……
    あ……
     大きな自動ドアが開いて、外の新鮮な空気が私を優しくなでていきます。そこで私が見たものは車3台が横に並ぶことができるかどうか、と言う狭い道路と、始め想像していた漁師町と言う言葉がぴったりな町並み。その町並みと不釣合いなほどに大きな駐車場。それと、少し離れたところにある寂れた建物と、緑と赤の大きな、大きな傘でした。
  • [16] mixiユーザー

    2007年07月17日 08:41

    〜4〜
     
     ゆっくりと、私はその大きな傘に向かって歩き始めました。樹に近づくにつれ風が、甘い花の匂いと、優しい木の葉の音、そして少し湿った土の匂いを運んできてくれます。樹の根元には樹の周りに円を描くように木製のベンチが備え付けられていました。
     暖かくて、大きな樹。濃い緑色の葉に、手のひらよりも少し小さいくらいの白い縁取りがされた赤い花。それは、見たこともないくらい大きな椿の樹でした。
     ベンチとベンチの間を通って、樹の根元へ。幹に耳をそっと近づけて目をつぶると、なんだか、暖かい春の音が聞こえてくるようでした。その音と一緒に、私の中にもそれが流れてきて私自身がとても暖かくなった気がしました。胸の中のもやもやも、春の陽を受けた雪のようにゆっくりと解けていきます。

    ――――――大きな樹に目をつぶって、耳を当てたことはある? 優しい気持ちになるよ
          
     ええ、あなたが言ったことは嘘ではなかったんですね……

     静かに目をつぶる私に、聞こえてくる鼓動は、私のものでしょうか? それとも、この樹のものでしょうか? 私は、後者のような気がします。それは、気のせいでしょうけれど、私にとってはそのほうがうれしいので、私自身をだますことにしました。
     しばらく、このままで。優しい気持ちで、顔だけでなく心でも微笑むことができるように。
  • [17] mixiユーザー

    2007年07月17日 08:42

    〜5〜

     長い間、そうしていると不意に風の雰囲気が変わりました。今までは少し冷たい海風だったのが、やっぱり少し冷たいけれど優しい冷たさの風に、です。こんな匂いを嗅いだのも、風の雰囲気の変化に気が付いたのも初めてでした。いったい何が起こるんでしょう? と、木の下から出て空を見上げるとぽつっと、鼻の頭に雨粒が落ちてきました。それはすぐに、絵に描いたような土砂降りに変わって、賑やかな音を立て始めます。私は慌てて椿の下に戻りました。

     小さな木の葉がいくつも集まって、私やベンチに降り注ぐべき雨粒から私たちを護ってくれているようです。サーっという音と、さき程までとは違う木の葉のすれる音。まるで樹と木の葉と雨が私を包み込んでくれているようでした。

    雨の日に、こんなに清清しくて、気持ちの良い日は初めてです。向こうの雨は、濡れない場所にいたとしても気持ちが良いと思うどころか、その反対で、大嫌いです。降り始めの匂いもコンクリートを溶かしたような……、


    あっ……。不意に、何時かの皆との会話が眼に浮かびました。


    『そうかな? 僕は結構雨の日、好きだよ』
    『雨の日が好きなんですか? 珍しい方ですね……? 』
    『うん、たまにそういわれるよ。でもさ、なんか良くない? 雨ってさ、木々にとってはすごく大事なんだよ。雨が上がった後の葉っぱとかを見るといつも以上にみずみずしくて綺麗でさ』
    『えー、そうかぁ? 』
    『そうだよ、それに降り始める直前、直後の匂いってなんか良くない? 』
    『お兄ちゃん、あの匂いが好きなの? 』
    『そうなんだ。少し涼しくなって、優しい風と土のにおいがしてきて……あの瞬間、好きだな』


     本当にもう、今日はあの人に振り回されてばかりですね、私。この匂いのことなんですね、あの人が言っていた優しい雨の匂いと言うのは。
    あの時の私はあの人の言っていることを理解できませんでした。向こうの雨の匂いは、焼けたコンクリートに水をかけたような、胸が悪くなるような匂いですから。
     でも、この匂いなら私も好きです。こんな雨の日なら私も好きです。

     単純にも、私の機嫌はすっかりよくなっていました。
    今、心の中にあることは、とにかくあの人が教えてくれたお話を私も同じように経験したい、と言う気持ちです。あの人が言っていた綺麗な海や、素晴らしい山、森にある可愛い花や、設計図でしか見たことがないショッピングセンターEGGを全部を知りたい。

    あの人に会うつもりはあまり、ありません。でも、これから私が生活するのはあの人と同じ島なんですから、それだけでも十分です。

    空の色が明るくなって、雨がやみ始めました。そろそろ出発しましょう。今までは、あの人の話でしか聞いたことが無かった教会の鐘の音も、雨上がりの匂いも、図鑑に載ってさえいない木の実の味も、夏の海の暖かさも、木漏れ日を見上げた眩しさも、月明かりの優しさも、今度は私も一緒に知ることができるはずです。
    「ですからこれからも私をよろしくお願いしますね、―――さん」
     海からの強い風が吹いてきて、私自身の声さえも良く聞こえませんでした。
    でも、きっとあの風がこの気持ちをあの人に届けてくれることでしょう。
  • [18] mixiユーザー

    2007年07月17日 08:45

    ……メッチャ長くなりましたね。すみません。

    稚拙な文章で、女性の一人称+敬語口調+半架空の設定を書こうとしたらこうなりましたげっそり

    改めてみてみると、「あちゃー」って感じですがどうかとりあえず感想をいただけるとうれしいです。もちろん、悪いところの指摘も大歓迎です。
  • [19] mixiユーザー

    2007年07月17日 16:31

    いつきさんw
    今日は読む暇ないから落ち着いてからでいいかな??
  • [20] mixiユーザー

    2007年07月17日 23:54

    はい、時間が空いた時にでもお読みください
  • [21] mixiユーザー

    2007年07月18日 21:25

    素晴らしい小説ですね。
    現実と理想が見事に混ざり合ってますよ。

    主人公の心の変化が上手く描かれていると思います。

    次作を期待しています。
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