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開催終了シンポジウム「シルクロードにおける中国の核実験災害と日本の役割」

詳細

2009年03月05日 10:22 更新

シンポジウム「シルクロードにおける中国の核実験災害と日本の役割」

 核の保有国、核実験を実施した国は複数あります。しかし居住区域で大規模な地表核実験をした国は中国だけです。周辺への影響を全く考慮に入れない核実験を行うという、まさに悪魔の所業といえるでしょう。
 中国は、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)の楼蘭付近で、1964-1996年に46回、総出力20メガトンの核実験を行い、周辺住民への甚大な健康被害と環境汚染とがもたらされています。しかし中国政府はその実験事実を公開せず、周辺での災害を隠蔽しています。
 シンポジウムでは、日本人科学者およびウイグル人医師から、核実験災害の調査結果が報告されます。それにもとづき、中国の核実験災害の問題点および国際社会における日本の役割を考えます。

【場 所】 東京都千代田区永田町1-1-1 憲政記念館
      丸ノ内線、千代田線 国会議事堂前駅 2番出口から徒歩7分
      有楽町線、半蔵門線、南北線 永田町駅 2番出口から徒歩5分
【日 時】 平成21年3月18日 開場 17:30 開会 18:30 終了 20:30
【資料代】 1000円
【講演内容】 1.「中国の核実験災害とその問題点」 理学博士 高田純氏
        2.「健康影響の調査」 医師 アニワル・トフティ氏
        3.「日本の役割」 国際政治学者 藤井厳喜氏
        4. 各団体よりのコメント
【主 催】 日本ウイグル協会会長/世界ウイグル会議日本代表 イリハム・マハムティ
【後 援】 放射線防護情報センター、放射線防護医療研究会、呉竹会、任意団体イリハム応援団
【参考URL】  放射線防護情報センター http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/index.html
        世界ウイグル会議 http://www.uyghurcongress.org/jp/home.asp
        イリハム応援団 http://uyghurhotline.com/
        東トルキスタンに自由と平和を http://saveeastturk.org/jp/
【講演者】 高田 純氏 放射線防護情報センター主宰、札幌医科大学教授
       アニワル・トフティ氏 在英ウイグル人協会会長
       藤井 厳喜氏 国際政治学者

日本ウイグル協会会長 イリハム・マハムティ
イリハム応援団 代表幹事 白石念舟
TEL:03-3815-7815 FAX:03-3815-7816 MAIL:kessokyo@nifty.com
URL:http:// uyghurhotline.com/

*事前申し込みされる方は日本ウイグル協会宛にお願いします。
*宣伝用チラシは: http://uyghurhotline.com/090318simposium.pdf
*開演から講演開始までの間に「Death on the Silkroad」を上映します。
*当日の会場設営や受付、参加者の誘導など、お手伝いしてくださる方募集してます。

 
東トルキスタン・ウイグルの核実験災害について
 中国の核実験とその被害については厚いベールに包まれていた。中国は1964年から1996年まで東トルキスタンのロプノールの核実験場において、延べ 46回、総爆発出力20メガトンの核爆発実験を行った。1964年10月16日に20キロトンの地表爆発型の実験を始めて行い、また1967年には2メガトンの地表核爆発をおこなった。最大の核爆発出力は1976年11月17日の4メガトンの地表核爆発である。1980年までは空中、地表での爆発、そして 1982年から1996年までは地下核実験が実施された。中国政府は核実験の被害状況を公表せず、また現地調査も許可しないため、これまでどの程度の被害が出ているのかは分からなかった。
 2008年に札幌医科大学の高田純教授がカザフスタンで集められたデータをもとに科学的に分析した結果、死者19万人以上、被曝者は129万人以上であると結論した。この調査内容が、「中国の核実験」として世界で始めて出版された。
 
 核実験の中でも「地表核爆発」は、地表物質(砂礫など)と混合した核分裂生成核種が大量の砂塵となって、周辺および風下へ降下するため、空中核爆発と比べて核災害の範囲が大きくなる。このような危険な実験を、中国政府はウイグル人の居住区で行うという暴挙を行ってきた。
 ロプノールから1000キロ離れたカザフスタンにおいても、人体に影響を与えるレベルの線量が報告されている。核実験は1996年まで行われてきたが、現在においてもウイグルの人々の健康被害と環境被害とは続いていると考えられる。1日も早い中国政府の情報開示と被害者の救済が望まれる。
 
「Death on the silk road」について
 中国の核実験が行われた東トルキスタンでは奇病、癌の発生率が中国のほかの地方に比べ高く、核実験の影響によるものと考えられる。1998年の7、8月にイギリスのテレビ局チャンネル4で、「Death on the silk road」というドキュメンタリーが放送された。このドキュメンタリーで現地調査したのがウイグル人医師で、現在の在英ウイグル協会のアニワル・トフティ氏である。
 アニワル氏はチャンネル4の取材班として東トルキスタンの村々を訪問し、被曝によると思われる人々の健康調査を行った。中国政府は核実験の際に、内地に影響が少なくなるよう、東から西に風が吹くときを選んで行った。このため、ロプノールから西に向けて核生成物質が大量に降下したと考えられる。実際に、口唇口蓋裂ばかり、あるいは大脳未発達の赤ちゃんばかりが生まれてくる村もあったという。中国は核実験の被害を公表せず、現地調査も許可しないため、40年以上に渡って被曝者たちは放置されてきている。
世界最初の核被災国であり、アジアの自由と民主主義のリーダー国である日本は、中国政府の責任のもと、現地の放射線衛生対策および核実験被害者の保証の実現に向けて、三民族を支援すべきと考える。

コメント(4)

  • [1] mixiユーザー

    2009年03月12日 14:56

     会場で、主催の日本ウイグル協会会長であるイリハム・マハムティ氏のご著書

    『中国の狙いは民族絶滅 

      ――チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い』(まどか出版)


    が販売されるとのことです。

     イリハム氏の生い立ちを交えて語られる、ウイグル人が中国から受けた弾圧のすさまじさは、僕たち日本人に言葉を失わせてしまいます。

     どうしてこんなにも苦しんでいる人たち、チベット、ウイグル、モンゴル、そして台湾の人たちから、日本は目をそらし続けてきたのでしょうか。悔しくてたまりません。

     当日はどうしても参加できないのですが、せめてこうした本が多くの人に読まれ、弾圧の実態が広く伝わることを祈っています。
  • [2] mixiユーザー

    2009年03月13日 23:32

    ★いいちこ@日台共栄さん

    ありがとうございます!!!

    当日は 高田教授のご本も販売されるようです。

    私は イリハムさんの本も購入したいと思いますぴかぴか(新しい)
  • [3] mixiユーザー

    2009年03月20日 01:35

    ご参加有難うございました。
    素晴らしいシンポジウムでした。

    日本とウイグルとチベットの友情と 決意と・・
    チカラをあわせて 取り組んでいくための 記念の日でした。

    高田教授や アニワルさんのお話を聞いて 涙がとまりませんでした。

    シルクロードの悲劇を 伝えていきたいです


    **********************************************************************

    spinel さんより



    ご参加くださった方々、応援くださった方々ありがとうございました。
    またスタッフの方々も本当にお疲れ様でした。
    ちょっとバタつきましたけど、無事に終えることができて良かったです。

    世界でも初めてとなる、東トルキスタンにおける核実験災害を告発するシンポジウムを形にすることができたのですから、大成功と言って良いかと思います。
    このような形式で、次は日本の地方都市、それから世界各国において、東トルキスタンの核実験災害の実態を周知させていければと思います。核被災国は日本だけでは無いと。

    今回上映した日本語字幕つきの「Death on the Silk Road」も、いずれ上映許可を取りつけたいと思います。
    これからもどうぞよろしくお願い致します。

    Death on the Silk Roadですが、今回のシンポジウムでの上映ということで許可をもらってました。
    他のところでも上映できるよう許可をもらいたいということです。
    ちょっと誤解与えそうな書き方だったので追記。

    シンポジウムでは以下の声明文を発表し、会場の皆さんに拍手によって賛同頂きました。
    *修正前のを貼り付けてしまったので、正規版に差し替えました。

    声明文
    1964年から1996年までの32年間、中国共産党政権は東トルキスタンの地でメガトン級の地表核実験を
    含め46回核実験を行った。このような被害が広域に渡る大規模な地表核実験は、アメリカであればビキニで、
    ソビエトであれば北極海で行うようなものである。人の居住する地域でメガトン級の地表核実験を行ったのは
    中国だけである。

    実験による核分裂生成物質は風に乗って運ばれ、東トルキスタンの大地を汚染し、住民を苦しめてきた。
    この責任は中国共産党政権にあり、環境を元に戻し、人々を治療し、その生活を保障すべきである。

    私たちは次のことを求める。

    1.核実験の資料を公開すること

    2.国際機関を含めた調査団をつくり、環境、健康についての調査を行うこと

    3.被害者に対する適切な治療を行うこと

    4.被害者に対する生活保障を行うこと

    5.環境を改善するための適切な措置をとること


    核実験災害の解決は長い時間のかかる事業である。しかし言論の自由、報道の自由が無いままの
    中国共産党独裁政権では、自らが犯した犯罪行為の後始末をすることができるであろうか。

    また中国は、全く別の文化と歴史を持った東トルキスタンを不当に支配したが、そのときに
    「新疆は中国の不可分の一部」であると喧伝した。しかしあえて東トルキスタンの地を核実験場として
    選んだということは、「東トルキスタンは化外の地である」と認めているということに他ならないのではないか。

    今日私たちは、科学の力と民主主義を求める力が結集したことによって、解決への第一歩を踏み出すことができた。
    また今回のシンポジウムはウイグル人、チベット人、日本人の協力によって実現した。
    私たちウイグル人をはじめとする東トルキスタンの人民は、チベット人、モンゴル人、
    そして中国の民主活動家と力を合せ、自由と平和とを勝ち取っていきたい。

    参加者への感謝を込めて

    平成21年3月18日
    日本ウイグル協会会長 イリハム・マハムティ
  • [4] mixiユーザー

    2009年03月20日 03:09

    参加された皆様、おつかれさまでした。
    大成功で何よりです。
    トフティさんの話にはホント中共のえげつなさが伝わりました。
    と同時に「やっぱりコレが中共」という、感覚にもなりました。
    今回の核実験に関する催しは初で、これから幅広く広めていく協力をしたいです。
mixiユーザー
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  • 2009年03月18日 (水) 開演 17:30 講演 18:30 終了 20:30
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