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開催終了10/13 E.G.P.P.Nova!/step111 「美女と野獣/獣にされた王子コクトー」

詳細

2010年10月09日 00:22 更新

●オープンマイク・イベント/TOKYO POETRY RENAISSANCE
E.G.P.P.Nova!/Step111
テーマ:美女と野獣/獣にされた王子コクトー
2010年10月13日(水)開場19:00/開始20:00
参加費:1,000円(1Drinkつき)
MC:フーゲツのJUN、梓ゆい
(出演予定者)梓ゆい(ポエッツ)、フーゲツのJUN(ポエッツ)、藤木吾郎(ピン芸人お笑い)、ココナツ(うた)、bambi(スピリチャル・トーク)、よねやまたかこ(うた)、コボリイチエン(うた)ほか……エントリーしてくれたあなた!
会場:ライブ・バー水族館(新宿区百人町1-10-7 一番街ビルB1)
問:03-3362-3777(水族館)
http://naks.biz/suizokukan/
主催:電脳・風月堂→http://www1.ocn.ne.jp/~ungura/

 テーマは今回も先月に引き続いて映画から選ばせてもらいます。それもぼくが多感な少年期に見てその鈍く輝くような光に魅せられてしまったジャン・コクトーの映画『美女と野獣』(1946年フランス)にしましょう。
 原作は18世紀にボーモン夫人が子ども向けに書いたいわば教訓話「La Belle et la Bete」で、『子どものためのお話(雑誌)』という素っ気ないほどのタイトルでまとめられた本の中にあります。もともとは民間伝承説話らしく別の夫人によって採話されたものが起源。異類婚姻譚、変身譚に類する説話だった。

 それを神話的な美しい愛の寓話に仕立て上げたのは、ジャン・コクトーと言うフランスの詩人です。コクトーはあふれでる才気のままありとあらゆるジャンルに手を染め、作品を残しましたが、晩年にはその新古典主義的な作風にもかかわらず、映画という新しいジャンルでまさしく詩人のイマジネーションという魔術的手法をいかんなく発揮してみせました。

 ボクはこのフィルムを多感な12歳ころ、ひとりで留守番をしていた(と言うのもボクはカギっ子のはしりでもあったからです)ある日の午後に、たしか名作洋画劇場とか言うTV番組で偶然に見たのでした。
 ボクはこのモノクローム作品の内側から光を放つような幻影にすっかり魅せられてしまいました。ずっと忘れないでいた作品のひとつで(そのような作品は近所の「根津アカデミー」に通い続けていたボクにはいくつもありましたが)そのフィルムが、コクトーの作品で、主演のジャン・マレー(コクトーの同性の恋人)のために製作された作品の一つと言うことなどは数年後に知ることになります。
 同じ原作からディズニープロダクションはアニメ作品と、ミュージカルを製作し日本ではそれを劇団四季が上演し、ロングラン公演のひとつとなったようです。これらのディズニー作品で少年少女時代に感銘を受けてひとがいつまでも忘れない作品になることを望みながらも、ボクにとってはコクトー作品以外の『美女と野獣』は考えられません。
 今となっては、その愛の表現がどんなに子どもじみていても、この作品と出会った時は確かに子どもでしたから……。
 
 E.G.P.P.Nova!第111回目はジャン・コクトーの映像詩とも言える『美女と野獣』を、ポエトリーで再構築するという試みです。また、これは別の意味で異類(異種)料理でもあってMCのふたり(フーゲツのJUN、梓ゆい)は狩人でもあり、調教師でもあるという立場で、みなさまを味わったこともない異類(異種)世界へお連れします!
 どうぞ! お召し上がりください! 今回、それがいかに私たちの美醜をかく乱することであっても! たとえその一見スィートな味わいが、あなたを野獣に変身させたとしても!

 一般オープン・マイクにエントリーなさる方には、このテーマ設定にしたがう必要はありません、御自分の表現.テーマで挑戦してください。
 ✻ポエトリー、うた、バンド問わずフリーエントリーが可能です!
 事前エントリー専用BBS(TOKYO POETRY RENAISSANCE/EGPP100 BBS)にエントリー表明を書き込んでください!→http://8512.teacup.com/5lines/bbs

E.G.P.P.Nova! MIXI内コミュ→http://mixi.jp/view_community.pl?id=230706

(写真はボーモン夫人『こどものためのお話』掲載のイラスト)

コメント(2)

  • [1] mixiユーザー

    2010年10月09日 00:20

    ルネ・クレマンが共同監督として名前を連ねていることにはじめて気付きました。
    映画のスタイルは、この作品でコクトーは我がものとしたと思われます。

    自動開閉する扉だけでなく、燭台をもたげたたくさんの腕。給仕をするテーブルの腕、眼と顔を部屋の中にいるものへ向けるマントルピースの彫刻。動き出すディアーナの彫像。遠くのものを写し出す化粧鏡。

    コクトーの趣味が小道具にまで反映しています。
  • [2] mixiユーザー

    2010年10月11日 00:44

    コクト−と言えば、ジャン・マレ−、ムフフの関係・・・
    コクト−に、荒削りのギリシャ彫刻と言われ、見出されました。
    晩年のマレ−は、コクト−の作品を飾り、思い出の世界に浸っていた。
    TVで見た晩年のマレ−は、メタボのお腹、美しい人は本人自覚がないのか?
    野獣が王子に変わる、マレ−の美しいことハート達(複数ハート)
    「悲恋」の、マレ−の横顔は、この世のものとは思えませんでした。
    ちなみに、甘いマスクの、ヘルム−ト・バ−ガ−にも狂ってました。
    おばさんでした・・・
mixiユーザー
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  • 2010年10月13日 (水) 開場19:00/開始20:00
  • 東京都 ライブバー水族館/新宿区百人町1-10-7 一番街ビルB1
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2人