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開催終了全国邪馬台国大会in日田(国民文化祭行事)

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2018年10月11日 21:18 更新

全国邪馬台国連絡協議会が母体となり行う国民文化祭行事です。

○江戸時代の平田篤胤と飯田武郷は八咫の鏡・鉄鏡説(『古事記』には鉄と書く)

○中国の『三国志』時代の曹操の文献「曹操しか持ち得なかった金と銀で装飾した鉄鏡」
 『曹操集譯注』安徽毫県「曹操集」譯注小組【魏時代(220〜280年)の記録】
  御物有尺二寸金銀鉄鏡一枚、皇后雑物用純銀錯七寸鉄鏡四枚、皇太子雑純銀錯七寸鉄鏡四  枚、貴人至公主九寸鉄鏡四十枚。

○写真:九州国立博物館4周年特別展で配布された実物大の「うちわ」卑弥呼の宝飾鏡?

○高島忠平氏(日田古代史フォーラム:日田歴史発見講座・伊藤塾主催)
 卑弥呼の鏡は、金銀錯嵌珠龍文鉄鏡か?

『日田出土金銀錯嵌珠竜紋鏡は何を語るか』 高島忠平   (一昨年・西日本新聞掲載)

 「なんで!こんな鏡が・・・」、大分県日田市ダンワラ出土と伝えられる直径約21cmの円盤状の鉄製の鏡がある。錆で覆われているが、それでも金や銀や玉で構成された煌びやかな文様が窺える。この鉄鏡が最近、邪馬台国論争と絡んで注目を集めている。
 「金銀錯象嵌珠竜紋鏡」とよばれるもので、復元すると鏡の背面に、紐を通す半球形のつまみを中央に、金と銀の象嵌で、四葉を巡らし、竜や小竜が相対し、周縁に渦状の雲紋が連続してめぐる。それらの間も種々の金銀の文様で埋め尽くされ、竜の双眼に緑色の玉が入れられ、竜の体の節目に赤色の玉を埋め込んでいる。
 見るものに感歎の声を上げさせる、豪華な輝きをもつ鏡である。鏡の中央に付近に子孫の長い繁栄を祈る「長宜子孫」の銘が、これも金で象嵌されている。
 全体の文様の様式、「長宜子孫」の文字形からみて、中国後漢末期から三国期(3世紀)の所産である。これほどの鏡は、日本出土の古代の鏡の中には例がない。日本古代最高の鏡といってよい。

 これと対比して取り上げられるのが三国のうち魏の初代皇帝「曹操」が所持していた「御物有尺二寸(約29cm)金錯鉄鏡一枚・・」である。魏の皇帝の御物が金錯鉄鏡され、皇后、皇太子、貴人・公主など上層の階級によって、金、銀、無文および大きさの順で所持されていた。曹操の墓も21世紀のはじめに発掘され、副葬品として鉄鏡が出土しているが、径21センチメートルとされる以外詳細は不明である。
 いずれにしても日田ダンワラの「金銀錯嵌珠竜紋鉄鏡」は、スキタイ系との指摘はあるが中国からの舶来で、古代中国では王侯貴族の身分階層を表象する威信器である。そのなかでも金銀錯は皇帝でしかありえない。そのような鉄鏡がどうして日田にあったのか。卑弥呼が魏の皇帝から賜り所持した、したがって邪馬台国は九州、それも日田か、と結論を急ぐむきがあってもしかたがないくらいの資料的価値がある。
 あわせて「卑弥呼百枚の鏡」をはじめ数千面におよぶ古代日本の出土の鏡、中国製、当時の日本製あり、なんで古代人は鏡にそれほどまでに鏡に執着したのか。この謎は、鏡とはいったい何なのか、何のために、どのように用いられたのか、古代人の鏡に対する普遍的価値観と認識にあると、私は考えている。そこから「金銀錯嵌珠竜紋鏡」の正体に迫ってみたいと思っている。

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