戦えないベテランは、いらない。

前節の松本戦後の、監督談話である。

ここ数試合、流れを変えられない岐阜。偉大なるベテランを以てしても、それは変わることなく、連敗を喫している。４月唯一の勝利となっている横浜FC戦も、決して流れを掴んでいたわけではない。

やはり、１０位以内は伊達じゃない。届きそうで届かない、そんな順位だ。

しかし、このままで終わるのか？俺たちの誇りが。

沈み続けたクラブに今、かすかな光が指しているのは事実。その光を掴むためには、このまま連敗で４月を終えないことだ。ベテランが流れを変えられないのならば、若手が流れを掴めばいいだけのこと。今節は、岐阜の未来を背負う若武者たちの気迫あふれるプレーを、しかと目に焼き付けようではないか。

さて、今節はザスパクサツ群馬戦。

昨シーズン、熾烈な残留争いを繰り広げた相手。正田スタジアムでの屈辱を晴らすべく、相当な気迫で乗り込んでくるに違いない。そして、温泉街のライバル。日本三名泉の一つとして、負けるわけにはいかない。緑の勇者たちよ、今節は緑の魂だけでなく、下呂市民の温泉魂もその体に宿して戦え！

日本三名泉ダービーの幕開け。温泉街の誇りと、緑の魂、そしてクラブの明日を賭けた戦いを見届けるべく、俺たちは長良川に集う。