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開催終了Cinema Caf-Cons #83 『Fragment【フラグメント】』

詳細

2008年09月16日 00:20 更新

月は見てないし、団子も食べてない・・・
もういいや。
来月の上映情報です!
___________________

今回のシネマカフコンステーマは「ドキュメント」。
若き僧侶がめぐる冒険ドキュメンタリー『フラグメント』を上映します。
「修法師」になることを決めた元タレントの井上実直。
世界三代荒行の中でも最も過酷だと呼ばれる日蓮宗100日大荒行への入行を前に訪れた、9.11後のニューヨークから「修法師」になるまでのひとりの若い僧侶の成長、それと共に世界が静かに大きく変化していく歴史の断片を描いた映画です。

[会場]cream
10/5(日)18:30/21:30
料金¥1.500(1ドリンク付き)
料金¥1.800(デザートセット付き)
料金¥2.000(ディナーセット付き)
□クリーム:093.533.3311 北九州市小倉北区馬借1-15-8

『Fragment』2006/日本/92分/DV/スタンダード/ステレオ
監督 佐々木誠 
出演 井上実直
http://fragment-movie.com/

【作品紹介】
タレント活動を一時休止した井上実直(いのうえじっちょく)は、実家の六本木長耀寺に僧侶として入るその前に一人9.11後のニューヨークを訪れる。
帰国後「修法師」になる決心をした実直は、死者も出るほど過酷な「日蓮宗100日大荒行」に入行する準備を始める。
友人である実直からその話を聞いた佐々木誠は、荒行に入る前から彼にカメラを向け始めた。
はじめは単純に実直の「修法師」になるまでのドキュメントを撮っているつもりだった。
しかし実直を撮っている期間、彼の変化と共に世界も静かに大きく変化していった。
「修法師」となった実直がグラウンドゼロに赴く頃から、佐々木は自分が撮っているドキュメンタリーが「9.11」後の歴史の「断片」であることに気付く。
ブッシュもフセインもビン・ラディンも出てこない、アメリカ同時多発テロからはじまるイラク戦争の記録。
これは歴史の側面をひとりの若い僧侶の冒険と成長という視点から描いた映画です。

【出演】井上実直
77年生まれ。
六本木常住山長耀寺 住職。
大学卒業後、タレントデビューし映画、ドラマ、舞台、TV番組などで活躍する。
その後、修行に入り実家、長耀寺の住職となる。
現在は、修法師としても活動している。

【監督・撮影・編集】佐々木誠
75年生まれ。
高校卒業後、映画作品のスタッフ、キャストとして多数参加する。
97年、矢口史靖のオムニバス企画「ワンピース」のうちの一本「撮影ポチョムキン」を演出。
同時期に桜井鉄太郎プロデュースの音楽映画「ヤイプス!」にシナリオライターとして参加。
その翌年からソニー・ミュージック・エンタテインメントにて数多くのアーティスト・プロモーション用映像を演出する。
現在、フリーとして音楽PVの他にVP、TV番組などの演出、クラブイベントのVJとしても活動中。
ドキュメンタリー作品は、MONDO21にて放送された「青い部屋 35年の物語」「エロチック・トロワ」等がある。

【解説】
新しい流れがやっと生まれた!
こんなドキュメンタリーが観たかった!
サリン事件、アフガン戦争、9.11、イラク戦争…
僕たちは戦争を知らない。
それらはブラウン管の中で起こった戦争。
阪神大震災、新潟地震、アチェの震災、それらもブラウン管の中から知らされた。
世界は危機的状況であると言う。
誰かが戦争について考えて、誰かが戦争に行き、誰かが戦争の犠牲になったとしても、夜は自動的に朝へと続くと疑わない。
『Fragment』はそんな僕たちに突きつけられた映画だ。

ドキュメンタリーはフィクションである。
でも劇映画と決定的に違うのは意図していない何かが起こり、何も起こらない事だ。
それでも演出家はカメラをまわし続ける。
ジャーナリストたちは事実を追求し僕たちの知らない世界の事象を克明に伝えようとする。
極私的なドキュメンタリーでは対象の強烈さや、日常を抉る描写を執拗に追求する。
そして事実の輪郭を浮かび上がらせるために演出し加工し、結局事実からほど遠くなる。
なのにそれらを目撃した僕たちはドキュメンタリー映画に釘付けになる。

しかし『Fragment』で描かれている対象は酷く脆弱だ。
もしドキュメンタリーのオーディションがあったとしたら予選通過すらしないだろう。
作品としてなぜこの対象を選んだのか?なぜこの対象で映画を撮ろうとしたのか?
対象に向かう度、嫌悪に似た感情は憤懣を超え煮沸する。

では即刻見る事をやめればよい。
映画は見る事も放棄する事も平等に与えられているのだから。
しかし放棄できない何かがそこで生まれている。
いつの間にか僕たちはその対象から目がはなせなくなる。
佐々木誠がカメラを離さなかったように。
まぎれもなくそこに何かが起こっている。
僕たちはそれを見て何かを感じ始めている。

誰もが考え、考えて終わる事。
いや考える事もしないこと。
誰もが撮ろうともしなかった事。
そして目撃したものだけが変われる何か。

明確な何かを追うのではなく不明瞭な何かを追う事で僕たちが抱えている“今”を切り取った日常の断片=映画。
そこにドキュメンタリー『Fragment』の強さがある。
その不明瞭さは明確に意思を持って僕たちに迫ってくる。

この記録はとてつもなく小さな記録だ。
とてつもなく小さな、そして大きな一歩。
それは作品に映る対象が主役ではなくて僕たちすべての記録であり僕たち自身が主役だからだ。

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ご予約お待ちしておりま〜す!!


コメント(2)

  • [1] mixiユーザー

    2008年09月22日 11:18

    朝、なかなか起き上がれない季節。
    「頑張れオレ!」と起き上がっております・・


    『Fragment(フラグメント)』の予告編はこちらで見れますよ〜
    http://fragment-movie.com/filmclip/
  • [2] mixiユーザー

    2008年10月02日 19:01

    今回上映の『Fragment』の関連書籍をヴィレッジヴァンガード小倉店さんに選んで頂きました!
    creamにて販売中です!

    自分の知らない世界、奥が深いですね〜
mixiユーザー
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