人権習慣巡回写真展
『対岸の肖像〜BURAKUとのかけ橋』

2007年12月5日（水）〜2008年3日31日（月）
※2007年12月5日からスタートする巡回写真展です。スケジュールと場所をふくむ詳細は下記をご覧下さい。

チラシダウンロード
http://reminders-project.org/oppositeshore.pdf
入場無料
主催　　　大阪市新大阪人権協会
共催　　　（社）大阪市人権協会
後援　　　大阪府、大阪府教育委員会、大阪市、大阪市教育委員会

日本国憲法第11条「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与えられる」と規定し、国民の基本的人権を保障しています。基本的人権とは、人間が人間らしく生きる権利で、人間として生まれた以上保障されるべき権利です。憲法では「国民」とありますが、基本的人権の性質からも誰もが保障されるべきなのです。
しかし、現代社会はどうでしょうか。部落差別、結婚差別、就職差別というコトバを聞いたことがある、あるいは、経験したことはありませんか。憲法では基本的人権が保障されているにも関わらず、私たちの暮らす社会において人権は保障されているのでしょうか。

歴史的、社会的に形成されてきた被差別部落に生まれ、育ったという理由だけで、人間として当然受けるべき権利を長い間奪われ続けてきた問題が、部落問題といわれるものです。そして、長い年月を経ても部落に対する差別意識はいまだに存在しています。「こわい」「貧しい」「遅れている」といったマイナスイメージが強く、今なお、実体的差別においても多くの課題が残されています。
そのような状況のなかで、差別に立ち向かうだけではなく、それぞれの道で生き、輝き、息づいている人たちがいます。強い連帯意識と相互扶助が現存する地域があります。
9月中頃から大阪、京都、兵庫、広島、鳥取、高知、愛媛と13名1組の対象者を追って写真撮影、取材が始まりました。
自分たちの姿が写真になり日本各地に分身となって巡回するとき、今まで心のなかで訴えてきたことが多くの人々に届くという可能性を信じて撮影に応じてくれました。
この13名1組の「対岸の肖像」には、みんなに正面から向き合ってもらいたいという被写体の人々の想いがこめられています。そしてその姿を通し、人々に平等に与えられた人権とは何か考えてもらうきっかけになればと思っています。
その生き様とあたたかい土地はあなたにとって無縁の地域なのでしょうか。是非、写真展会場でその人や地域と向き合い、そして語り合ってください。

写真展開催期間、及び会場

開催期間 会　場
2007年12月5日（水）〜7日（金） 大阪人権センター１階ロビー※ 終了しました。
2008年2月3日（日）〜7日（木） ＮＨＫ大阪放送局１階アトリウム
2008年2月10日（日）〜14日（木） イオンモール鶴見リーファ４階トイザラス前
2008年2月16日（土）〜21日（木） なんばパークス７階ホール
2008年2月27日（水）〜3月3日（月） 天保山マーケットプレイス2階正面特設会場
2008年3月5日（水）〜9日（日） ダイエー京橋店２階催しもの広場
2008年3月18日（火）〜19日（水） 梅田ディーズスクエア
2008年3月21日（金）〜31日（月） 関西電力南港発電所１階エル・シティ・ギャラリー

　写真展に関するお問い合わせ
　大阪市新大阪人権協会　06-6322-6985

写真：写真展チラシ