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開催終了ある日、池田クンが

詳細

2009年09月30日 13:14 更新

東京バビロン ダンスセレクション
『ポンペイの落書き#03/FINAL』
―私と一緒に踊ったことを憶えていて?
 
2009.9/29-10/5
会場 pit 北/区域 (アクセス)
※JR京浜東北線「王子駅」より徒歩2分。
東京バビロンの劇場は2つございます。劇場名を必ずご確認下さい。
 
時間   開場 19:00   開演 19:30
 
料金 前売 2,500円 当日 3,000円 ペア 4,000円
2日券 4,000円 3日券 5,000円 通し券 7,000円
※全席自由・ペア券は予約のみ


公演名:「ある日、池田クンが」

出 演:池田龍雄+飯田晃一

開催日:2009年10月3日(土)開 場:19時00分 開 演:19時30分

第1部 飯田晃一(×池田龍雄) 

【池田龍雄】土方巽と同年の1928生。「戦後前衛美術」の代表作家。1948年、岡本太郎らが始めた「アヴァンギャルド芸術研究会」に参加。以後、絵画、立体、舞台美術、映像、パフォーマンス、著作とその活動は多岐に亘り、現在に至る。

【飯田晃一】キューバ革命の契機となった7月26日運動と同日生まれ。原爆ドーム、第五福竜丸などでの「世界中が劇場である」プロジェクト。首くくり栲象氏やゼロ次元との交流。今回、池田龍雄氏と「梵天の塔」とともに共演させて頂きます。
http://artbody-labo.net/  ab_labo@hotmail.co.jp



日本近代美術思想史研究家の宮田徹也さんが推薦文を書いてくれました。

様々な情報、そして、混乱、混雑、錯綜し、入り乱れ、本番まで、駆け抜けます!

本番にお立会い頂きたく思います。


推薦文

私は所謂「日本戦後前衛美術」を研究している。その際心がけていることは、50年代は具体美術協会、60年代はハイレッド・センターと言った具合に、作家に時代を代表させないことである。作家はその後も制作を続け、その視線は次世代に向けられているのだ。

今日でも「日本戦後前衛美術」と呼ばれる作家の多くが活躍している。桂川寛、中村宏、菊畑茂久馬、谷川晃一、吉野辰海、秋山祐徳太子、堀浩哉と、枚挙に暇がない。彼らは常に新境地を目指す。しかし、その活動のほとんどが知られていないことが実状である。

このような状況の中で、飯田晃一が突如「首くくり栲象と共演したい」と言い出したことには驚愕した。飯田が風倉匠を知らないまま、栲象に引き寄せられたからだ。2008年10月22日、pit北/区域において、《肉体のバーゲンセール》が成立した。ナラティヴな展開の中に不可視の肉体が渦巻く歴史に残る公演であり、この公演を見た者からは、飯田のオファーが殺到した。

ゼロ次元もその一つである。60年代中・後半に偉大な形跡を残したゼロ次元は死んでいなかった。主宰者・加藤好弘は沈黙を守りながらも虎視眈々と美術界・パフォーマンス界の動向に目を向け、自らの活躍の場を探っていたのだ。2006年からは「夢タントラ学派女性軍団」として《儀式》を行い、現在に至っている。その公演は空間を異化し、時間軸を過去ではなく未来に導くものである。

飯田と首くくりがゼロ次元と共演したのは2009年1月30日の初台・DOORSであった。女装した飯田が夢タントラ学派女性軍団に混じり、男性が寝転ぶ鰐鮫の列を渡る。飯田は頭を「0」の字に刈り込み、褌のみを身に纏い、飯田の舞踏と栲象のアクションとゼロ次元のハプニングが融合した。飯田はゼロ次元に客演したのではなく、これまでの飯田の活動、栲象との共演、加藤との新しい出会いがここに含まれ、飯田の舞踏を成立させたのであった。その9日後、ゼロ次元メンバー浅川はるかの個展(2009年2月2〜14日/銀座芸術研究所)の一環で開催された《儀式》において、飯田が銀座路上の電柱に登り警察に注意されたことは記憶に新しい。

飯田の日本戦後前衛美術の継承性は、これ以前にも加藤公和に見出されている。加藤は1972年に美学校を卒業、舞踏・映像・美術作品を多く手掛ける伝説的アーティストである。

飯田は自らが知って求めるのではなく、知らずに彼らを求め、また、彼らも飯田を求める。このような動向の中で、池田龍雄の《梵天の塔》を希求することに驚きはない。しかしこの公演は、これまでの池田のパフォーマンス歴の中でも、驚愕すべき内容になることは必須である。日本戦後前衛美術は継続している。それを知らない飯田が、その継続を立証する公演となるからだ。この理由によって、私は《ある日、池田クンが》を推薦する。

(宮田徹也/日本近代美術思想史研究)



東京バビロン ダンスセレクション 

『ポンペイの落書き#03/FINAL』―私と一緒に踊ったことを憶えていて?

公演名:「ある日、池田クンが」

出 演:池田龍雄+飯田晃一

開催日:2009年10月3日(土)開 場:19時00分 開 演:19時30分

料 金:前売 2,500円 当日3,000円

場 所:pit北/区域 東京都北区王子1-13-18不二泉ビルB1,2F tell 03-3927-5482


御予約・お問い合わせ

ab_labo@hotmail.co.jp (藝術身体研究所事務局まで)

御芳名:

御電話番号:

御住所:


コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2009年10月02日 12:57

    宮田徹也氏に、

    特別チラシ、当日パンフレットとして作成していただきました。

    この文章も勿体ないので、ブログに掲載させていただきます。

    ゼロ次元では何を学んだのか、すし魚友では何を味わったのか、トマソンからは何をみいだしたのか、

    この文章を読み、改めて考えたりしました。

    でも、それは、10月3日が終わったらにしよう。

    以下に、転載いたします。





    二人の旅

    飯田晃一は旅をしてきた。元藤アキ子から飛び立ち、あらゆる空間を駆け巡り、知らずうちにアクションの極致首くくり栲象、破壊の創造者ゼロ次元加藤好弘、狂気からの使者岡村洋次郎、伝説のアーティスト加藤公和、超芸術探査本部トマソン観測センターの飯村昭彦と関わってきた。ここには1950年代の岡本太郎、60年代の風倉匠、70年代の土方巽、80年代の前衛美術変遷、90年代の前衛映像動向が隠されている。つまり歴史を背負いながらも、自己に内在化させながらも、自らのスタンスを崩すことがない。それは模倣を目指す舞踏「家」というよりもむしろ、舞踏「者」と呼ぶべきであろう。飯田が原初體は変容するのではなく、見る者を節足動物に転化させる。飯田の舞踏は、そのような特徴を持つ。

    池田龍雄も旅を続けている。絵画・立体制作、「ASARAT橄欖環計画」、「梵天の塔」。「64枚の輪を、他の二本ある棒のどちらかに移す作業にとりかかるのです。ただしこの場合、一つの規則を守っていただかねばなりません。その規則というのは、輪を動かすのは一度に一枚だけ、そして、小さい輪の上に大きな輪を重ねてはいけないという実に単純なものです(「超時空「第四世界」に向かって」「美術手帖」1973年1月号)」。1973年1月に「梵天の塔」パフォーマンスを開始、凡そ5700億年後に終了し、その時この世は粉々に砕け雷鳴とともに消滅する。従って「梵天の塔」は、現代のパフォーマンスと位置づけることが出来る。それは池田自身の歴史を乗り越え、見る者を自己の原風景と未来に遭遇させるのだ。

    この二者が旅の途中で擦れ違う。それは対決でも対峙でもない、対等のパフォーマンスになる。この旅は何処に向かうのだろう。空間を超克し時間に到達する。その時間軸は現代か、過去か、未来か。時間概念を乗り越えて、何者になるのだろうか。それを「芸術」を呼ぶ以外の手立てを、私は知らない。総てはここから始まるのだ。既に、再び、創めて。

    (宮田徹也/日本近代美術思想史研究)






    東京バビロン ダンスセレクション 

    『ポンペイの落書き#03/FINAL』―私と一緒に踊ったことを憶えていて?

    公演名:「ある日、池田クンが」

    出 演:池田龍雄+飯田晃一

    開催日:2009年10月3日(土)開 場:19時00分 開 演:19時30分

    料 金:前売 2,500円 当日3,000円

    場 所:pit北/区域 東京都北区王子1-13-18不二泉ビルB1,2F tell 03-3927-5482

    御予約・お問い合わせ

    http://artbody-labo.net/CCP047.html

    ab_labo@hotmail.co.jp (藝術身体研究所事務局まで)



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