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開催終了宮嶋康彦 ギャラリー・トーク

詳細

2013年09月26日 15:46 更新

宮嶋康彦によるスライド映写を交えたギャラリー・トークと、宮嶋みほい(舞台女優)による短編小説『シベリア記』の朗読。
アコースティック・ギター伴奏 那須寛史

日 時 / 2013年10月4日(金) 19:00〜(当日は18:00閉廊)
参加費 / 2,000円

mailもしくはお電話にて要予約。


Siberia 1982
宮嶋康彦

三十一歳。初めての海外取材がシベリアであった。
シベリア鉄道で酷寒の地を行く旅にあこがれた。
当時は「日本人の起源」という命題に惹かれていた時期でもあった。
南方ルート、朝鮮半島の経由、そしてシベリアからの北方移入ルート。
中でも、元来、北国への憧憬が強かったせいで、北方ルートへの関心が高かった。
日本列島にたどり着いた古代人に会いに行こう…。
そんな思いの背中を押したのはチェホフだった。
彼の作品に『シベリア紀』というのがある。その冒頭の一文が私をシベリアに連れていってくれた。
チェホフその人と思われる主人公が、がたくり馬車を操る男に訊ねる。
「シベリアはどうしてこんなに寒いのかね」
「神のおぼしめしでさ」
1982年11月29日、新潟空港からハバロフスクに入った。
すでに冬が到来していた社会主義国家ソビエト連邦は、ブレジネフという指導者を亡くしたばかりであった。
KGB(ソ連国家保安委員会)による尾行、毎夜ホテルの部屋にかかってくる誘惑の電話、撮影フィルムの没収、困難を極めた撮影旅行だった。
それでも私は積極的に人々に声をかけた。かれらは、私が示す和露、露和辞典を熱心にのぞきこんだ。日本人の源流をたどる私に社会主義を樹立したレーニンの孫たちは、どこか、懐かしい表情をたたえてカメラの前に立ってくれた。




詳細はこちら
http://www.gallery-bauhaus.com/130920_miyajima.html

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  • 2013年10月04日 (金) 19:00
  • 東京都 gallery bauhaus
  • 2013年10月04日 (金) 締切
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参加者
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