mixiで趣味の話をしよう

mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティがあるよ
ログインもしくは登録をして同じ趣味の人と出会おう♪

開催終了ロバート・ノース写真展 『シャドウランド』

詳細

2012年02月04日 09:02 更新

こんにちは、リマインダーズプロジェクト後藤由美です。
現在、ロバート・ノース写真展『シャドウランド』展示のお手伝いをしています。
初日は午後5時から、24日まで開催しています。是非、みなさまお誘い合わせの上、お越し下さい。また、情報の転載、転送、ツイートやフェースブックなどでの拡散も是非ご協力下さい。

ロバート・ノース写真展『シャドウランド』
http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/nuclear/photo_exhibition/

「福島の村々を歩き回ると圧倒的な喪失感に襲われる。文化と伝統の喪失、地域社会と暮らしの喪失、人々の健康そして生命そのものの喪失である。」
ロバート・ノース、アントワネット・デ・ヨング――2012年1月アムステルダムにて

『シャドウランド』は、2011年3月11日の東日本大震災後に起きた福島第一原発事故によって影響を受けた、多くの人々の“喪失”を記録した写真展です。写真に映し出されているのは、一見するとよくある日本の原風景です。しかし見ているうちに「何かが変だ」ということに気づきます。そうです、人がいないのです。
ロバート・ノースとアントワネット・デ・ヨングは、東京電力福島第一原子力発電所で起きたメルトダウン(炉心溶融)による被害状況を自らの目で確認するため、2011年秋にグリーンピースとともに福島を訪れました。放射線は福島の土地、人々、動物のすべてにその影(シャドウ)を落としています。手入れされていた農地は荒れ、子供の遊び場やガソリンスタンドは放置されて雑草が生えています。放射能汚染が生活のすべてに影響を及ぼしたがために、人々の生活の場とも自然のままとも、どちらともいえない風景が広がっています。それぞれの作品は、そのような風景の中で彼らが目にした不気味な“美しさ”をとらえています。

作者のロバート・ノースとアントワネット・デ・ヨングは次のように語っています。
「今回の写真展は、文化と伝統の喪失、地域社会と暮らしの喪失、人々の健康そして生命そのものの喪失を表現したものです。何世紀にもわたって人々が営みを続けてきた村々は、今では人影もありません。住民は自然との調和がとれるようになるまで、ていねいに時間をかけて風景の中にとけこんできたのでしょう。家の建て方、 庭の作り、農家の作物の育て方や家畜の飼い方を見れば、自然に敬意をはらった暮らしぶりがうかがえます。しかし、そういったすべてのものが数カ月で壊れ始めていました。
福島第一原発で起きた事故は、発電所周辺の広い地域で住民の命と環境に深刻な影響を与えています。そして今、人間に代わって優位に立ち始めているのは自然です。早朝、サルが村の外れでエサを探し、イノシシが田畑を歩き回り、息をのむような美しい風景の上をツルが悠然と飛んでいます。そこにあるのは静寂です。道路を草がはい、庭の雑草は伸び放題で、扉や窓の塗料ははげ始めています。そうした村々を歩くと、 圧倒的な喪失感に襲われるのです。」
原子力とは何なのか。どう生きるべきか。今、私たちは自らの生活を見直す転換点に立っているのではないでしょうか。

ロバート・ノース写真展『シャドウランド』
日時:2月19日(日)〜24日(金)
*曜日によって開催時間と会場のフロアが異なります。下記ページからご確認下さい。
http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/nuclear/photo_exhibition/
会場:デザインフェスタギャラリー原宿EAST
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-2
TEL 03-3479-1442
無料

ロバート・ノースとアントワネット・デ・ヨングについて
- Robert Knoth & Antoinette de Jong -
オランダの写真家ロバート・ノースと、パートナーでドキュメンタリー制作者のアントワネット・デ・ヨングは、チェルノブイリ原子力発電所事故後20年目や25年目等の多くのプロジェクトで、グリーンピースと協力して作品を制作してきました。
2人は有害廃棄物、アフガニスタンのヘロイン取引、放射線による後遺症など社会的なテーマを美しくとらえた作品で、オランダ国内にとどまらず広く世界で知られています。
彼らの作品は、ロンドン、アムステルダム、モスクワ、シドニーなど世界各地で展示されてきただけでなく、ニューヨーク・タイムズ紙、デア・シュピーゲル誌、ガーディアン紙、ナショナル・ジオグラフィック誌など一流メディアにも取り上げられました。
繊細でありながらも硬派なドキュメンタリースタイルの作品が認められ、世界報道写真展(2006)、PDN Awards、Dutch Silver Cameraなどの賞を受賞しています。


グリーンピースについて
グリーンピースはオランダに本部を置き、日本を含めた40カ国以上の国と地域に事務局をもつ国際環境NGOです。環境保護を願う市民の立場で利害関係に左右されない活動をするため、政府や企業からの資金援助を一切受けず、世界280万人、日本5,000人の個人会員の寄付で支えられています。
グリーンピースは、福島第一原子力発電所事故が起きた直後の3月末から放射線調査チームを結成し、福島周辺で放射能汚染の実態調査を行ってきました。同時に、食品、特に魚介類の放射能検査を行い、公正で透明性の高い情報と分析を提供することで市民の健康や周辺環境を守ることを目的に活動してきました。
グリーンピースは、世界中の原子力発電所の速やかな段階的廃止および新設中止、そして停止中の原子炉の再稼働停止を呼びかけると同時に、人も環境も傷つけない自然エネルギーの必要性も広くはたらきかけています。

主催 国際環境NGOグリーンピース・ジャパン
〒160-0023
東京都新宿区西新宿 8-13-11 NFビル2F
電話:03-5338-9800、Fax:03-5338-9817
http://www.greenpeace.org/japan

後藤由美

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!
  • 2012年02月19日 (日) (日)〜24日(金)
  • 東京都 デザインフェスタギャラリー原宿EAST
  • 2012年02月19日 (日) 締切
  • イベントに参加する
  • 気になる!
参加者
1人