私たちは、平成19年から障がいのある人もない人も混ざりあい、お互いに理解しながら助けあって生きてゆける社会をめざし、月に一度多様なる人々が集まって対話をするサロンを展開してきました。それは〈こころの縁側〉を育む活動でもありました。家の内側と外側とをやわらかにつなぐ空間。地域の人々が何気なく集い、コミュニケーションを図ったり、共に喜び、楽しさを分かちあう開かれた場。現代の住宅事情から消えてしまったそんな空間を、まちの中に広げて行こう。それが私たち、まちの縁側育くみ隊の原点であり、社会的ミッションでもあります。しかしながら〈縁側〉そのものが消えて久しい昨今、言葉としての〈縁側〉を知らず、イメージ出来ない人々が増えているのも確かでしょう。悩ましい問題や痛ましい事件が頻発しているこの社会情勢にあって、いま一度〈まちの縁側〉とは何なのか？　まちの縁側が果たす役割、様々な形態等々、ＮＰＯ法人まちの縁側育くみ隊の代表理事・延藤安弘氏から講演をいただいた後、参加者ひとりひとりの理想の縁側像を語りあうワークショップを展開してゆきます。

日時：平成28年2月14日（日）13:00〜16:30
会場：ブラザーコミュニケーションスペース
　　　　〒467-0851　名古屋市瑞穂区塩入町5番15号
ゲスト：延藤安弘氏（ＮＰＯ法人まちの縁側育くみ隊　代表理事）
参加費：1,000円（飲み物付き）
内容：　・ジネンカフェ100回を振り返って
　　　　・延藤安弘氏『世界の縁側めぐり』幻燈講演会
　　　　・ワークショップーあなたにとっての理想の縁側を語ろうー
定員：７０名
主催・共催：ＮＰＯ法人まちの縁側育くみ隊／ＮＰＯ法人くれよんＢＯＸ
後援：愛知県、愛知県教育委員会、名古屋市、名古屋市教育委員会、
愛知県社会福祉協議会、名古屋市社会福祉協議会（予定）
協力：ブラザー工業株式会社（会場提供）

ゲストプロフィール
延藤　安弘（えんどう　やすひろ）
1940年、レンゲ畑ひろがる大阪に生まれる。幼いころから絵本好き。
北海道大学工学部建築工学科卒業、京都大学大学院建築学専攻（修士課程）修了。熊本大学教授、千葉大学教授、愛知産業大学教授、国立台湾大学客員教授等を経て、現在、ＮＰＯ法人まちの縁側育くみ隊代表理事。
京都のコーポラティブ住宅ユーコート、熊本のもやい住宅Ｍポート、神戸の真野地区まち育て、世田谷のまち育て、千葉・高知・長野・北海道・中部圏等、全国各地の住民主体のまち育てにかかわってきており、まちの縁側活動が各地で育ってきている。現在名古屋都心錦二丁目長者町地区で、「まちの会所」世話人代表として、コミュニティデザインにかかわっている。『まち再生の術語集』（岩波書店）『こんなまちに住みたいナ−絵本が育む暮らし・まちづくりの発想』（晶文社）等著書多数。

ブラザーコミュニケーションスペースへのアクセス
・名鉄名古屋本線（岡崎・豊橋方面）「堀田駅」下車。徒歩2分 EV有り（前日までに予約必要）
・JR東海道本線または中央本線「金山駅」にて、名鉄名古屋本線（岡崎・豊橋方面）に乗り換え「堀田駅」下車。徒歩2分　名鉄と共用EV有り
・地下鉄名城線「堀田駅」下車1番出口。徒歩3分　EV有り

お問い合わせ／お申し込み先
TEL:052-733-5955（くれよんＢＯＸ）
FAX:052-733-5956（くれよんＢＯＸ）
E-mail:jinencafe@yahoo.co.jp（ジネンカフェ代表アドレス）