全体企画・主催: 【米国】 Dance Theater Workshop/ Japan Society / MassMoCA 【日本】 NPO法人Japan Contemporary Dance Network(JCDN)
助成:財団法人セゾン文化財団+EU・ジャパンフェスト日本委員会(共同支援事業として) / アサヒビール芸術文化財団 / Japan Foundation
プロジェクト全体のスケジュール: Kyoto 3/16−22 Okinawa 3/23−29 Boston 4/18-26 N.Y. 4/26-5/2
◆参加アーティスト プロフィール From America Kyle Abraham/カイル・エイブラハム (ニューヨーク) ペンシルバニア州・ピッツバーグ出身。ニューヨーク大学で修士号を取得後、ビル・T・ジョーンズ/アーニー・ゼーン ダンスカンパニーをはじめ、数々の名門ダンスカンパニーの作品に出演。 自身の振付作品も国内外で広く紹介され数々の賞に輝く。現在は自身のカンパニーAbraham in Motion を立ち上げ、ディレクター・振付家として活動を展開。ファッションや現代美術までをも含んだ、現代社会に対する分析的なアプローチを、確かなムーブメントで実現させる期待の作家である。
From Japan きたまり/Kitamari (京都) 舞踏家・由良部正美の元で踊り始めた後、01年から05年まで「千日前青空ダンス倶楽部」のダンサーとして国内外の公演に参加。03年大学在学中、「KIKIKIKIKIKI」を設立。主な作品に「サカリバ007」。以後すべての作品で振付・演出を手がける。又、ダンサーとしても、黒沢美香、Kim Won等の作品で意欲的に踊っている。近年は音楽家との共同製作やライブ・セッションも数多く、精力的に活動を展開している。08年トヨタコレオグラフィーアワード「オーディエンス賞」受賞。
Kyle Abraham 今日のヒップホップ界をリードするKanye WestやPharrell Williamsをみると、彼らが日本の流行のファッションや、現代アーティストに非常に大きな影響を受けていることが分かる。この流行が彼らのつくる音楽の中に流れ込み、独自のスタイルの音楽として出来上がる。“都会の意識の流れ”に影響を受けやすい、アメリカ黒人振付家としての視点を持つ私は、ヒップホップと日本の現代文化との関連性について、特に両国の文化史に注目しアートと社会について話し合える機会に興奮しています。今回はリサーチ、対話、そして発展に焦点を当て、今後の振付家としての活動において、作品のコンセプトをもっと深く掘り下げて考える機会にしたいです。この日米振付家交換レジデンシープロジェクトはこれを可能にしてくれるでしょう。