演奏者プロフィール Steve Oda(サロード) カナダ生まれの日系サロード奏者。サンラファエル在住。 7歳からスライドギター、ジャズギターを学ぶ。 1971年Ustad Ashish Khanに師事した後、1973年からAshishの父であり伝説的な音楽家Maestro Ali Akbar Khanの弟子に。1998年Ali Akbar音楽大学のエクゼクティブプロデューサーとして、2年間勤務。 Ali Akbar Khan、Pt.Sharda Sahai、Ustad Aashish Khan、Pt.Anindo Chatterjeeを含む、多くの著名な音楽家のツアーに同行している。 彼の演奏活動は北アメリカに留まらず、スペイン、フランス、スウェーデン、オーストラリアなどに広がり、最近ではニュージーランドを大成功に収めた。 また一昨年は日本に初来日し、県内では魚沼市小出郷文化会館で演奏。多くの聴衆を魅了した。 アルバム「Inovocation」(Tala Records、2006)リリースも記録的で、北インドの美しい音楽を発信し続けている、代表的な音楽家である。
U-zhaan(タブラ) ーラをV.Selva Ganesh氏に学ぶ。 毎年インドと日本を行き来し、インド古典音楽の魅力を追求する一方、ASA-CHANG&巡礼などのユニットに参加しタブラの可能性を探る。 2002年に発表された「junray song chang」はイギリスleafのベストセリングCDとなり、WIRE誌のベスト4アルバムに選出される。FUJI ROCK FESTIVALには7年出場を果たしている。最新CD「影の無いヒト」には坂本龍一らも参加。 演奏活動は幅広いが、インド古典音楽演奏では彼の真骨頂が味わえ、日本人離れしたリズムセンスと圧倒的なパフォーマンスには見るものを釘付けにする。 2004年にはインド ラニガンジでタブラソロ公演を行い、現地メディアからも絶賛された。
寺原太郎(バーンスリー) 1991年、インドの人間国宝、Pt.Hariprasad Chaurasiaの来日公演に衝撃を受け、バーンスリー奏者中川博志氏に入門。翌年、渡印し、直接Pt.Hariprasad Chaurasiaのレッスンを受ける。1997年よりインド音楽への理解をさらに深めるため、シタールの巨匠Pt.Nikhil Banerjeeの弟子であるAmit Roy氏に師事。2006年4月、師Amit Royとともに、世界的なタブラ奏者Pt.Anindo Chatterjeeを招聘し開催したコンサート「銀の旋律」 ではインド古典音楽の深い理解に基づく、情緒的でかつダイナミックな演奏で、各方面より高い評価を受けた。 CD「Air」(NADA RECORD,2005)「Mist」(2006)ではPt.Anindo Chatterjeeと共演。 日本全国で精力的にインド古典音楽の演奏活動を行う一方、インド舞踊やガムラン、邦楽、ジャズなどとのコラボレーションも行う。2年連続でオーストラリア最大の音楽フェスティバルWoodford Folk Festival に出演。2007年5月、坂本龍一プロデュース「ロハスクラシックコンサート2007」に出演。2008年、インドのマディアプラディーシュ州マイハルで開催された「アラウッディーン・カーン音楽祭」に出演(タブラ:U-zhaan)。自らの属すマイハル流派の総本山で、外国人演奏者としては初の出演を果たし、好評を博す。