第37回アルジェント研究会　ジャンル論と作家主義のはざまで

　いよいよ2015年も終わろうとしています。年内ぎりぎりの12月26日（土）にアルジェント研究会と忘年会を行います。年末のお忙しいなか、また帰省する方も多いとは思いますが、ご都合の付く方はぜひダリオ・アルジェントと映画の話題で盛り上がりながら今年を締めくくりましょう。
　ダリオ・アルジェントはかつて、イタリアのヒッチコックというキャッチフレーズでプロモーションされてきました。『サスペリアPART2』『サスペリア』の商業的な成功を経て、アルジェントはホラー映画の鬼才としての地位を確立しました。75歳となった今では、ホラーの巨匠という名を欲しいままにしています。
　それでは、アルジェントの映画は、ホラーというジャンルのなかで語られるべきなのでしょうか。それともダリオ・アルジェントという一人の作家として、語られるべきなのでしょうか。あるいは、それ以外の語られ方があるのでしょうか。今回のアルジェント研究会では、映画研究におけるダリオ・アルジェントとの立ち位置というものを考えていきます。（今回は午前中のみ、2007年12月以来8年ぶりに第2回初体験映画研究会を開催します。ご興味のない方は午後1時からご参加下さい。イタリアの初体験映画のクライマックスシーンを中心に、その真髄を振り返っていきます。）

アルジェント研究会10:30〜16:30
１　第２回初体験映画研究会（午前中）
２　アルジェントの映画は本当にねばちっこくなくなったのか。
３　ジャンル論と作家主義のはざまで
４　研究会参加者によるダリオ・アルジェントの魅力についての映像収録
５　アルジェントに関するドキュメンタリー映画製作に関する企画討論（今回は、一定のテーマに沿った自由発言の時間も設けています。発言は強制いたしませんので、お気軽にご参加下さい）

会費：2000円（会場費、機材費等に充当します。当日支払）

会場：カメリアプラザ（江東区亀戸文化センター）6階第3研修室（東京都江東区亀戸2-19-1）　JR亀戸駅すぐそば
定員：40名

忘年会　17:00〜
近隣の居酒屋で忘年会を行います。事前予約はしませんので、研究会終了後、当日の参加希望者の人数に応じて店を選定します。
会費：割り勘制（当日の盛り上がり状況により変化します）

以下のページからお申し込みください。
http://kokucheese.com/event/index/359672/